JR西日本の桜井線・和歌山線の夜間留置状況まとめ!所感を語る!

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JR西日本

JR西日本が管轄するJR桜井線・JR和歌山線の夜間留置まとめ!2023年のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!

夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください。(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)
JR桜井線は、奈良県奈良市にある奈良駅から、桜井市にある桜井駅を経由して、同県大和高田市にある高田駅までを結ぶ鉄道路線です。全線が単線の地方交通路線ですが、同時に全区間が直流電化されており、同線を走る列車は電車のみとなっています。
奈良駅と王寺駅の間は基本的に大和路線で直線的に移動するのが基本ですが、JR桜井線はそれより南へ大きく迂回するルートとなっています。そのため全区間を通しの利用者は少なく、専ら地域輸送が主となっています。
JR和歌山線は奈良県王寺町にある王寺駅から、和歌山県橋本市にある橋本駅を経由して、和歌山県和歌山市にある和歌山駅までを結ぶ鉄道路線です。JR桜井線と同様に全線が単線・直流電化の地方交通線です。
金剛山地と紀の川に沿って路線が敷かれていますが、途中に大都市が存在しないため、線内のみのローカル輸送に徹する運行体系となっています。ローカル路線とはいえ、途中駅で他の路線と乗換可能であり、JR桜井線近鉄吉野線南海高野線に乗り換えが可能です。
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運行系統ごとの運用状況

本記事では新在家所属を中心に記載します。

新在家(2023年)

新在家227系2両34本(30運用
新宮2本、串本2本、紀伊田辺2本、和歌山1本、新在家7+4本、粉河2本、橋本2本、五条7本、高田1本、王寺3本、奈良1本

所感

新在家派出所に所属する列車は2019年まで105系と117系のみでしたが、新型車両の227系が投入され旧型車が淘汰されました。さらに運行系統もほぼ1種類に統一され、分かりやすくなりました。

運行範囲は非常に広く、本記事で紹介する桜井線・和歌山線の他に紀勢本線でも運行されています。そのため夜間留置を広く分散しており、特に串本・粉河・橋本・五条・高田で車庫外留置が設定されています。

ただ後述しますが、個人的には製造数が少なかったのではないかと考えています。新在家車が運行されている線区では、新在家車以外に日根野車奈良車も入線するからです。

夜間留置の都合が一部あるとはいえ、紀勢本線電化区間全線・和歌山線和歌山~高田間・桜井線全線の普通車は新在家所属の227系2両に統一すべきだったと思います。今からでも製造を再開できないでしょうか。

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駅ごとの夜間留置状況

本記事では桜井線・和歌山線について紹介します。新在家派出所の車両は紀勢本線にも列車が走行しますが、これについては別記事で紹介します。

桜井線

奈良(車庫収容力:23両、合計留置両数:2両1本+4両1本+6両2本=18両
奈良205系4両1本
奈良221系6両2本
新在家227系2両1本

加茂側引き上げ線:245m12両1本
難波側引き上げ線:225m11両1本

天理(車庫収容力:電化124両+非電化40両、合計留置両数:4両6本+6両2本+8両1本=44両
奈良205系4両1本
奈良221系4両5本
奈良221系6両2本
奈良221系8両1本

引き上げ線(車庫収容力:電化124両+非電化40両
電化285m14両2本
電化325m16両6本
非電化265m13両2本
非電化285m14両1本
一番西側の3線は電化されていない。

桜井
夜間留置設定なし

高田(合計留置両数:2両1本=2両
新在家227系2両1本

和歌山線

和歌山(車庫収容力:31両、合計留置両数:2両1本+4両3本+6両3本=32両
日根野223系4両・225系4両3本
日根野225系6両3本
新在家227系2両1本

側線:125m6両1本
引き上げ線:45m2両1本、145m7両2本、185m9両1本

新在家(車庫収容力:留置線141両+検査線18両、合計留置両数:2両11本+4両9本=58両
日根野223系4両・225系4両9本
新在家227系2両7+4本

車庫(留置線141両+検査線18両)
45m2両1本
65m3両2本
85m4両1本
125m6両1本
185m9両1本
205m10両1本
225m11両2本
265m13両4本
285m14両1本
325m16両1本
入出庫待機線245m12両2本
検査線125m6両(建屋50m2両分)
検査線245m12両(建屋120m5両分)

粉河
新在家227系2両2本

橋本
新在家227系2両2本

五条(車庫収容力:22両、合計留置両数:2両7本+4両3本=26両
奈良221系4両3本
新在家227系2両7本

側線:85m4両1本、105m5両1本、260m13両1本

吉野口
夜間留置設定なし

高田(合計留置両数:2両1本=2両
新在家227系2両1本

王寺(車庫収容力:161両、合計留置両数:2両3本+4両4本+6両12本+8両1本=102両
奈良201系6両5本
奈良221系4両4本
奈良221系6両7本
奈良221系8両1本
新在家227系2両3本

側線:265m13両1本、445m22両1本
引き上げ線:185m9両1本、105m5両+185m9両1本(途中に踏切がある)
車庫
85m4両2本
125m6両6本
145m7両1本
165m8両1本
185m9両1本
265m13両1本
285m14両2本
345m17両1本

所感

桜井線と和歌山線の夜間留置状況をまとめると、先述の通り、奈良車と日根野車が同線内で夜間留置設定されているのが分かります。日根野車が新在家に夜間留置しているのは阪和線の運行のためにやむを得ないとはいえ、奈良車の方は関西本線沿線の車庫の容量が小さいのが原因です。

桜井線の天理には奈良車の夜間留置が多数設定されています。下記記事で紹介した通り、奈良支所が主に管轄するエリアは車庫容量が逼迫しているので、桜井線の沿線に夜間留置して奈良まで回送しています。

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個人的には桜井線の旅客運用は全て新在家227系に統一すべきだと思います。現状では奈良221系4両の入線があり、王寺まで直通して分割併合を行っていますが、その状態では専用の座席指定車両の導入にも支障が出るのではないでしょうか。

また、奈良車の和歌山線への乗り入れも高田までにすべきだと思います。逆に新在家227系は早朝深夜以外は高田までの運行にできるよう、王寺の配線を改良をすべきでしょう。

まとめ

ということで、桜井線和歌山線の夜間留置状況まとめでした。

前述しましたが、もう少し新在家227系を製造して欲しかったです。運用線区と使用車両をはっきりと区分けできた上に、余剰となった奈良車や日根野車は混雑の激しい区間に転用してフォローに回ることが出来ただろうに・・・と思います。

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