神戸電鉄線の2023年度夜間留置状況まとめ!所感を語る!

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中小私鉄

神戸電鉄線の夜間留置まとめ!2024年1月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!

なお、夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)

神戸電鉄は有馬線・三田線・公園都市線・粟生線・神戸高速線の5つの路線で形成されています。神戸からの郊外路線である有馬線・三田線・粟生線が戦前から存在し、これら路線から阪急線・阪神線・山陽電鉄線に1回で乗り換え可能なように戦後建設されたのが神戸高速線、三田市のニュータウン鉄道として1991年に開業したのが公園都市線となります。

最も新しい路線である公園都市線の利用者が好調に伸びる一方、完全な郊外路線である粟生線の利用者が著しく減少し、存廃議論が為される程となっています。また、谷上で接続している北神急行電鉄線が2020年3月に市営化され運賃値下げが実施されたため、接続先の神戸電鉄でも旅客流動が大きく変化しています。

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運行系統ごとの夜間留置状況

3両17本(16運用
鈴蘭台6+1本、谷上1本、有馬温泉2本、三田1本、ウッディタウン中央2本、志染1本、三木1本、小野2本
4両24本(16運用
鈴蘭台6+7本、谷上1本、岡場2本、第三車庫2+1本、三田1本、志染2本、三木1本、小野1本

所感

神戸電鉄は全線で4両編成が入線可能ですが、需要の関係か3両編成が存在します。4両運用は予備が大量にある一方、3両運用は予備が1本しかありません。

検査の都合によっては3両運用に4両が就いていることがあるのでしょうか。地元民ではないので、分かりませんが。

ともかく、現在4両に大量の予備があることは間違いなく、今後も利用動向が元通りになることはないと考えられます。今後は、谷上でかなり利用者が吸われるようになる分、朝ラッシュは減便になるでしょうし、利用動向が固まったと会社が判断すれば、その分旧型車は廃車になるでしょう。

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駅ごとの夜間留置状況

新開地
夜間留置設定なし

鈴蘭台(車庫留置両数:3両7本+4両13本=73両
3両1本(4番)
4両3本(1,3,B番)

3両5+1本(車庫)
4両3+7本(車庫)

引き上げ線:60m3両2本、110m6両1本、130m7両1本
車庫(留置線35両+検査線30両+塗装線2両)
95m5両1本
115m6両1本
120m6両4本
検査線80m4両3本
検査線125m6両3本
塗装線45m2両1本

谷上
3両1本(留置線)
4両1本(2番)

引き上げ線:115m6両1本

有馬口
夜間留置設定なし

有馬温泉
3両2本(1,2番)

岡場
4両2本(1,4番)

第三車庫
4両2+1本

車庫80m4両4本

道場南口
夜間留置設定なし

側線:100m5両1本

横山
夜間留置設定なし

三田
3両1本(2番)
4両1本(1番)

ウッディタウン中央
3両2本(1,2番)

藍那
夜間留置設定なし

引き上げ線:100m5両1本

見津
夜間留置設定なし

車庫(留置線44両+転削線4両+入替線5両)
105m5両3本
115m6両1本
135m7両1本
150m8両2本
転削線85m4両1本
入替線110m5両1本

押部谷
夜間留置設定なし

志染
3両1本(1番)
4両2本(2番,留置線)

引き上げ線:150m7両1本

三木
3両1本(2番)
4両1本(1番)

引き上げ線:40m2両1本

小野
3両2本(1,2番)
4両1本(3番)

側線:115m6両1本

所感

駅ごとで夜間留置を見ると、地方私鉄にも関わらず車庫外留置が大量に存在することが分かります。

神戸電鉄は戦前に開業した区間の勾配が厳しく、その勾配区間の途中に鈴蘭台車両基地という同社の総本山といえる基地が存在します。山地の斜面上に車庫があるため容量が小さく、また三田やウッディタウンから見るとかなり遠い所に車庫があるため、やむを得ず駅に留置しなければいけないのだろうと思います。

また、鈴蘭台の他にも第三車庫や見津車庫がありますが、第三車庫には車庫容量一杯に夜間留置がなく、見津車庫に至っては夜間留置の設定が1本もありませんでした。もしかしたら、保守都合により車庫に夜間留置場所を変更するケースがあるかもしれません。

ただダイヤ改正によって予備車が大量に発生したため、今後は車庫外留置を縮小するかもしれません。平日朝ラッシュに備えて、早朝車庫から回送する運用が増えるのではないでしょうか。

まとめ

ということで以上、神戸電鉄の夜間留置まとめでした。やはり、今後の注目点は北神線の市営化による車両運用の変化でしょうか。

基本的には1日当たりの稼働数が減る方向かと思いますが、谷上乗換の利用者が増えるかは未知数なので、今後利用者が増えることを祈っています。

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