名鉄瀬戸線の喜多山駅高架化工事を現地取材!2021年6月26日

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名鉄

名鉄瀬戸線の喜多山駅周辺では、現在高架化工事が進められています。

名鉄瀬戸線は喜多山駅周辺で名古屋環状2号線という大幹線と交差しています。名古屋環状2号線は、名二環と呼ばれる専用部と、国道302号線と呼ばれる一般部の2層構造となっています。

そんな名古屋環状2号線ですが、一般部の国道302号線が名鉄瀬戸線と平面交差しています。国道302号線は交通量が多いため、踏切を先頭に長い渋滞となっており、早急の問題解消が求められています。

本記事は、2021年6月26日現在の工事の状況をまとめたレポートです。

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事業概要とダイヤ予想

事業の概要とダイヤ予想を以下の記事に記載しておりますので、是非クリックしてご覧ください!

事業概要

名鉄瀬戸線喜多山駅高架化の概要まとめ!待避線も増設されます!
名鉄瀬戸線の喜多山駅周辺では、現在高架化工事が進められています。名鉄瀬戸線は喜多山駅周辺で名古屋第2環状線の一般部の国道302号線と平面交差しています。本記事では喜多山駅高架化工事の取材に当たり、高架化工事事業の概要をまとめます。

ダイヤ予想

名鉄瀬戸線の喜多山駅高架化後のダイヤはどうなる?予想してみた!
名鉄瀬戸線では、現在喜多山駅周辺で高架化事業が実施されています。その高架化事業により線路設備が改良され、それによって鉄道ダイヤにも変化が生じると考えられます。本記事では喜多山駅高架化後のダイヤを予想してみました。

現地の状況

喜多山4号踏切

下の画像は国土地理院Webサイト「地理院地図Vector(試験公開)」で公開されている「標準地図」に加筆したものです。なお下の画像以外にも地理院地図Vectorより引用+加筆したものがありますが、以降の画像ではこの説明を省きます。喜多山駅の高架化工事はこの喜多山4号踏切の西側から始まります。喜多山4号踏切のすぐ東側には、上の画像の通り大森・金城学院前駅があります。

踏切から尾張瀬戸側の高架線アプローチ部が見えます。橋台までの構築が完了し、高架線以降後のイメージが掴めるまでになってきました。

喜多山3号踏切

高架線として登っていく最中に喜多山3号踏切があります。高架橋の高さがまだ高くないため、2.4mの高さ制限がついています。

栄町方の様子です。高架橋をさらに北側に建設するため、鉄骨がコンクリート橋からむき出しになっています。

南側から見た高架橋の様子です。高架橋部分は完成しているのが分かります。

喜多山2号踏切(国道302号線交差部)

喜多山駅高架化事業の本丸である国道302号線との交差部、喜多山2号踏切です。多数の車が行き交っています。

現在は道路側が片側1車線・計2車線しかありませんが、立体交差化完了後、片側2車線・計4車線に拡張予定です。そのためこの道路をパスするために架けられた鉄橋もかなりスパンが長いものとなっています。

上が栄町方、下が尾張瀬戸方の様子です。踏切より栄町方にはすぐ近くに喜多山駅があり、踏切からホームが見えます。

車から見た踏切の様子です。上が上社方面、下が勝川方面の様子になります。

小幡7号踏切(喜多山駅のすぐ西側)

小幡7号踏切は、喜多山駅のすぐ西側にあり、この踏切でまたぐ道路に喜多山駅の現駅舎が建っています。この道路の上をまたぐ橋についても、将来の道路拡幅を見越してスパンが長くなっています。

上が栄町方、下が尾張瀬戸方の様子です。ここも下り線拡張のために一部鉄骨がむき出しになっています。

尾張瀬戸方にはすぐ近くに喜多山駅があります。喜多山駅の1番線には列車が1本留置されています。

高架下には空間があります。喜多山駅は急行停車駅なので、高架下を商店などに活用できるでしょう。

小幡6号踏切

小幡6号踏切は、車が通行でき道幅もそこそこあります。

上が栄町方、下が尾張瀬戸方の様子です。

栄町方では左にカーブしていますが、このカーブが高架橋の方は緩くなっています。高架化後はこのカーブの通過速度は高くなるでしょう。

現在のカーブによる制限速度は45km/hです。

小幡5号踏切(名古屋瀬戸線)

小幡5号踏切も鉄道高架化事業を推進する上で重要なポイントです。この道路は瀬戸街道と呼ばれており、交通量がとても多くなっています。

鉄道線に対して道路が斜めに交差しているので、遮断幹がとても長いものになっています。立体交差で除却される踏切の中では最も大規模な踏切となっています。

上が栄町方、下が尾張瀬戸方の様子です。踏切の前後はどちらもカーブとなっており、高架化後はこのカーブが既存線よりも緩和される予定となっています。

瀬戸街道に跨がる橋桁はすでに完成しています。あとは架線と線路の整備をすれば、列車が通行できるようになるでしょう。

小幡4号踏切

小幡4号踏切は自動車が通行できるものの、道幅がとても狭く、両方向から自動車がやって来た場合は、どちらかが待たなければなりません。高架化完了後は道路が拡幅できるようになります。

上が栄町方、下が名古屋方の様子です。取材時点では架線柱の設置が進んでいます。

小幡3号踏切

小幡3号踏切は、幅が非常に狭く自動車は通ることができません。この踏切は高架化後、自動車道として拡張予定となっています。

上が栄町方、下が尾張瀬戸方の様子です。ここもコンクリート橋部分については、上り線のみではありますが、ほぼ完成しています。

小幡3号踏切でまたがる道路は、後述する小幡2号踏切でまたがる道路を代替するため拡幅工事が行われています。現在は道路周辺の住宅の立ち退きが行われています。

小幡2号踏切

小幡2号踏切は、踏切上で自動車同士が相対可能なほど幅があり、交通量もかなりあります。上の画像を見ても分かる通り、高架線は地上へ降りようとしており、高さが低くなっています。

道路に高さ制限が設けられたため、自動車の通行にも制限がかかっています。そのため現在の道路は高さ制限のかからない小幡3号踏切の方に道路が切り替わり、そして瀬戸街道に接続する予定です。

上が栄町方、下が名古屋方です。高架橋も上り線部分は完成しています。

先述の通り、小幡2号踏切の方は高架橋が低いため高さ制限がついています。高さは2.4mのようです。

小幡1号踏切

小幡1号踏切は今回の高架化事業の除却対象にはなっていません。すぐ近くには小幡駅があります。

この踏切から栄町方のアプローチ部の様子を覗くことができます。高架橋部分が完成し、あとは線路や架線、信号設備を設置するだけです。

まとめ

2021年6月末の段階で上り線の高架切り替えまであと少しだということがわかりました。あとは線路、信号、架線を設置すれば、高架へ切り替えできます。

線路が片方でも高架に切り替われば、踏切の遮断時間は大幅に短くなり、渋滞も大幅に改善されるでしょう。上り線切り替えがとても楽しみです。

喜多山駅周辺高架化工事の動画版(youtube)

当方では、喜多山駅周辺高架化工事の様子を動画でもまとめています。是非ご覧ください!

その他の取材日

工事の進捗に合わせて適宜アップ予定です。

参考文献

国土交通省国土地理院
https://www.gsi.go.jp/top.html

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ダイヤ考察

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工事取材

名鉄(工事取材)
名鉄の鉄道線の工事の状況を現地取材した記事のまとめです。

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