2022年11月改正での京成線の夜間留置状況まとめ!所感を語る!

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京成

2022年11月ダイヤ改正後の京成線北総線新京成線の夜間留置まとめ。すでに11月25日にダイヤ改正してしまいましたが、纏めていきたいと思います。

夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)

京成電鉄は関東大手私鉄の一つで首都圏から東へ路線が展開されています。「京成」の名称は東京の「京」と成田の「成」を組み合わせたものであり、首都圏から成田山新勝寺への参詣路線として開業したのが始まりとなります。

戦後は主に千葉県から首都圏への通勤路線として、通勤地獄への対策に追われました。上野方面の本線の混雑を分散するため、青砥から分岐する押上線の輸送改善を施し、都営浅草線と相互直通運転をするようになっています。

1978年からは成田空港へのアクセス路線としても機能するようになりました。以降成田空港へのアクセス改善のため、何度も工事が実施され、成田空港駅の位置が変わることもありました

また、その過程で成田スカイアクセス線も開業しました。成田スカイアクセス線では、都営浅草線からのアクセス特急の他、在来線最速の時速160km/hで運転されるスカイライナーが京成電鉄の看板特急として高頻度運転されています。

なお成田空港駅移設に伴い、移設前の路線や駅や東成田線になりました。そして、その東成田線の終点である東成田線から芝山鉄道線が延伸開業し、空港輸送を担っていた旧線の活用もされています。

その他、金町線千葉線千原線新京成線が存在し、それぞれ沿線の地域輸送を担っています。

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運行系統ごとの運用状況

京成スカイライナー8両9本(8運用)AE形専用運用
京成上野1本、京成高砂3本、宗吾参道4+1本
京成アクセス特急8両7本(6運用)3100形優先運用
京成高砂3本、宗吾参道1+1本、印西牧の原1本、成田空港1本
アクセス特急以外8両31本(28運用
京成上野1本、京成高砂7本、宗吾参道16+3本、京成成田1本、東成田2本、成田空港1本
京成6両38本(35運用
京成上野1本、京成高砂12本、京成津田沼6本、宗吾参道11+3本、京成成田1本、千葉中央2本、ちはら台2本
京成4両5本(4運用)芝山車含む
京成高砂2本、宗吾参道2+1本
北総8両13本(10運用)千葉NT車含む
矢切1本、印西牧の原7+3本、印旛日本医大2本
新京成6両27本(23運用
くぬぎ山22+4?本、新津田沼1本

所感

まず所感を語る前に、新京成電鉄についてですが、まともな情報がなかったので完全な推測になります。くぬぎ山に26本も留置となっていますが、実際は松戸や京成津田沼に夜間留置を設定しているかもしれません。

さて、京成電鉄では8両、6両、4両の運用の他にスカイライナーの運用が存在します。8両に関してはアクセス特急を中心の運用が他の運用と区別され、空港アクセスに特化した仕様を持つ3100形が運用に入っています。

北総車や新京成車の運行系統を含めると合計7種類の運行系統が最終的に存在します。北総鉄道も新京成電鉄も京成グループの鉄道会社になりますので、京成電鉄の路線として吸収合併すれば、線路使用料の調整等を考えなくて良い分、予備車を削減することが可能になるでしょう。

京成グループでは既に新京成電鉄の吸収合併が公式発表されています。今後検査体制等も京成電鉄と統合できれば、新京成電鉄側の予備車を0にすることができると思います。2022年10月改正を基準とすると6両運用が58運用61本になるでしょうか。

北総電鉄については、2022年度にようやく累積欠損を解消し、運賃の値下げが行われました。会社の統合や運賃の通算化にはまだまだ時間がかかるでしょうが、北総線自体は大変有望な路線ですから、動向を見守っていきましょう。

ちなみに、京成電鉄は積極的な増解結はなく、ほぼ全てが固定編成となっています。編成両数の調整が可能な3500形も早晩新型車両に置き換えとなるでしょうから、JR東海のように予備車が複数の運行系統で共通化されることはなく、今後も区別されていくと思います。

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駅ごとの夜間留置状況

押上
夜間留置設定なし

京成上野(合計22両
京成スカイライナー8両1本
アクセス特急以外8両1本
京成6両1本

千住大橋
夜間留置設定なし

青砥
夜間留置設定なし

引き上げ線:150m8両1本

京成高砂(車庫収容力:留置線154両+車庫線62両、合計留置両数192両
京急8両1本
京成スカイライナー8両3本
京成アクセス特急8両3本
アクセス特急以外8両7本
京成6両12本
京成4両2本

車庫
80m4両2本
110m6両7本
145m8両13本
車庫線110m6両2本(建屋は80m分)
車庫線110?m6?両2本
車庫線280m14両1本(建屋は80m分)
車庫線300m16両1本(建屋は80m分)
車庫線145m8両1本(建屋は120m分)

京成小岩
夜間留置設定なし

市川真間
夜間留置設定なし

東中山
夜間留置設定なし

引き上げ線:125m6両1本

船橋競馬場
夜間留置設定なし

京成津田沼(車庫収容力52両、合計36両
京成6両6本

上野方引き上げ線:150m8両1本
車庫
72m4両2本
110m6両1本
150m8両2本
車庫線120m6両1本
車庫線170m8両1本(建屋は120m6両分)

八千代台
夜間留置設定なし

京成大和田
夜間留置設定なし

引き上げ線:150m8両1本

ユーカリが丘
夜間留置設定なし

京成臼井
夜間留置設定なし

引き上げ線:160m8両1本

京成佐倉
夜間留置設定なし

宗吾参道(車庫収容力:留置線248両+車庫線86両+洗浄線6両+転削線10両+入替線8両、合計留置両数312両)公式では310両
都営8両1本
京成スカイライナー8両4+1本
京成アクセス特急8両1+1本
アクセス特急以外8両16+3本
京成6両11+3本
京成4両2+1本

車庫
90m4両1本
115m6両5本
130m6両3本
145m8両5本
155m8両5本
165m8両1本
190m10両4本
220m12両1本
265m14両4本
車庫線165m8両1本
車庫線230m12両2本(建屋は165m8両分)
車庫線290m16両3本(建屋は165m8両分)
車庫線300m16両1本(建屋は60m分)
洗浄線115m6両1本
転削線180m10両1本
入替線175m8両1本
その他一番東側に長さ不明の車庫線が3本ある。

京成成田(合計14両
アクセス特急以外8両1本
京成6両1本

東成田(合計16両
アクセス特急以外8両2本

矢切(合計8両
北総8両1本

東松戸
夜間留置設定なし

新鎌ヶ谷
北総側の夜間留置設定なし
新京成側は不明

小室
夜間留置設定なし

印西牧の原(車庫収容力:留置線120両+車庫線24両+洗浄線8両+転削線16両、合計留置両数120両
都営8両4本
北総8両7+3本
京成アクセス特急8両1本

車庫
8両15本
車庫線8両2本
車庫線8両1本(建屋は60?m分)
洗浄線8両1本
転削線290m16両1本

印旛日本医大合計16両
北総8両2本

引き上げ線:185m10両2本

成田湯川
夜間留置設定なし

根古屋信号場
夜間留置設定なし

空港第2ビル
夜間留置設定なし

成田空港(合計16両
京成アクセス特急8両1本
アクセス特急以外8両1本

松戸
不明

八柱
不明

くぬぎ山(車庫収容力:留置線96両+車庫線42両+洗浄線6両+入替線6両、合計留置両数156?両
新京成6両22+4?本

車庫
6両16本
車庫線6両7本
洗浄線6両1本
入替線6両1本

高根公団
不明

新津田沼(合計6両
新京成6両1本

千葉中央(合計12両
京成6両2本

ちはら台(合計12両
京成6両2本

車庫:未整備(十分な需要が確保できずソーラーパネル地帯に転用済み)

所感

次は、駅ごとの夜間留置状況を見ていきましょう。

駅ごとで見ると分かりますが、車庫外での夜間留置がほとんど存在しません。初電付近のダイヤを踏まえ、京成上野駅のような路線の端点には夜間留置が設定されています。

車庫外留置で特に面白いのは、特急車両であるスカイライナーが京成上野駅に車庫外留置されている点です。座席指定の有料特急が車庫外留置されている例は全国を見渡しても京成だけではないでしょうか。

京成は車庫外留置が少ないとはいえ、高砂はほぼMAXで車両が収容されています。高砂からの回送の手間を省くために京成上野の夜間留置設定が為されているのかと思います。

他にも京成電鉄には京成津田沼と宗吾参道に大規模な車両留置場がありますが、これらの車庫もほぼ容量MAXで夜間留置が行われています。さらに北総電鉄では会社の財政状況が良くないため、印西牧の原にある車庫の留置線整備を最小限に抑えており、その余波で矢切に車庫外留置が設定されています。

現在、京成は成田空港アクセスに特に力を入れていますが、その成田空港では2029年を目標に空港の面積を2倍近くまで拡張、滑走路も1本増やし、既存のB滑走路も延伸が予定されています。これにより成田空港の年間発着数が30万回から50万回に増やすことが可能となり、空港アクセスを担う京成電鉄の利用者も増えることが予想されています。

京成電鉄では既存の車庫がどこも満タンに夜間留置されているため、宗吾参道にある宗吾車両基地を拡張するための用地買収が進められています。京成線内は停車場での夜間留置はほぼ設定されてないので、それらを活用しても良さそうな気がしますが、京成は思い切って車庫の拡張を行うようです。

北総電鉄所有の印旛車両基地も拡張余地がありますから、北総線の利用者が今後増加しても十分対応可能といえるでしょう。北総線の今後の課題はまだまだ高い運賃設定だと思います。

ちなみに、宗吾車両基地拡張の概要については、こちらのサイトにおおまかな内容が書いてあったので、良ければ参考にしてください。

http://ksweb.org/etc/202312/e002512.php

まとめ

京成線は押上線以外はラッシュ時の混雑が少なく、減便があり得るレベルです。とはいえ、そのような状況下でも車庫を拡張するようですし、今後も快適な移動が保証されているといえるのではないでしょうか。

次年度ダイヤ改正後の夜間留置状況

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参考資料

京急、都営、京成、北総運用表
https://drive.google.com/drive/folders/1ETEFTd3lFwth577ALGAU11zwboa5420G?direction=a

コメント

  1. ぱせりさらだ より:

    夜間滞泊に注目しているブログが類をみないのですね。ダイヤの運行番号も出庫基準となっているので、入庫も運行ダイヤの重要な要素ですね。
    千葉中央駅での始発電車は、いつもと違うホームから出発と早朝だけ看板が出ています。

    新京成には、京成が車両使用料を払う片乗り入れ(新京成への資金補助的な意味)なので、合併でむしろ直通運転が減るのではないかと思っています。京成津田沼駅の本線普通津田沼折り返しの手間がすごいかかっています。(普通下りが上野方の引上線に逆走して入り、上り線へ転線、踏切の遮断時間がすごい延びている)

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      コメントありがとうございます。しかし何が言いたいのかよく分からないので、文章を良く推敲されてから投稿されるようよろしくお願いします。

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