全く予想外の所からサステナ車両の譲受が来ましたね。
みんな都営三田線とかりんかい線を予想していたかと思いますが、実際は東急と小田急でした。
所感
とりあえず西武の意図しているのは、プレスにもある通りチョッパ車・抵抗制御車の廃止に尽きるということでしょう。
特にチョッパ車は部品調達が難しくなっていることは、前々から言われていることではあります。
ついでに言うと、小田急8000形の運行範囲に西武新宿線が含まれていないので、東村山~本川越間の運行が想定されているのかが不明です。(一応5編成で国分寺線を回すことは可能ですが・・・)
東急9000系の運行範囲に西武池袋線の飯能~吾野間が含まれていないのは、さすがにミスでしょう。
吾野駅で乗換を強制されるのは明らかに不便です。
NHKのニュースによると、東急9000系約60両、小田急8000系約40両とのことことでした。
もしこの通りだとすると、東急9000系4両15本、小田急8000形6両7本となりますので、とりあえず国分寺線の東村山以北・西武園や本川越方面への直通はなさそうですね。 工事の進捗で直通運転が復活する可能性があるかもですが。その場合は小田急8000形の譲渡数が増えるかもしれません。
それと秩父鉄道への直通運転は存続可能ですね。2023年改正時点で狭山線が2運用、秩父線が7運用、多摩川線が3運用で合計12運用予備3であり、旧型車を全車両置き換え可能です。
といっても秩父鉄道に入線可能かどうかの検証とかが必要になるので、その面倒が理由で廃止になるかもしれませんが。
あとは、4両に短縮された車両同士で連結し、8両を組成できるかが注目ですね。東急電鉄では2編成を連結して運用することはないので、電気連結器を新たに装備する必要があります。
まとめ
ということで、この車両投入をもって西武では全車両VVVF車への展望が見えてきました。西武が全車VVVF化が完了すると、残り全車VVVF化が完了していない関東私鉄は京成と東武のみとなります。
京成は新型車両投入により近いうちに全車VVVVF化するでしょうが、東武はどうするのでしょうか。過去の判断が今になってツケとして回ってきている訳ですが、東武は清算出来るのでしょうか。
コメント