2022年度のJR東海の美濃太田車両区の夜間留置状況まとめ!

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JR東海

JR高山本線(岐阜~猪谷)・JR太多線の2022年度夜間留置まとめ!2024年1月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!

夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)

JR高山本線は岐阜県の岐阜から富山県の富山までを結ぶ鉄道路線です。途中の猪谷で管轄会社が異なり、以南はJR東海以北はJR西日本が管理しています。

飛騨高地の山間を縫って岐阜市と富山市を結んでいますが、途中の下呂温泉高山市飛騨市への観光路線としても機能しています。そのため、同線には2022年よりデビューしたHC85系が特急ひだとして運行されています。

JR太多線は岐阜県の多治見から美濃太田までを結ぶ鉄道路線です。中央本線と高山本線のバイパス路線として機能し、通勤通学路線として多くの利用者が居ることから、ラッシュ時間帯は設備をフル活用したネットダイヤが組まれています

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運行系統ごとの夜間留置状況

本記事では美濃太田車両区に所属する列車と名古屋車両区のHC85系のみを取り上げます。

美濃太田(2022年)

美濃太田キハ25形2両13本(12運用
美濃太田6+1本、高山4本、猪谷2本

美濃太田キハ75形2両4運用
美濃太田4本

美濃太田キハ75形3両4運用
美濃太田4本
キハ75形合計:20+4両

美濃太田に対する所感

まず美濃太田車両区については、2023年度のデータが無かったため、2022年のデータを参照しています。2023年3月のダイヤ改正では高山本線の運用が変化していますので、一部の編成の夜間留置設定が現在とは異なっているかもしれません。ご了承ください。

美濃太田車両区には、高山本線と太多線で運用される普通気動車が管理されています。1990年代に製造されたキハ75形と2010年代に製造されたキハ25形が存在し、キハ25形は2両固定で運用される一方、キハ75形については1両単位で組成変更可能なため、最大3両で運用されます。

稼働状況については、キハ25形の方は予備が1本しかなく、豪雪地帯を通るにしては少ない印象です。逆にキハ75形については、運用に余裕があります

今後キハ75形については、2030年ごろに車両置き換えが考えられます。美濃太田車両区の運用には3両が存在するため、車両が転用された際に3両の運転が継続されるかが注目されます。

特に太多線は、先述の通り設備をフル活用したネットダイヤが組まれているため、これ以上列車増発は出来ません。2両に減車するのか、2両+2両の4両に増車するのか車両置き換え時に需要動向で決まるでしょう。

名古屋(2023年)HC85系のみ

名古屋HC85系2両10本(9運用
笹島信号場4+1本、宮原1本、富山貨物2本、新宮2本
名古屋HC85系4両Gあり8本(7運用
笹島信号場4+1本、高山3本
名古屋HC85系4両Gなし4本(0運用
笹島信号場+4本
Gなし4両は定期運用が無いため、Gなし2両を含め需要に応じて都度留置本数が変化すると考えられる。

名古屋に対する所感

本記事では名古屋車両区に所属する列車のうち、特急列車のHC85系のみ取り上げます。HC85系は特急ひだの他に、紀勢本線を走行する特急南紀にも使用されており、グリーン車付きの4両以外は特急南紀と共通運用となっていると考えられます。

グリーン車を連結していない2両と4両は、定期運用で9運用存在し、需要に合わせて都度両数を変更していると考えられます。グリーン車付きの4両は8本・7運用・予備1本となっており、定期運用は全て特急ひだで運行されます。

HC85系の先代のキハ85形では、特急南紀でも5両以上の運行が存在しました。しかしHC85系に更新後は、運転両数が2の倍数に限られるため、最大4両に変更されています。

一方で特急ひだについては、海外からのインバウンド需要の影響か、10両での運転が継続しています。大阪への直通運転も岐阜での分割併合も継続しており、夜間留置設定にJR西日本管内の宮原や富山が存在しています。

今後の注目点は製造した車両数で今後の利用客を捌き切れるかという所でしょうか。キハ85形は80両で運用されていたの対して、HC85系は68両しか製造されていません。

JR東海の労組資料によると、日によって立ち客が発生しているようで、製造両数が適正だったかが問われています。キハ85形と比べてHC85系は12両少ないので、今後HC85系が追加増備されることに期待ですね。

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駅ごとの夜間留置状況

本記事ではJR高山本線(岐阜~猪谷)・JR太多線の留置状況を記載します。

JR高山本線・JR太多線

岐阜
夜間留置設定なし

米原方引き上げ線:85m4両1本、105m5両1本

蘇原
夜間留置設定なし

鵜沼
夜間留置設定なし

美濃太田(合計留置両数:1両24本+2両7本=38両
美濃太田キハ25形2両6+1本
美濃太田キハ75形2両4本
美濃太田キハ75形3両4本

キハ75形合計:20+4両
キハ75形は片運転台車両だが、1両単位での組成が可能なため、車庫で都度組成を組み替えて運用している。
中線:305m15両1本
転車台に繋がる側線:405m20両1本
側線:265m13両1本
岐阜方引き上げ線:105m5両2本
車庫(車庫収容力:留置線196両+検査線58両+入替線13両)
45m2両2本
65m3両1本
85m4両2本
125m6両4本
165m8両1本
185m9両2本
205m10両1本
245m12両3本
265m13両3本
285m14両2本
365m18両1本
検査線165m8両2本(建屋は65m2両分)
検査線165m8両2本(建屋は145m7両分)
検査線265m13両2本(建屋は125m6両分)
入替線265m13両1本

可児
夜間留置設定なし

多治見
夜間留置設定なし

側線:105m5両1本、305m15両2本
中線:525m26両1本
塩尻方引き上げ線:105m5両1本

中川辺
夜間留置設定なし

下麻生
夜間留置設定なし

白川口
夜間留置設定なし

飛騨金山
夜間留置設定なし

側線:145m7両1本、225m11両1本

少ヶ野信号場
夜間留置設定なし

下呂
夜間留置設定なし

2023年ダイヤ改正より美濃太田キハ25形2両1本が高山より移設されたかも。

禅昌寺
夜間留置設定なし

飛騨萩原
夜間留置設定なし

飛騨小坂
夜間留置設定なし


夜間留置設定なし

久々野
夜間留置設定なし

高山
美濃太田キハ25形2両4本
名古屋HC85系4両Gあり3本

その他、HC85系はGなし車両が需要に応じて都度留置本数が変化すると考えられる。
2023年ダイヤ改正より美濃太田キハ25形2両1本が下呂へ移設されたかも。
引き上げ線:105m5両1本
東側側線:185m9両1本
中線:305m15両1本
車庫(車庫収容力:留置線62両)
65m3両1本
85m4両2本
105m5両1本
125m6両1本
145m7両1本
145m7両2本(建屋は25m1両分)
185m9両1本
205m10両2本

飛騨古川
夜間留置設定なし

飛騨細江
夜間留置設定なし

坂上
夜間留置設定なし

側線:65m3両1本

杉原
夜間留置設定なし

猪谷
美濃太田キハ25形2両2本
富山キハ120形1両4本

側線:85m4両1本、125m6両1本、325m16両1本

所感

JR高山本線・JR太多線の夜間留置設定は、JR東海管内では美濃太田・高山・猪谷しか存在しません。路線の端点である岐阜や多治見にも夜間留置設定はなく、基本的に美濃太田からの送り込みとなります。

2023年3月のダイヤ改正では特急列車の使用車両がHC85系に統一されたため、高山本線のダイヤに変化がありました。この際、普通列車は早朝の高山発が下呂発に、深夜の高山行きが下呂行きに短縮されました。

そのため2023年度からは下呂にキハ25形2両が1本夜間留置設定が新規設定されているかもしれません。ここについては、私自身未確認のため、情報が不正確となっていることをご了承ください。

ともかく、高山本線は雪深い地域の路線のため、トラブル防止のために主要駅以外で夜間留置設定はありません。早朝の白川口始発や下麻生始発についても美濃太田から送り込んでいます。

まとめ

ということでJR高山本線(岐阜~猪谷)・JR太多線の夜間留置状況でした。

高山本線は200kmを超える長大路線ですが、夜間留置場所は限られていることが良く分かりました。今後は各列車の利用状況を踏まえ、どのように車両運用が行われるかに注目ですね。

参考資料

ミオ・ポータル
http://miok407525.starfree.jp/unyo/index.html

HC85系の動き 配置および編成・運用の移り変わり 名古屋
https://www5.big.or.jp/~hagi/rail/lexp/jrc/hc85_nako.html

列車番号 T-TAKE
https://t-take.com/

tc205-37のブログ
https://ameblo.jp/tc205-37/

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