【推しの子】第148話感想！
映画編が終了し、新章に突入しました！感想と考察をしていきます！
夏と言えば海だよね！
出典：推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社
映画の撮影が終了し、【推しの子】メインキャラクター達は映画撮影予備日の最終日に海へ遊びに行っていました。原作127話にて、撮影終了が8月3週の予定で予備日として1週間取ってあるとのことから、今回の話は8月の4週目辺りと考えられます。
今回の話で各々の様子が描かれています。ルビーは多忙なスケジュールから解放されて休みが取れたことで感動し、涙を流していました。良かったね。
個人的に好印象だったのはフリルですね。シュノーケル装備とか面白い女ですわ。
しかもタレント力を活かして2か月休みを確保。むしろこういう所がフリルのタレント力の高さの裏付けになっていますね。
そして姫川さんはフリルと同様に面白い男となっていました。原作138話の車をお釈迦にした件といい、姫川さんはこういうギャグ的な役回りであるというのが明確化されてきましたね。
五反田監督は都心に広い家を持っていて、かつ子供部屋おじさんなのに車を持っていたんですね。婚活していた時に買ったということで、見栄で買ったというのが見え見えですね。悲しい。
これに対して「独身の癖に」と言ってしまう精神年齢低い組と監督に敬意を払う精神年齢高い組が描写されました。作者的にもここら辺のキャラクター把握はしっかりと出来ていそうな印象です。
映画作成の意図
出典：推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社
海遊びをひとしきりやった後はアクアとあかねのやり取りが描かれました。ここでアクアの復讐について、あかねの想いが語られます。
あかねとしては「アクアを幸せにしたい」「その為なら手段を択ばない」とのこと。原作51話以降のあかねのキャラクター像を端的に示していると感じます。
この会話で個人的に気になったのは「映画を作成した意図」ですね。原作108話の段階では「ただ殺すだけでは済ませない」とアクアは言っていて、一体どんな事をするのかと思っていました。
しかし蓋を開けてみると「映画撮影によって社会的制裁を行う」という読者側の想定通りの内容に留まっていたという印象です。まるで読者が想定している以上のことをしようとしているような雰囲気があっただけに、かなりの肩透かしを喰らったなと改めて感じました。
唐突
出典：推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社
で、最後が問題のシーンですね。なんとかな側から「アクアはあかねと居るのが一番幸せ」「早くヨリを戻しなさい」の発言がありました。
唐突過ぎる。
いや確かに言ってることはその通りなのですが、まさかかなの方からこの発言があるとは思いませんでした。かなにそう思わせるような描写・フラグがなかったので、唐突な印象は拭えないですね。
それに個人的には、【推しの子】のヒロインレースは「アクアが誰かをフィアンセとして選ぶ」という形で決着が付くと思っていました。それがかな自ら降りる発言をするというのは、その意味でも想定外です。
しかしこうなるとアクあか派の自分としては、これが最終的にアクアとかなで結ばれるフラグに見えて戦々恐々とします。次回かなの心境が描かれると思うので、そこで何が語られるのかが要注目点ですね。
とりあえず現時点でのかなの心境を考察しましょうか。まずかなとアクアの関係を考察する上で重要なポイントは、「かなは映画撮影までアクアが復讐を考えていたことを全く知らなかったこと」です。
これはアクアとかなが陽東高校で再会した時、かなの性格面も含めてアクアのガードが堅かったこともありますが、それに輪をかけてアイドルになったことも原因の一つと考えられます。アイドルになったことで、アクアは余計にかなを復讐劇から遠ざけるようになっていました。
それが、いざ映画の作成をすることになった時に初めてアクアが復讐のことを知ったことに繋がります。かながいくらアクアのことを好きといっても、親友以上恋人未満の関係値しか築けていないと考えたのではないでしょうか。（少しこじつけ臭いけど）
その意味で、かなとしては「あかねがどこまでアクアの復讐劇のことを知っているか」というのを聞き出したいのではないでしょうか。次回描写されるであろう会話によって今後のヒロインレースが決まると思います。
対するあかねの心境はどうでしょうか。あかねの方は情報が少ないので正確なことは分かりませんが、少なくともかなの方から今回のような発言が出たことに驚いていると思います。
そして当のアクアが何を考えているか。どんなに論を重ねようと結局はアクアが誰をフィアンセに選ぶかが全てだと思いますので、そこに対する情報が出ないと結論は出ないと思います。
まあ何度も言いますが、アクアに一番必要なのはあかね、つまり「アクアの理解者」だと私は思います。それは過去の感想でも書いた通り、アクアが一番やりたいこと・なりたいものであるだろう「外科医」への道を支えられるのは黒川あかねだけだからですね。
これまでの描写からも、かなは意図せずアクアを復讐の道に連れ戻してしまう傾向があるので、復讐の道から連れて行ってくれるあかねが一番ふさわしいでしょう。
まとめ
ということで、以上第148話の感想でした。
次回は特に注目ですが、その更新は1週間後。更新が早くて助かりますね。
コメント