神無き世界のカミサマ活動 キャラ考察 卜部征人編

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神無き世界のカミサマ活動

コミプレで絶賛連載中の「神無き世界のカミサマ活動」。
本記事では、作中の登場キャラクター、卜部征人のキャラまとめと考察をしていきます。

2023年10月1日時点の考察です。
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概要

本作の主人公。男性。通称はユキト。全知全能の神とされる「ミタマ」を崇拝する教団「神地崇教」の初代教祖「卜部聡一朗」の息子(いわゆるカルトジュニア)。姉の「卜部千夜丸」がいる。

容姿は至って普通の日本人男性。故に初期は作画が定まっておらず、特にガタイの良さが回を追うごとに良くなっていった印象。

ユキトの父が教主をしている「神地崇教」が武道を学び、身体を鍛える宗教のため、息子であるユキトも武道を叩きこまれており、一般人より戦闘力が高い。

一般的ななろう転生作品と比べると、主人公にバックボーンがあり、かつ身体もきっちり鍛えていて、主人公自身がバトルにある程度出れるという違いがある。

カミカツ世界にタイムスリップする前は、カルトジュニアかつ教団の後継者として、虐待と言って良い修行を強要されていて、タイムスリップ前の現代(と姉の異常性)にうんざりしていた。

故に産霊の儀によってタイムスリップした直後は、カミカツの世界を天国だと喜んでいた。しかし、カクリに過ごしていくうちに、カミカツ世界の異常性を何度も見せつけられることになる。

1度目は皇国の終生制度。仲間のアルやシルが突然死刑にされる。

2度目はアータルの襲来。村を守るために信者集めをしたが、ロキが居なければ村が滅んでいた。

3度目は皇宮内で知った世界の真実。特にカミカツ世界に連れてきたミタマが一番得体が知れず不気味な存在だった。

絶望を何度も味わったことと、仲間を守るためには是が非でも信者を集めて力を高める必要があると感じたことから、次第に自分以外を信じることが無くなっていき、味方陣営に害をなすものに対して容赦がなく、そして非情になっていく。

強み

カルトジュニアとして生まれたため、宗教関連の知識に長けており、これがカミカツ世界において重要な要素である信者システムと相性が良い。

作中で宗教関連の知識に精通している人間が皇国内にユキト、ガイア、チヤマルぐらいしか居ないと考えられるため、勢力拡大等々を踏まえても他を圧倒できる強力な武器と考えられる。
(いわゆる現代知識無双要素。逆に言うとパワーバランスを考えないと一気にユキトが無双する状態になる)

知略に長けている。いわゆる頭が良い設定。知将として戦略を練るタイプ。

身体を鍛えているため、自ら先頭に出ることも可能。柔軟性が高い。

ミタマとの契約により(ほぼ)不死身。ガイア編でもあった通り、ダメージを気にせず前線で特攻できる。

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懸念点

戦闘力

武道を叩きこまれたため一般人に比べれば戦闘力が高いが、カミカツの世界ではアルコーンという意能力者やレールガンを始めとする未来の武器が存在するため、それらと比べると目に見えて見劣りする。

個人的には神の力を操り、神の力をもって耐久力が上がらないとレールガンなどの武器に一瞬で吹き飛ばされるのではなかろうか。

自由を追い求めることの難しさ

救世御霊教は「自由」を求めることをモットーに「信者たちよ、自由であれ!」という教義を掲げている。この教義を定めるようになった経緯については、作中にもある通り、「欲望に忠実に人間らしく生きよう」と好き勝手にみんなが要望を出したからである。

しかし自由に生きるためには、他者からの束縛・抑圧がないことが必須。もしこの内紛状態にあるカミカツ世界において、他のアルコーンに敗けてしまうと簡単に自由が奪われてしまうと言える。

自由で有り続けるためには、絶対に敗けてはならず、頂点を取らないといけないのではないだろうか。自由であり続けることの難しさは進撃の巨人を読んでいれば自明の話だろう。

時には不自由であることを認め、自由であることよりも幸せであること、苦痛でないことの方が重要な場合もあるかもしれない。その意味ではロキを必ずしも上回る必要があるだろうかとは個人的に感じる。
(ロキ自身はクレン時代のカクリでの生活を懐かしんでいるし、協調路線があっても良さそう。お互いの理解が大事なのはダキニ編で明らか)

ユキトの非情さ

ユキトが殺人も厭わない非情さを持ったことは先述の通り。しかし、その度合いが強いために周りの人間が恐怖を覚える場面がある。

またガイア編以降、焦りが見え、軽率な行動が見受けられる。ガイアの処理を急ごうと焦っていたり、ガイア討伐後ロキのいる皇都に潜入するためにアータルに壁を壊させようとした結果、皇都内にあったレールガンに返り討ちに遭ったりが代表例だろう。
(ダキニ攻略時のユキトであれば、壁をいきなり破壊しようとしたりせず、まず壁をどう攻略するか、ミタマを使って壁を調査することから始めていたはず)
もじスムマヌスが居なければ、ミタマとユキトはともかく、アータルとガイアを永遠に失うことになりかねなかった。

そもそもロキと必ずしも敵対する必要があるのか(というか殺し合いする必要があるのか)という問題もある。今まで通り潜入によってロキの動向を探る程度に留めるでも構わないと思う。

まとめ

ユキトは物語の主人公であり、教団の指導者であるため、彼の舵取りによって今後の展開が左右されるといっても過言ではない。今後の行動に要注目である。

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