阪急宝塚本線・阪急箕面線・能勢電鉄線の夜間留置まとめ!2023年11月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!
運行系統ごとの運用状況
豊中3本、池田2本、川西能勢口1本、雲雀丘花屋敷23~24+5本、日生中央0~1本
石橋阪大前1本、箕面1本、雲雀丘花屋敷1+2本
平野6+2本、山下1本、日生中央1本
平野2本
所感
阪急宝塚線は2022年12月17日のダイヤ改正より10両での運転が消滅し、付属2両の運用が終了しています。現在は本線向けの8両運用、箕面線向けの4両運用、そして能勢電向けの4両運用と2両運用の計4種類の運用となっています。
とはいえ、阪急8両に関しては10両運用が存在していた頃の名残として、女性専用車両のステッカーが貼られた車両のみ運用に就くことが出来る通勤特急専用運用が4運用存在します。また能勢電鉄線内に入線可能な車両も限られているため、乗り入れ可能な編成のみ能勢電直通運用に就きます。
最終的に阪急8両は35本・30運用・予備5本となっており、阪急京都本線と同様に予備が多くなっています。これだけ予備があれば是非増発して欲しい所ですが、全列車停車駅である十三の発着線が上下1本ずつしかないため、増発が出来るか不明という状況です。
十三を通過する通勤種別を用意すれば増発が可能かもしれませんが、信号システム的に通過運転ができない可能性が高いです。残念ながら増発に期待するのは諦めた方が良いかもしれません。
仮に阪急線を阪神線と同様に12分サイクルとすると、特急5本+急行5本+準急5本+普通10本の計25本になるでしょうか。現行ダイヤが22本なので、実現不可かもしれませんね。
4両運用については箕面線向けの阪急車運用と能勢電鉄線内専用運用の2種類が存在します。それぞれ予備が2本ずつあり、こちらも少し多い印象です。
また南海と泉北、京成と新京成と同様に阪急と能勢電鉄も合併すれば予備を削減することができます。能勢電鉄は繰越欠損金が存在する程に借金が多いため合併は難しいかもしれませんが、2社が合併することでコスト削減になるでしょう。
駅ごとの夜間留置状況
大阪梅田
夜間留置設定なし
十三
夜間留置設定なし
庄内
夜間留置設定なし
曽根
夜間留置設定なし
豊中
阪急8両3本(3号,4号,5号)
石橋阪大前
阪急4両1本(5号)
箕面
阪急4両1本(2号)
池田
阪急8両2本(3号,4号)
川西能勢口
阪急8両1本(6号)
雲雀丘花屋敷(車庫収容力:2両27本+4両9本+8両38本分、車庫留置両数:4両3本+8両26~27本=232両)
阪急8両1本(1号)
阪急8両21~22+5本(車庫)
阪急4両1+2本(車庫)
170m8両1本
190m10両1本
195m10両10本
200m10両2本
205m10両5本
230m12両3本
250m13両1本
255m13両1本
260m13両2本
275m14両2本
引き上げ線8両1本
洗車線190m10両2本(内1本は100m付近に分岐器アリ)
入出庫待機線210m11両2本
検査線200m以上10両5本
宝塚
夜間留置設定なし
平野
能勢電4両1本(3号)
能勢電4両5+2本(車庫)
能勢電2両2本(車庫)
120m6両2本
75m4両3本
検査線120m6両2本
入替線115m6両1本
山下
能勢電4両1本(3号)
妙見口
夜間留置設定なし
日生中央
能勢電4両1本(2号)
阪急8両0~1本(3号)
所感
阪急宝塚線は阪急京都線とは対照的に車庫容量は十分にあります。阪急8両は大阪梅田を含め大阪都心側の夜間留置は一切存在せず、引き上げ線を有する曽根でさえ夜間留置設定はありません。
この大阪側に車両留置がないことを象徴するのが、雲雀丘花屋敷を4時26分に発車する普通列車でしょう。関西で最も早い時刻かと思いますが、この列車が大阪梅田に4時55分に到着し、折り返し大阪梅田からの初電列車として5時丁度に出発します。
反対の宝塚でも夜間留置設定が存在せず、こちらも雲雀丘花屋敷から営業運転で送り込んで営業がスタートします。このように、阪急8両については全ての車両が車庫内に収まっており、今後もし稼働数を増やす必要が出ても、余裕をもって対応可能といえるでしょう。
4両については、初電列車の運転時刻の都合により、車庫外留置が石橋阪大前・箕面・平野・日生中央に存在します。2両は車庫に収まっています。
まとめ
ということで、以上阪急宝塚線・阪急箕面線と能勢電鉄線の夜間留置状況でした。
車庫容量に十分余裕があることが分かったと思います。その余裕を京都線に分けてくれたら京都線が全車8両になるのですが、そこが上手くいかない所が何とも歯がゆいですね。
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