2023年度のJR東海飯田線の夜間留置状況まとめ!所感を語る!

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JR東海

JR飯田線の2023年度夜間留置まとめ!2024年1月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!

夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)

JR飯田線は、愛知県の豊橋から長野県の辰野までを結ぶ鉄道路線です。起点の豊橋側では本長篠付近まで豊橋都市圏への通勤・通学路線の性格を持っていますが、本長篠からは一気に山間部に突入し、静岡県を経由しつつ長野県の天竜峡まで完全な山越えとなります。

山間部の区間は、非常に険しい所を多数のトンネルで超えていくため、乗車していると「よくぞこんな所に電化路線を建設した」と驚嘆するような山深い所を低速で通過していきます。飯田線には大小138のトンネルが存在しますが、特に平岡~天竜峡間の22.4kmに約半数の68本が集中しています。

天竜峡以北は伊那盆地と呼ばれる長野県南部の平野部を南北に貫いており、盆地の北限である辰野までJR東海の路線として運営されています。この区間では本長篠~天竜峡間の山越え区間から再び利用者の多い地域輸送路線へと性格が戻ります。

運行される列車は普通列車が殆どですが、ごくわずかに山越え区間で快速列車特急列車が運行されています。特急列車については「伊那路」という名前を冠して静岡所属の373系が使用されます。

またJR東日本所属の211系が同線の飯田までに乗り入れています。そのため、JR東海とJR東日本の間の線路使用料・車両使用料の調整が同線で行われています

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運行系統ごとの運用状況

本記事では大垣車両区に所属する電車のうち、飯田線に運用される列車のみを取り上げます。

大垣(2023年)飯田線乗り入れ分のみ

大垣213系2両14本(13運用
大垣+1本、豊橋1本、新城1本、中部天竜4本、平岡2本、駒ヶ根1本、伊那松島3本、上諏訪1本
大垣313系3000代2両16本(13運用
大垣1+3本、豊橋2本、新城3本、本長篠1本、中部天竜2本、飯田2本、駒ヶ根2本
大垣313系1700代3両3本(2運用
天竜峡2本
豊橋到着時に車両取替の場合アリ。
静岡373系F3両14本(13運用
沼津2本、静岡2+1本、浜松4本、豊橋2本、南甲府2本、駒ヶ根1本
長野211系3両36本(33運用
大月3本、塩山1本、甲府8本、小淵沢2本、上諏訪6本、辰野1本、飯田1本、松本7本、長野1+3本、信濃大町3本

所感

飯田線ではJR東海からは213系313系の2車種が運行されています。313系はローカル線に対応した装備を備えた車両のみ入線しており、それ以外の列車は原則として入線しません。

他にも飯田線には3両編成の運用が存在し、JR東海313系JR東日本211系で運行されています。この運行を2+2両の4両に変更することは出来ません

なぜなら、飯田線の中部天竜以北の普通列車のみ停車する駅のうち、ホームの長さが3両分しかない駅がいくつか存在するからです。

個人的に3両での運行は、2両に短縮することが無い限り、JR東日本の車両が全て担当すべきだと思います。JR東日本側が今後も3両での運行が必要かどうかは分かりませんが、JR東海側の3両での運用を排除できれば、運用を整理して合理化ができます

あとは特急伊那路を新型車両導入と同時に2両に短縮しても良いでしょう。特急ふじかわもそうですが、3両が必要なほど日常的な利用者が多くない印象です。特急伊那路は2両2往復を定期運用とし、利用者が多い期間だけ2両1往復を臨時運用として追加する体系で良いのではないでしょうか。

とりあえずは315系の導入によって、213系の引退が決定しています。撮影はお早めに。

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駅ごとの夜間留置状況

本記事ではJR飯田線と参考として中央本線の上諏訪~辰野間の留置状況も記載します。

飯田線・中央本線(上諏訪~辰野)

上諏訪(合計留置両数:2両1本+3両6本=20両
長野211系3両6本
大垣213系2両1本

車庫(留置線40両+入替線6両)
245m12両1本
285m14両2本
入替線125m6両1本

下諏訪
夜間留置設定なし

岡谷
夜間留置設定なし

側線:425m21両1本

辰野
長野211系3両1本

側線:305m15両1本
引き上げ線:85m4両1本(途中に踏切があり、夜間留置出来ない)
車庫
205m10両1本
225m11両1本
245m12両2本
その他非電化線が何本かある。

伊那新町
夜間留置設定なし

伊那松島
大垣213系2両3本

車庫
45m2両1本
65m3両2本(建屋は25m1両分)
85m4両1本
105m5両1本
125m6両1本

伊那北
夜間留置設定なし

駒ヶ根
大垣213系2両1本
大垣313系2両2本
大垣373系F3両1本

側線:65m3両1本、85m4両1本

伊那福岡
夜間留置設定なし

伊那本郷
夜間留置設定なし

七久保
夜間留置設定なし

大沢信号場
夜間留置設定なし

市田
夜間留置設定なし

飯田
大垣313系2両2本
長野211系3両1本

側線:105m5両2本、165m8両1本

伊那八幡
夜間留置設定なし

天竜峡
大垣313系3両2本

引き上げ線:85m4両3本

門島
夜間留置設定なし

平岡
大垣213系2両2本

側線:125m6両1本

水窪
夜間留置設定なし

側線:125m6両1本

中部天竜
大垣213系2両4本
大垣313系2両2本

側線:105m5両1本、125m6両2本
引き上げ線:105m5両1本

三河川合
夜間留置設定なし

側線:205m10両1本

本長篠
大垣313系2両1本

側線:85m4両1本

大海
夜間留置設定なし

新城
大垣213系2両1本
大垣313系2両3本

側線:85m4両1本

長山
夜間留置設定なし

豊川
夜間留置設定なし

電化側線:265m13両1本
非電化側線:265m13両1本

牛久保
夜間留置設定なし

豊橋(合計留置両数:2両4本+3両7本+4両6本+6両2本+8両3本=89両
大垣313系8両3本
大垣313系6両2本
大垣313系4両3本
大垣311系4両3本
大垣213系2両1本
大垣313系2両2本
静岡211系LL3両1本
静岡211系SS3両1本
静岡313系W2両1本
静岡313系T3両2本
静岡313系S3両1本
静岡373系F3両2本

上り引き上げ線:125m6両1本、265m13両3本
西側車庫(車庫収容力:留置線113両+入替線9両)
125m6両1本
185m9両2本
205m10両2本(東京方進出可)
205m10両1本(天浜線ホーム)
245m12両1本
265m13両1本(天浜線ホーム)
305m15両1本(東京方進出可)
385m19両1本(東京方進出可)
入替線185m9両1本
豊橋運輸区(車庫収容力:留置線24両+検査線13両)
85m4両3本
125m6両2本
検査線105m5両1本(建屋は85m4両分)
検査線165m8両1本(建屋は85m4両分)

所感

飯田線で使用される車両の夜間留置状況を見ると、まず主要駅以外では全く夜間留置がないことが分かります。そして、JR東日本管内の上諏訪にJR東海車が1本、JR東海管内の飯田にJR東日本車が1本夜間留置を行っています。

3両編成の運用を全てJR東日本車に統一するとなると、JR東海管内での夜間留置が増えるでしょうから、JR東海側の313系のJR東日本管内留置も増えるでしょう。JR東日本側が3両3本JR東海側が2両4本が外泊運用となるでしょうか。

また、特急伊那路に使われる373系が駒ヶ根で夜間留置しており、朝ラッシュの普通運用に就いています。373系が経年劣化により置き換わる場合は、後継車が普通運用に就くことはないと考えられるので、この運用分だけ313系の運用を増やす必要があります。

最終的な飯田線での313系2両の運用は27運用となるでしょう。飯田線で3両の運用が必要ない場合はさらに運用数が増えると考えられます。

まとめ

ということでJR飯田線の夜間留置状況でした。

2024年3月のダイヤ改正では、飯田線内の変更は小規模でした。使用車両が変わるなどの変化があるかは今後の運用調査で分かることなので、分かり次第追って記事にまとめたいと思います。

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