THライナー新設!2020年6月6日のダイヤ改正を考察する!

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東武鉄道では、2020年6月6日に東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・東武アーバンパークラインのダイヤ改正が実施されます。

同線のダイヤ改正は2017年4月21日以来約3年ぶりです。

今回はこのダイヤ改正の内容を個人的に注目している内容を中心に考察していきます。

特急列車関連改正内容
https://www.tobu.co.jp/file/pdf/1748d4629b95c74a8661b243af941bda/200225_3%20.pdf?date=20200303180821

一般列車関連改正内容
https://www.tobu.co.jp/file/pdf/9c74c89717ec9b6e8fbba78fd2fdbf04/200511_2.pdf?date=20200518182038

出典:東武鉄道公式サイト

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新登場!THライナー!

今回のダイヤ改正の目玉は、何と言ってもこのTHライナーでしょう。日比谷線では初の座席指定列車です。

停車駅

久喜東武動物公園春日部せんげん台新越谷上野秋葉原茅場町銀座霞が関

注1)上りは東武線内駅は乗車のみ、メトロ線内上野~霞が関間は下車のみ可能である。下りはメトロ線内は乗車のみ、東武線内駅は下車のみ可能である。
注2)上り列車は霞が関到着後、各駅停車として恵比寿まで運転する。同区間では座席指定券なしで乗降可能である。
注3)北千住の停車は乗務員交代のためであり、乗降はできない。

停車駅として注目すべき点は、以下の2点です。

・東武線内で最も利用者の多い北千住を通過する。
・JR武蔵野線との乗り換え駅である新越谷に停車する。
・上り列車は霞が関到着後、恵比寿まで各駅に停車する。(座席指定券不要)

北千住を通過

北千住といえば、JR常磐線、東京メトロ千代田線・日比谷線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレスの4社5路線が乗り入れている駅です。東京都心の北の玄関口として非常に重要なターミナル駅ですが、THライナーは北千住での乗降扱いは行われません。

これはTHライナーの利用客を日比谷線各駅と東武線各駅の直通利用に限定することが理由の一つと考えられます。

北千住に停車した場合、日比谷線内のみ、東武線内のみの利用ができるます。これではわざわざ日比谷線に直通する意味がなくなってしまいますので、東京メトロ・東武双方にとっては不利益であり、停車しないと判断されたのだと思います。

また北千住で乗降して千代田線に乗り換えができるようにした場合、千代田線の混雑が悪化することになります。後述する特急の曳舟停車についてもそうですが、千代田線への利用を少しでも減らさないといけないので、この点でも北千住通過は妥当でしょう。

新越谷に停車

新越谷はJR武蔵野線の南越谷駅に近接しており、乗り換えが可能です。乗降者数は2018年度の実績で15万3千人と、伊勢崎線系統では北千住に次いで2番目に多いです。

しかしながら、2020年現在は定期特急は全列車が通過します。定期で座席指定の列車が停車するのは、THライナーが初です。

新越谷は利用者数が大変多い駅ですので、停車してしまうと他の駅の利用客の席が少なくなってしまうと思うのですが、好評であれば列車を新造して増発すれば良く、問題はないという判断なのだと思います。

上りは霞が関~恵比寿を各駅に停車(座席指定券不要)

この点がすでに東京メトロ線内で運転されている座席指定列車(ロマンスカー、S-TRAIN)との一番の違いです。

霞が関で終点にしても良さそうですが、恵比寿まで直通することで途中各駅の利便性を提供できること、また前後の混雑を軽減できることが理由となっていると思います。

また日比谷線の終点である中目黒までの営業運転ではなく恵比寿なのは、使用車両である70090型の座席をクロスシートからロングシートに転換するのに時間的な余裕を持たせたいことが考えられます。

料金

表1.座席指定券料金表

 上野、秋葉原、茅場町、銀座、霞が関
大人小児
久喜、東武動物公園、春日部680350
せんげん台、新越谷580300

座席料金については、現在東京メトロで運行されているロマンスカーやS-trainと比較すると妥当なところでしょう。2社直通の列車なので、1社で完結する京急ウイングや拝島ライナーと比較すると割高です。

運行時間

運行本数は平日と土休日で同じです。ただし運行時刻が異なります。

上り

表2.上りTHライナーの東武線内出発時刻

久喜東武動物公園春日部せんげん台新越谷
平日2号6:126:206:266:326:40
4号8:138:218:288:348:43
土休日2号8:138:218:288:348:41
4号9:239:319:389:449:51

表3.上りTHライナーの日比谷線内到着時刻

上野秋葉原茅場町銀座霞が関六本木恵比寿
平日2号7:077:117:187;277:317:387:44
4号9:089:139:199:289:329:399:46
土休日2号9:079:119:179:269:309:379:43
4号10:1710:2110:2710:3610:4010:4710:53

注1)上り列車は霞が関到着後、恵比寿まで各駅に停車する。

平日は上りはラッシュのピークの前後に1本ずつ計2本運転されます。ラッシュのピークはさすがに旅客が集中して運行本数も多いので、座席指定列車を設定する余裕はありません。

逆に土休日は都心でお買い物などをするのに便利な時間に2本設定されます。日比谷線内の運行本数が少ないため、需要に合った時間に設定が可能なため、上記のような運転時刻になったと考えられます。

下り

表4.下りTHライナーの東京メトロ線内出発時刻

霞が関銀座茅場町秋葉原上野
平日1号18:0218:0718:1518:2118:25
3号19:0219:0719:1519:2119:25
5号20:0220:0720:1520:2120:25
7号21:0221:0721:1521:2121:25
9号22:0222:0722:1522:2122:25
土休日1号16:0216:0616:1416:2116:25
3号17:0217:0717:1417:2117:25
5号18:0218:0718:1418:2118:25
7号19:0219:0719:1419:2119:25
9号20:0220:0720:1420:2120:25

表5.下りTHライナーの東武線内到着時刻

新越谷せんげん台春日部東武動物公園久喜
平日1号18:5319:0019:0619:1119:19
3号19:5320:0020:0620:1120:19
5号20:5321:0021:0621:1121:19
7号21:5322:0022:0622:1122:19
9号22:5323:0023:0623:1123:19
土休日1号16:5216:5817:0417:1017:17
3号17:5318:0018:0618:1118:19
5号18:5319:0019:0619:1119:19
7号19:5320:0020:0620:1120:19
9号20:5321:0021:0621:1121:19

下りは都心からの帰宅のために設定され、平日土休日ともに5本設定されています。平日朝ラッシュと違い線路容量に余裕があるため、需要の多い時間での設定が可能です。

上りと同様、平日と土休日では運転時刻が異なります。平日は仕事帰りに、土休日はお買い物帰りに便利な時間に設定されています。

購入方法

THライナー座席指定券の購入方法は以下の3つがあります。

・自動券売機または指定席券売機
・各駅の窓口
・東武携帯ネット会員サービス

特に東武携帯ネット会員サービスではチケットレスでの購入・利用が可能です。購入は乗車日の1週間前から発車時刻5分前までで可能です。

使用車両

(東武70090型の写真を挿入予定)

使用車両は東武70090型という2020年登場の車両です。ライナーとしてクロスシートに、また一般列車としてロングシートにそれぞれ転換可能なデュアルシート車両です。

Wifi環境が整備され、各座席にはコンセント、ドリンクホルダー、荷物フックがありますが、トイレがありません

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朝方上り及び夕夜間下り特急列車が曳舟に新規停車!

(東武特急の写真を掲載予定)

朝方上り(浅草9:52着まで)及び夕夜間下り(浅草17:09発以降)の特急列車が新たに曳舟に停車します。曳舟で東京メトロ半蔵門線方面、亀戸線への乗り換えができるようになります。

曳舟停車の意図としては、半蔵門線への利用を促進し、千代田線利用を軽減して混雑を緩和することにあると思います。

現在の特急は曳舟に停車しないため、特急から都心へのアクセスに半蔵門線は選ばれにくいです。特急の曳舟停車は東京メトロ・東武双方にメリットがあります。

アーバンパークライナー増発!

(東武500系の写真を掲載予定)

今回の改正に合わせて浅草発の発車時刻を見直しつつ、大宮発2本、柏発2本が増発されます。アーバンパークライナーの好調ぶりが伺える改正内容です。

SL・DL大樹4往復8本体制へ

新型コロナウイルスの影響で先行き不透明ですが、SL大樹が人気だったことから、保有車両数を増やし増発されます。

それにより鬼怒川温泉駅などでSL同士の離合を見ることができるようになります。SL観光には注目のポイントとなるでしょう。

「南栗橋~新栃木~東武宇都宮」直通運転開始

(東武20400型の写真を掲載予定)

現在「南栗橋~新栃木」間の列車と、「栃木~東武宇都宮」の列車でそれぞれ別の運用で分断されていた2系統が直通化して1本化されます。これによって、栃木・新栃木をまたいで日光線と宇都宮線を利用している利用者にとっては、ありがたい改正になるでしょう。

しかし一方で、南栗橋~栃木間の運転本数が増える記述がないことから、現在南栗橋~東武日光間で運行されている列車は、栃木~東武日光間で短縮されると考えられます。

これらの変更は、栃木~下今市間の輸送力の調整の一環で行われるものと考えられます。

浅草~竹ノ塚間普通の北千住~竹ノ塚間取り止め

竹ノ塚付近の連続立体交差化工事の進捗に伴い、竹ノ塚構内にある引上げ線が使用停止になるため、現在浅草~竹ノ塚間を毎時3本・20分間隔で運転されている普通列車が北千住~竹ノ塚間の運行を取りやめます

これにより日中浅草を発着するすべての普通が北千住発着になります

竹ノ塚構内にある引上げ線の使用を回避する方法として、草加の引き上げ線を使用する方法もあったと思いますが、昨今の利用状況を考えれば北千住~竹ノ塚間の運行を取りやめる方が妥当でしょう。

今後も引き続き高架化事業完遂に向けて、安全かつ確実に遂行頂ければと思います。

特急しもつけの運行取りやめ

最後にはなりますが、東武宇都宮発着の特急運用が終了になります。

廃止になってしまった原因としては、宇都宮側・東京側ともにアクセスの利便性が悪いことがあると思います。1982年の東北新幹線の開業もあるでしょう。

東京都心も宇都宮も街の中心は東武よりもJRの駅に集まっていきました。東武は東京側も宇都宮側もアクセスの良い場所にターミナル駅を構えておらず、利便性が悪いです。

ターミナルの訴求力が弱いため、今後は宇都宮線は幹線輸送としてではなく地域輸送を中心に運行が続けられていくしょう。

まとめ

2020年のダイヤ改正は、東武側のさまざま利用状況が垣間見れる改正となりました。東急側でも改正が行われますが、改正幅としては小幅です。

昨今の世界情勢で鉄道業界としては厳しい状況が続きますが、今回の改正で東武がますます便利になっていくことを期待しています。

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ダイヤ考察

東武(ダイヤ考察)
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