名鉄犬山線布袋駅の下り線が高架化してから約3か月が経過しました。現在仮駅舎の撤去、そして留置線の構築が進んでいます。
工事はどの程度進んだでしょうか。
それを確かめるため、2020年9月14日に布袋駅周辺工事の進捗状況を現地取材して来ました。鉄道側・道路側共に変化がありましたので、レポートします。
事業概要
事業の概要については、以下の記事に記載しておりますので、クリックしてご覧ください。
現地の状況
実際に現地に行って線路切り替え後の様子を確認して参りました。色々変化点があったので、工事が進捗していることを実感しました。
駅西側・留置線整備状況
現在の西口側駅部の整備状況です。レールやホームなど鉄道設備が全て撤去され留置線の整備が開始されました。
留置線を整備する部分の用地をカラーコーン・バーで確保していました。一部では高架橋を構築するための土台作りが始まっています。
工事柵の所々にアクリル製の部分があり、上の画像のように敷地内を見ることが出来ます。ここから仮駅舎が撤去されたことが分かります。
仮駅時代に構内踏切だった所から見た留置線整備部分の様子です。影が覆っていて分かりづらいですが、仮駅舎が完全に撤去され、鉄くずの山が出来ているのが分かります。
西口
次は西口の様子を紹介します。駅前広場は特に変化はありません。
仮駅舎は撤去され、白い柵で工事ヤードを囲むようになりました。
仮駅時代に構内踏切だった所から江南方は、架線柱がなくなり、残りはバラストと速度制限標識のみとなりました。
石仏9号踏切
下の画像は国土地理院Webサイト「地理院地図Vector(試験公開)」で公開されている「標準地図」に加筆したものです。なお上の画像以外にも地理院地図Vectorより引用+加筆したものがありますが、以降の画像では説明は省きます。下の青い星マークのある所が布袋9号踏切です。事業区間のなかで最南端の踏切になります。布袋9号踏切は開通後から特に変化はありません。
石仏12号踏切
石仏13号踏切(北尾張中央道交差部)
北尾張中央道との交差部である石仏13号踏切です。
布袋13号踏切です。仮ではありますが、道路柵が新たに設置されました。
上の画像が江南方、下の画像が名古屋方です。まだバラストは取り払われていません。
歩道橋からの様子です。平日の夕方なので、一宮方面への帰宅ラッシュで渋滞しています。
石仏14号踏切
上の画像が江南方、下の画像が名古屋方です。特に変化はありません。
江南方は留置線整備等あるため2022年3月18日まで工事がありますが、名古屋方は特に特別な工程はないため2021年2月28日までとなっています。
布袋1号踏切
布袋1号踏切は布袋駅からすぐ北にあります。レールが無くなり、きれいに舗装されました。
上の画像が江南方、下の画像が名古屋方です。架線柱がなくなり、残りはバラストのみとなりました。
布袋2号踏切
布袋2号踏切は除却対象踏切の中で最も北にあります。交差部のレールが剥がされ、きれいに舗装されました。
上の画像が江南方、下の画像が名古屋方です。こちらも布袋1号踏切と同様、架線柱がなくなり、残りはバラストのみとなりました。
北尾張中央道拡幅工事
次に道路側の工事の様子を紹介していきます。鉄道側の高架化完了後、道路側でも変化が現れ始めました。
犬山線よりすぐ東側の様子です。4車線化のための工事が始まっています。
名鉄犬山線付近以外でも、このように工事のための柵が建てられ始めています。
工事は令和2年9月30日までとなっています。この日までに工事が完了するようには見えませんが、期待して待ちましょう。
まとめ
布袋駅の高架化から3か月が経過して、鉄道側・道路側共に変化がありました。特に北尾張中央道の4車線化はこれから利用者に影響のある変化なのでとても楽しみです。
布袋駅周辺高架化工事の動画版(youtube)
その他の取材日
参考文献
国土交通省国土地理院
https://www.gsi.go.jp/top.html
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