2023年ダイヤ改正後のJR西日本七尾線とのと鉄道七尾線の夜間留置まとめ!来年2024年の北陸新幹線敦賀延伸によって大幅に夜間留置設定が変更になると思いますが、一応纏めていきたいと思います。
七尾線は元々津幡駅から能登半島を縦貫するように路線が伸び、最終的に輪島までを結ぶ路線でした。1991年の津幡~和倉温泉間の直流電化の際に、電化されなかった和倉温泉~輪島間の運行をのと鉄道が引き継ぎ、その後穴水~輪島間が廃線となったことで現在に至ります。
直流電化された津幡~和倉温泉間では、かつて特急はくたかや特急サンダーバードが直通運転していました。北陸新幹線の延伸によってこれらの列車の乗り入れは廃止され、現在はその代替として能登かがり火が金沢~和倉温泉間で運行されています。
運行系統ごとの運用状況
穴水6+1本
金沢総8+2本、七尾8本
七尾2本、金沢総+5本、敦賀1本
所感
七尾線にはいくつか主要駅がありますが、車庫があるのは七尾のみとなっており、七尾線内の夜間留置も七尾にしか設定されていません。またのと鉄道の車両は運用の都合で七尾~和倉温泉間に乗り入れますが、七尾や和倉温泉に夜間留置設定はなく、自社線内の穴水のみとなっています。
七尾線には普通列車の他に特急列車が走行しています。現在、花嫁のれんを除くと5往復運行されていますが、JR西日本からの公式発表によると北陸新幹線敦賀延伸後も5往復が維持されるそうなので、夜間留置設定の変更もないと予想されます。
問題は特急列車の使用車両ですね。これまでの実績を考えれば681系W編成・N編成が使用されるかと思いますが、現在サンダーバードの増結用として使用されている683系R3両が使用される可能性もあります。
683系R3両が使用された場合は、向こう30年能登かがり火が廃止になる可能性はありませんが、681系はサンダーバード増結用として僅かに残るのみとなります。30年しか走行していない車両の廃車両数が増えるので、少し勿体ない気がしますね。
681系W編成・N編成が引き続き使用される場合は、2035年ほどで寿命を迎えてしまうものの、その頃に新型特急の話が出ているでしょう。観光に特化した新車両が期待できますし、HC85系のような電気気動車であれば、和倉温泉からさらに穴水までの直通運転もできるかもしれません。
なお、現在金沢に所属している683系R3両6本は、もし能登かがり火の運用に就かない場合、日根野に移籍するかもしれません。そして特急くろしおの運用を白浜で分断して、新宮~白浜間に3両の区間便が発生、283系はくろしお運用から撤退し、網干車としてらくラクはりまの運用を担当すると予想します。
本当はらくラクはりまの運用やまほろばなどのおおさか東線のライナー運用に就けると良いのですが、それなら2023年のダイヤ改正で681系を京都に移籍させないでしょうし、683系R編成を2023年のダイヤ改正で京都に移籍させていたでしょう。12月のダイヤ改正内容発表に注目です。
駅ごとの夜間留置状況
穴水(合計9両)
のと鉄道NT200形1両6+1本
のと鉄道NT300形2両+1本
引き上げ線:80m4両2本
その他車庫線や保守線あり。
能登中島
夜間留置設定なし
田鶴浜
夜間留置設定なし
和倉温泉
夜間留置設定なし
七尾(合計25両)
金沢521系U2両8本
金沢681系W3両・金沢681系N3両・683系N3両2本
側線:45m2両1本、125m6両2本、165m8両2本、185m9両2本、225m11両1本
車庫線:65m3両2本
車庫入替線:105m5両1本
徳田
夜間留置設定なし
良川
夜間留置設定なし
能登部
夜間留置設定なし
金丸
夜間留置設定なし
羽咋
夜間留置設定なし
敷浪
夜間留置設定なし
宝達
夜間留置設定なし
免田
夜間留置設定なし
高松
夜間留置設定なし
横山
夜間留置設定なし
宇野気
夜間留置設定なし
本津幡
夜間留置設定なし
津幡
夜間留置設定なし
森本
夜間留置設定なし
金沢総合車両所(合計199両)
あいの風とやま521系AK2両2本
IRいしかわ521系IR2両4+1本
金沢521系U2両6+2本(七尾線向けIRいしかわ鉄道所有分を含む)
金沢521系GJ2両5+1本
敦賀521系GJ2両2本
京都681系V3両・683系V3両3本
京都683系W6両2本
京都683系B9両6本
金沢681系W3両・金沢681系N3両・683系N3両+5本(能登かがり火orしらさぎ増結用)
金沢683系R3両+6本(サンダバ増結用)
金沢681系W6両・金沢681系N6両・683系N6両6+2本
65m3両1本
245m12両1本
265m13両6本
285m14両1本
325m16両3本
バッファ線305m15両2本
バッファ線365m18両1本
車庫線135m6両1本
車庫線250m12両3本
車庫線250m12両1本(建屋は155m7両分)
車庫線250m12両1本(建屋は135m6両分)
45m2両1本
85m4両3本
105m5両2本
165m8両1本
225m11両1本
245m12両2本
285m14両2本
バッファ線105m5両1本
転削線245m12両1本
入替線205m10両1本
245m12両3本
265m13両9本
305m15両1本
車庫線255m12両3本
金沢(合計留置両数8両)
金沢521系G・J2両1本
金沢521系U2両2本
敦賀521系G・J2両1本
富山側引き上げ線:285m14両1本、305m15両1本
所感
七尾線・のと鉄道線の夜間留置は穴水・七尾・金沢総合車両所の3か所にしか設定されていません。金沢駅には七尾線車両は夜間留置されていません。
ちなみに七尾線ものと鉄道も1線スルー構造の駅が多いです。勾配が厳しくなければ、夜間留置が可能かと思われますので、一応主要駅以外にも夜間留置設定の有無を表記しています。
まとめ
ということで七尾線の夜間留置状況でした。
七尾線にとっては、次回のダイヤ改正で大阪方面からの直通列車が無くなってしまうものの、それ以外に関しては大きな変化はないと予想されます。
今後は能登かがり火の増発と停車駅増加に期待ですね。金沢・津幡・宇野気・高松・羽咋・良川・七尾・和倉温泉と統一できないものでしょうか。
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