JR西日本の北陸本線の2023年度夜間留置状況まとめ!所感を語る

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JR西日本

JR北陸本線の夜間留置まとめ!来年2024年の北陸新幹線敦賀延伸によって大幅に夜間留置設定が変更になると思いますが、一応纏めていきたいと思います。

夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)

JR北陸本線は滋賀県の米原駅から石川県の金沢駅までを結ぶ鉄道路線です。元々は米原駅から新潟県の直江津駅までを結ぶ路線でしたが、2015年の北陸新幹線金沢延伸によって、金沢~直江津間が第三セクターに移管されました。

2024年ダイヤ改正では、北陸新幹線が金沢駅からさらに敦賀駅まで延伸開業予定であり、これによって北陸本線の金沢~敦賀間も第三セクターに移管予定となっています。同区間を走行する特急サンダーバードや特急しらさぎも延伸区間の運行を廃止し、運転区間を短縮する予定となっています。

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運行系統ごとの運用状況

本記事では、北陸本線内を走行する金沢総合車両所の車両と吹田総合車両所京都支所の車両を取り上げます。

金沢(2023年)

金沢521系GJ2両16本(15運用)金沢~敦賀間のみ運用
金沢総5+1本、金沢1本、福井2本、南福井2本、敦賀5本
金沢521系U2両18本(16運用)IRいしかわ鉄道所有分含む
金沢総8+2本、七尾8本
金沢681系W6両8本・金沢681系N6両2本・683系N6両1本(9運用)しらさぎ基本編成
金沢総6+2本、南福井1本、大垣2本
金沢681系W3両5本・681系N3両2本・683系N3両1本(3運用)能登かがり火orしらさぎ増結用
七尾2本、金沢総+5本、敦賀1本
金沢683系R3両6本(0運用)サンダーバード増結用
金沢総+6本
福井キハ120形1両5本(3運用)越美北線向け
南福井+2本、越前大野3本
敦賀125系1両14本(12運用)小浜線・舞鶴線向け
敦賀2+2本、小浜4本、東舞鶴2本、西舞鶴2本、福知山2本
敦賀521系E2両5本(4運用)敦賀以南入線可編成
敦賀3+1本、米原1本
敦賀521系GJ2両16本(15運用)金沢~敦賀間のみ運用
金沢総2本、金沢1本、福井1本、南福井6本、敦賀5+1本

京都(2023年)

京都221系4両17本・223系4両22本(33運用)嵯峨野線・湖西線・草津線専用
向日町6+6本、京都2本、近江今津4本、園部15本、草津3本、貴生川2本、柘植1本
京都221系6両4本・223系6両6本(5運用)嵯峨野線・湖西線・草津線専用
向日町1+1本、京都1本、近江今津1本、園部1本、柘植1本
京都289系6両5本(4運用)特急くろしお向け基本編成
網干0~1本、向日町0~1+1本、紀伊田辺1本、白浜1本、新宮1本
京都289系3両3本(0運用)特急くろしお向け増結用
向日町+3本
京都キハ189系3両7本(2運用)特急はまかぜ向け
向日町1+5本、豊岡1本
京都681系V3両4本・683系V3両6本(5運用)特急サンダーバード向け増結用
向日町+5本、宮原2本、金沢総3本
京都683系W6両6本(5運用)特急サンダーバード向け基本編成
宮原2本、向日町+1本、南福井1本、金沢総2本
京都683系B9両12本(11運用)特急サンダーバード向け基本編成
宮原2本、向日町2~3+1本、米原0~1本、金沢総6本

所感

さて、七尾線の次はようやく本番、北陸本線です。七尾線については別記事で考察したので割愛します。

JR七尾線・のと鉄道七尾線の2023年度夜間留置状況まとめ!
2023年ダイヤ改正後のJR西日本七尾線とのと鉄道七尾線の夜間留置まとめ!来年2024年の北陸新幹線敦賀延伸によって大幅に夜間留置設定が変更になると思いますが、一応纏めていきたいと思います。夜間留置設定については間違っている可能性があるので...

北陸本線で取り上げるのは、やはり特急列車ですね。北陸本線には主に特急しらさぎと特急サンダーバードが走行しています。

特急しらさぎには現在金沢所属の681系と683系が運用に就いています。全部で9運用となっていますが、北陸新幹線敦賀延伸後はびわこエクスプレス運用を含めて6運用になると予想されます。

夜間留置場所は敦賀2本、米原2本、向日町1本、大垣2本と考えられます。向日町に留置されている車両が予備車となり、必要に応じて車両の取替が行われると予想します。

編成両数はおそらく京都所属の683系N・W6両のみで、繁忙期でも9両になることはなくなると思います。これは福井県⇔関東圏の移動がほぼ北陸新幹線経由に移行する考えられること、京都所属の681系V3両と683系V3両が繁忙期には全てサンダーバード運用に消費されてしまうと考えられることが理由です。

次に特急サンダーバードですが、京都所属の車両と金沢所属の車両と京都所属の両方の車両が現在使用されています。全部で16運用ですが、北陸新幹線敦賀延伸後は10運用となるでしょう。

夜間留置場所は敦賀4本、向日町4本、宮原4本と考えられます。比良おろしで迂回運転が行われることを考慮して稼働数を多めとし、予備車は向日町に2本のみとなると思います。

大阪側の夜間留置が多めになっているのは、大阪駅の出発時刻が一番早くて5時12分から設定できるのに対し、敦賀駅からは新幹線接続の都合から6時53分からの設定となるからです。敦賀側は敦賀駅自体が12両編成対応の留置線が少ないため、設定本数が少なくなると考えられます。

使用車両は京都所属の車両のみとなり、基本編成は683系B9両のみ、付属編成は京都681系V3両と683系V3両になると考えられます。編成両数は、2023年に681系3両が2本金沢→京都に移籍したことを考慮すると、基本9両で、繁忙期は全列車は12両になるでしょう。

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駅ごとの夜間留置状況

本記事では北陸本線の留置状況を記載します。

北陸本線

金沢総合車両所(車庫収容力:留置線471両+車庫線102両+転削線12両+入替線10両、合計留置両数199両
あいの風とやま521系AK2両2本
IRいしかわ521系IR2両4+1本
金沢521系U2両6+2本(IRいしかわ鉄道所有分含む)
金沢521系G・J2両5+1本
敦賀521系G・J2両2本
京都681系V3両・683系V3両3本
京都683系W6両2本
京都683系B9両6本
金沢681系W3両・金沢681系N3両・683系N3両+4本
金沢683系R3両+6本
金沢681系W6両・金沢681系N6両・683系N6両6+2本

南西部車庫(車庫収容力:留置線203両+車庫線66両
65m3両1本
245m12両1本
265m13両6本
285m14両1本
325m16両3本
バッファ線305m15両2本
バッファ線365m18両1本
車庫線135m6両1本
車庫線250m12両3本
車庫線250m12両1本(建屋は155m7両分)
車庫線250m12両1本(建屋は135m6両分)
北東部車庫(車庫収容力:留置線100両+転削線12両+入替線10両
45m2両1本
85m4両3本
105m5両2本
165m8両1本
225m11両1本
245m12両2本
285m14両2本
バッファ線105m5両1本
転削線245m12両1本
入替線205m10両1本
南東部車庫(車庫収容力:留置線168両+車庫線36両
245m12両3本
265m13両9本
305m15両1本
車庫線255m12両3本

金沢(合計留置両数8両
金沢521系G・J2両1本
金沢521系U2両2本
敦賀521系G・J2両1本

敦賀側引き上げ線:35m1本、265m13両2本
富山側引き上げ線:285m14両1本、305m15両1本

松任
夜間留置設定なし

側線
85m4両1本
105m5両1本
145m7両1本
165m8両1本
185m9両1本

美川
夜間留置設定なし

小松
夜間留置設定なし

粟津
夜間留置設定なし

加賀温泉
夜間留置設定なし

大聖寺
夜間留置設定なし

芦原温泉
夜間留置設定なし

福井(合計留置両数6両
金沢521系G・J2両2本
敦賀521系G・J2両1本

引き上げ線85m非電化4両1本、145m7両1本

南福井(車庫収容力:電化126両+非電化32両、合計留置両数30?両
福井キハ120形1両+2本
金沢521系G・J2両2本
敦賀521系G・J2両6本
京都683系0代6両1本
金沢681系W6両・金沢681系N6両・683系N6両1本

車庫(車庫収容力:電化126両+非電化32両
105m非電化5両1本
125m非電化6両1本
145m非電化7両3本
65m3両1本
125m6両1本
145m7両3本
165m8両1本
185m9両2本
145m12両1本
265m13両1本
285m14両2本
345m17両1本

鯖江
夜間留置設定なし

武生
夜間留置設定なし

今庄
夜間留置設定なし

敦賀(車庫収容力181両、合計留置両数49両
敦賀125系1両2+2本
網干223系4両・225系4両3本
金沢521系G・J2両5本
敦賀521系G・J2両5+1本
敦賀521系E2両3+1本
金沢681系W3両・681系N3両・683系N3両1本

駅側線(車庫収容力:61両
65m3両1本
125m6両1本
165m8両1本
185m9両1本
205m10両1本
245m12両1本
275m13両1本(特急専用ホームの引き上げ線)
敦賀鉄道部北側車庫(車庫収容力:86両
65m3両1本
105m5両4本
125m6両1本
145m7両1本
165m8両1本
245m12両1本
305m15両2本
敦賀鉄道部南側車庫(車庫収容力:34両
85m4両1本
105m5両1本
165m8両2本
185m9両1本

新疋田
夜間留置設定なし

近江塩津
夜間留置設定なし

引き上げ線:125m6両1本

木ノ本
夜間留置設定なし

高月
夜間留置設定なし

中線:495m(おそらく貨物列車退避用)

長浜
夜間留置設定なし

米原(車庫収容力:留置線228両、合計留置両数172~181両
網干223系8両・225系8両7本
網干223系6両・225系6両6本
網干221系6両5本
網干223系4両・225系4両8本
大垣313系8両2本
敦賀521系E2両1本
京都683系B9両0~1本(びわこEXP運用の有無によって夜間留置しない場合あり)

車庫(車庫収容力:留置線228両
185m9両1本
205m10両1本
225m11両3本
245m12両10本
265m13両2本
305m15両2本
駅南側は貨物列車の留置線なので割愛

所感

次に駅ごとの夜間留置状況を確認していきます。北陸本線は全線雪が降る地域を通るからか、車庫以外での夜間留置は福井と金沢しかありません。

松任工場が併設されていた松任にも夜間留置がありません。将来敦賀延伸によって敦賀より北側の夜間留置が大幅に減少することを踏まえると、既存留置線を撤去して車両基地を縮小することも考えられるでしょう。

線路設備の縮小が行われると考えられるのは、金沢総合車両所と松任ですね。すでに松任については、工場が閉所となり、線路が分断されて道路上の踏切も撤去が進められているようです。

金沢総合車両所については、県道200号線より東側のエリアは全て撤去し、再開発エリアとしてしまって良いと思います。敦賀延伸によって金沢総合車両所に留置する車両は203両→73両になる思いますので、約200両を留置線に留置できる西側のエリアだけで運用を賄うことが出来ると思います。

問題は敦賀以南の車庫留置ですね。敦賀・米原・向日町・宮原で車両留置が増えると予想されます。

とりあえず本記事では敦賀と米原について。まず米原については、びわこエクスプレス運用で9両が1本夜間留置されますが、敦賀延伸後はしらさぎの役割も兼用するようになるので、6両2本の12両に増えるかと思います。

とはいえ米原に関しては特に問題ありません。留置両数が3両増えるだけなので、十分間に合うでしょう。

留置両数が大幅に増えるのは敦賀です。当方の予想ではしらさぎ向け6両2本、サンダーバード向け12両4本で合計60両が留置されるので、ダイヤ改正後は合計留置両数が106両に増えることになります。

一応敦賀には、増加する留置両数を収めるだけの容量が既に備わっています。しかし駅構内の運用は多少なりとも変わるのではないでしょうか。

敦賀駅の車両留置は、既存ホームより東側に隣接して整備されている側線エリアと駅より南側にある敦賀鉄道部の2エリアがあります。このうち側線エリアが特急列車の待機場所、敦賀鉄道部エリアが普通列車の留置場所になると考えられます。

余談ですが、北陸新幹線敦賀延伸によって供用開始となる新幹線ホーム直下の在来線特急用ホームは、北陸新幹線がさらに新大阪まで延伸開業した時に北陸本線の本線に切り替わると思います。すでに在来線の線路は敦賀よりさらに金沢方面に線路が伸びていて、引き上げ線を介して側線に繋がっています。

まとめ

ということで、以上北陸本線に関する所感でした。情報がもうすでにいくらか集まっているだけにかなり具体的な予想が可能になってきました。

ダイヤ改正内容発表まであと1か月。答え合わせまであと少しです。

ちなみにダイヤ改正に関する予想は下記でも行っていますので、良ければこちらもご覧ください!

北陸新幹線開業後のダイヤ・車両運用・今後の展望を語る!
今回は北陸新幹線について語ります。北陸新幹線敦賀延伸後のダイヤの所感2023年8月30日、JRより北陸新幹線敦賀延伸後のダイヤが発表されました。延伸区間である金沢~敦賀間はかがやき9本、はくたか5本、つるぎ25本の計39本運転となりました。...

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