阪急京都本線・阪急嵐山線・阪急千里線・大阪メトロ堺筋線の夜間留置まとめ!2023年11月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!
運行系統ごとの運用状況
桂5本、正雀5+1本
京都河原町1本、桂11+3本、長岡天神2本、高槻市1本、茨木市2本、正雀10+3本、相川2本、北千里2本、淡路1本、大阪梅田1本
京都河原町1本、桂5+1本、高槻市1本、正雀4+1本
正雀1本
桂3本
桂+3本
東吹田7+4本、天神橋筋六丁目1本、天下茶屋5本
所感
阪急京都線では、車両形式に関係なく両数で運用が分かれており、さらに8両についてはセミクロスシートを備える9300系とそれ以外の列車で運用が分かれています。現在の運行系統はメトロ車運用も含めて7種類となっています。
阪急9300系は10運用予備1本ですが、検査等の都合によって一般8両が代走することがあるようです。9300系・一般8両・一般7両を合計すると63本・54運用・予備9本となり、他社と比較すると予備がかなり多いのが伺えます。
大阪メトロ側も予備が4本もあることから、こちらも予備が多いことが分かります。さらに阪急2両運用については、2022年のダイヤ改正をもって10両運転が運用が消滅したため、2両の定期運用も消滅しています。
今後のダイヤ改正によっては、これらの予備を削減され、朝ラッシュの列車本数も削減されるかもしれません。コロナ前でも京都本線の混雑率は119%しかなかったので、十分あり得る範疇かと思います。
例えばピーク1時間のダイヤを12分サイクルで準特急10本、普通10本にしてしまうとか。全て8両編成とすると、計算上はコロナ前2019年基準で146.37%、コロナ後2022年基準で124.23%になります。
堺筋準急が消滅するなど、かなり残酷な本数設定ですが、政府目標の150%以内には収まるので、無しではないはずです。もちろん理想はこの20本ダイヤにさらに堺筋準急を12分に1本挟むことですけどね。
駅ごとの夜間留置状況
阪急一般8両1本(1号)
阪急一般7両1本(2号)
夜間留置設定なし
桂(車庫収容力:8両25本分、車庫留置両数:2両3本+4両3本+7両6本+8両17本=196両)
阪急一般4両1本(1号)
阪急一般8両2本(2号,4号)
阪急9300系8両5本(車庫)
阪急一般8両9+3本(車庫)
阪急一般7両5+1本(車庫)
阪急一般4両2本(車庫)
阪急一般2両+3本(車庫)
120m6両1本
155m8両4本
180m9両1本
190m9両1本
205m10両3本
210m11両1本
220m11両1本
230m12両3本
240m12両2本
270m14両1本
330m17両1本
380m20両1本
検査線270m14両1本(建屋は200m10両分)
検査線200m10両2本
転削線180m9両1本
洗浄線200m10両1本
入替線220m10両1本
長岡天神
阪急一般8両2本(1号,4号)
高槻市
阪急一般7両1本(1号)
阪急一般8両1本(4号)
摂津富田
夜間留置設定無し
茨木市
阪急一般8両2本(1号,4号)
正雀(車庫収容力:6両3本+7両2本+8両29本分、車庫留置両数:6両1本+7両5本+8両17本=177両)
阪急一般8両2本(3号,4号)
阪急9300系8両5+1本(車庫)
阪急一般8両8+3本(車庫)
阪急一般7両4+1本(車庫)
阪急雅洛6両1本(車庫)
125m6両2本
135m7両2本
155m8両5本
175m9両2本
190m10両1本
220m11両1本
230m12両1本
265m13両1本
280m14両1本
310m16両2本
320m16両2本
350m18両1本
待機線155m8両1本
検査線200m10両5本
洗浄線370m19両1本
入替線120m6両1本
入替線190m10両1本
東吹田(車庫収容力:8両14本分、車庫留置両数:8両11本)
メトロ8両7+4本(車庫)
160m8両14本
入出庫待機線230m12両1本
洗浄待機線160m8両1本
検査線130m6両3本
検査線170m8両2本
相川
阪急一般8両2本(1号,4号)
北千里
阪急一般8両2本(3号,4号)
淡路
阪急一般8両1本(2号)
十三
夜間留置設定なし
大阪梅田
阪急一般8両1本(1号)
天神橋筋六丁目
メトロ8両1本(引上)
堺筋本町
夜間留置設定なし
動物園前
夜間留置設定なし
天下茶屋
メトロ8両5本(2RT,3RT,XT,YT,ZT)
所感
阪急京都本線は車庫外留置が多いものの、全線を俯瞰すれば、まだ夜間留置設定を追加することは可能です。現在京都本線には8両編成と7両編成の2種類の列車が走行していますが、7両編成が走行しているのは、専ら京都河原町の2号線が7両分しか長さがないからだと考えられます。
桂・正雀の車庫にそれぞれ目一杯車両を留置し、高槻市・茨木市・大阪梅田など、まだ車両を追加で夜間留置できる駅に車両を留置すれば、全列車8両化することも可能でしょう。まずは京都河原町2号線を使用しないダイヤに改正することから必要と考えられます。
あるいは正雀工場を移転させ、新たな車両基地を新設する案でしょうか。上牧~高槻市間は阪急京都本線内で最も駅間距離が長いため、イオン高槻店の裏手付近に新駅を設置し、その新駅に併設させる形で車両基地を建設することが可能なはずです。
この付近は高槻市によって市街化調整区域となっており、住宅地は少ないです。車両基地建設と共に周辺を再開発し、イオン・阪急駅・JR駅・名神高速道路を一直線に繋ぐペデストリアンデッキや阪急初の鉄道博物館を建設すれば、かなりの集客が出来るのではないでしょうか。
まとめ
ということで阪急京都本線・大阪メトロ堺筋線の夜間留置状況のまとめでした。
やはりまずはダイヤ改正して、平日朝ラッシュもパターン化する所からがスタートでしょうか。何度も言うように、京都河原町の2号線を使わないダイヤに改正することが阪急京都本線に必要なダイヤ改正です。
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