大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線2023年度夜間留置状況まとめ

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大阪メトロ

大阪メトロが管轄する長堀鶴見緑地線・今里筋線の夜間留置まとめ!2023年11月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!

なお、夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)
長堀鶴見緑地線は、大阪府大阪市大正区にある大正駅から大阪府門真市にある門真南駅までを結ぶ鉄道路線です。日本初の鉄輪式リニアモーターミニ地下鉄であり、1990年に最初の区間が開業しました。
路線自体は大阪都心部を東西に貫通する形で概ね敷設されており、大阪メトロ中央線の混雑緩和に役立っています。起点の大正駅からはさらに鶴町地区まで延伸する構想がありますが、累積欠損を解消するまでに至れないとのことで、延伸工事の目途は立っていません
今里筋線は、大阪府大阪市東淀川区にある井高野駅から同市東成区にある今里駅までを結ぶ鉄道路線です。大阪メトロの新規路線としては最も新しい路線であり、2006年に開業しました。
大阪メトロの路線としては、南港ポートタウン線と同様に大阪都心部の外縁に敷設された路線であり、その影響か利用者が少ないです。そのため、高額な建設費が重荷となり、現在まで黒字化したことは一度もありません
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運行系統ごとの運用状況

本記事では長堀鶴見緑地線・今里筋線で運用する分を主に記載します。

長堀鶴見緑地線(2023年11月時点)

大阪メトロ4両26本(23運用
門真南1本、鶴見緑地19+3本、心斎橋1本、大正2本

所感

長堀鶴見緑地線は26本・23運用・予備3本でダイヤが組まれています。予備が最低3本以上と多めに用意するのは大阪メトロの方針と考えられます。

長堀鶴見緑地線では、2019年3月に朝ラッシュの列車増発が行わました。増発前の2018年度の混雑率は135%でしたが、増発後は122%になりました。

135%というと関東では到底増発という判断には至らない混雑率です。しかし、首都圏以外の地方では135%はかなり高い数値となるため、事業者によっては増発による混雑緩和の対象になるようです。

地方の感覚だと混雑率がおおよそ140%前後に達すると混雑緩和のために増発をするようなので、関東地区も140%前後に達していて、かつ増発が可能なくらい線路容量に余裕があるのであれば、ためらわず増発の判断を下して欲しい所です。

ちなみに増発に際しては、今里筋線で活躍していた80系を1編成、長堀鶴見緑地線でも使用可能なように改造しました。在籍本数が25本から26本に増やしたことで朝ラッシュの増発が可能になりました。

今里筋線(2023年11月時点)

大阪メトロ4両16本(13運用
井高野1本、清水11+3本、今里1本

所感

今里筋線は2006年に開業した大阪メトロの路線の中で最も新しい路線です。建設費を出来るだけ削減するため、長堀鶴見緑地線と同様の鉄輪式リニアモーター方式を採用しています。

開業後は利用者が伸び悩み、2013年には運用数を1本削減して、全時間帯での減便が行われました。削減された1本は、前述のように長堀鶴見緑地線で使用可能なよう改造され、同線の朝ラッシュ増発に活用されています。

2023年現在は16本・13運用・予備3本となっています。この稼働状況でコロナ前の混雑でも84%しかありませんでした。コロナ後の2022年度は73%です。

今後両線の利用状況によっては、さらなる今里筋線の減量が行われてもおかしくないでしょう。利用状況が変わらなければ、今のダイヤままかと思いますが。

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駅ごとの夜間留置状況

本記事では長堀鶴見緑地線・今里筋線の留置状況を記載します。

長堀鶴見緑地線

門真南
大阪メトロ4両1本

鶴見緑地
大阪メトロ4両2本(引上)
大阪メトロ4両17+3本

引き上げ線:8?両2本
車庫:4両27本留置可能

京橋
夜間留置設定なし

心斎橋
大阪メトロ4両1本

引き上げ線:8?両1本

大正
大阪メトロ4両2本

引き上げ線:8?両3本

所感

長堀鶴見緑地線の留置状況はほぼ理想的な状況かと思います。留置場所は車庫と路線の端点のみです。

車庫もまだ容量があり、今後の利用者増にも即座に対応可能でしょう。長堀鶴見緑地線も大阪都心への通勤・通学におススメの路線だと思います。

気になるところがあるとすれば、心斎橋で夜間留置する運用において、入出庫ともに心斎橋~大正間を回送していることでしょうか。営業運転すれば初電繰り上げ・終電繰り下げになるので、営業運転してもらえないかなという所です。

とはいえ、大阪都心の早朝深夜の需要を考えれば不要かもしれませんけどね。

今里筋線

井高野
大阪メトロ4両1本

清水
大阪メトロ4両11+3本

車庫:詳細不明(最低限4両12本を留置可能と考えられる)

今里
大阪メトロ4両1本

駅から南へ線路がさらに伸びているが、留置できるかは不明

所感

今里筋線も留置場所は車庫と路線の端点のみです。夜間留置で不自然な所はありません

まあ、利用者が少ないので、その分変な所は発生しようがないのでしょう。今後利用者が増えることを祈るばかりです。

まとめ

ということで、長堀鶴見緑地線今里筋線でした。両線は車両の更新予定も公式から発表されていないので、当面はこのままと考えられます。

車両の更新は2030年頃でしょうか。とはいえ他の路線の車両も更新しないといけないため、長堀鶴見緑地線の車両置き換えはもっと後になるかもしれません。

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