【推しの子】第147話「願い」の感想を語る!

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【推しの子】

【推しの子】第147話感想!

前話からの続きでルビーとカミキの会話が展開されました!感想考察をしていきます!

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そういえば・・・

前回の感想で再び場転にならないかという心配をしていましたが、今回は流石に続きを書いてくれましたね。良かった。

で、今回ルビーとカミキの会話劇が描かれたわけですが、考えてみると普通に会話してたら変ですね。SNSでの反応を見て気づきました。

まずカミキがイケメン顔設定とはいえ、普通は面識がない30代男性と10代女性は会話しません。自衛策として相合傘すら断るでしょう。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

次にカミキも変装を全くせずにルビーに近づくというのも変ですね。せめて片寄ゆらの時の様に髪を束ねる位すべきではないでしょうか。

そしてこの状態のカミキに対して、ルビーは気づきません。ルビーのIQは高くないとはいえ、流石に映画撮影に際してカミキの顔写真くらいは見るはずなので、気づかないのは変です。

さらに血縁上実の父親とはいえ、面識のない男性にベラベラの自分の心情を喋るというのは、非常に迂闊と言えます。芸能人であれば、そこは一般人以上にガードを固くするのが普通ではないでしょうか。

ということで、せっかくのルビーの独白シーンでしたが、不自然のオンパレードで話が全然頭に入ってきませんでした。原作135話とかもそうですが、描きたいことを優先して違和感だらけの話を展開することが赤坂アカ先生は多い印象です。

まあ、一応このカミキとルビーの会話について少しだけ触れておこうと思いますが、とりあえずカミキは過去の出来事で相当思い悩んでいたようです。そして、考えに考え抜いた結果として今の行動があると。

しかし、カミキの行動が受け入れられるかと言われると違うと個人的に思います。やはりカミキは然るべき場所で裁きは受けるべきだと思います。

本当の願いとは。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

兄妹背負う過酷な過去に悩むルビーに対して、カミキは「ルビーの本当の願いは何か」を問います。これに対してルビーは「母を超えるアイドルになる」と回答。

これでルビーの方向性がはっきりしましたね。前話の感想でも書きましたが、やはり「ドーム公演を果たす」ということがルビーの最終的な目標となるでしょう。

さらにアイが亡くなった20歳までにこれを達成すると、「アイを超える」ということに対してより説得力を持たせることができると思います。ルビーが20歳を迎えるまで後1年8か月ですから、スケジュール的にはギリギリといった所です。

今回で映画編が終了し次回から新章とのことなので、次章でカミキとの因縁が決着し、その次の章を最終章としてルビーのドーム公演を描いて【推しの子】の物語が大団円を迎えると予想します。

流石あかね様!

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

ルビーの輝きに対して手を掛けようとするカミキ。何をしようとしていたのかは不明ですが、そこに待ったをかけたのは、我らが黒川あかね様でした。

いやぁ~~流石ですわ!!

ここ最近出てくる度に毎回爆弾のようなインパクトを残していきますね、あかねさん。ストーカーのようにつけ回すことに対して人によっては「怖い」という感情を抱くようですが、この位の狂気が無ければカミキという異常者に対抗するのは不可能でしょう。

狂気には狂気を以て制す。原作116話から約30話ごしで久々にあかねの主人公ムーブを見ることが出来ました。

そして、同時にアクアの復讐劇に決着を付ける推進力を一番持っていることも感じられました。あかねがカミキをつけ回していたということは、アクアと破局した後もあかねなりに捜査を続けていたということですからね。

ルビーは復讐劇を推進できる程の賢さはありませんし、アクアは東京ブレイドの舞台以降腑抜けてしまっているので期待できません。次章の「終劇によせて」がもし復讐劇への決着だとすれば、今後はあかねがメインで活躍する気がします。

他方カミキの方はルビー・あかねと別れた後、ニノと会話していました。(個人的にはこちらの方が驚きましたが)この様子を見るとニノはカミキがアイ殺害の首謀者であることを知っている可能性が高いように思います。

てっきりニノはカミキに騙されているのかと思っていましたが、そうではないようですね。こうなるとニノがなぜカミキと関係を持っているのか気になる所です。

そして、カミキがアクア陣営に打倒される前にやることは何なのか。今後の展開に期待ですね。

映画撮影終了!

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

最後は映画の撮影がダイジェストで進行し、ルビーがオールアップ、映画編が終了しました。ルビーがカミキを許すのか否かも含めて、後半の映画の内容については今後明らかにされていくといった所でしょうか。

最後の3ページはおそらく読者に推測させようとしているのだと思います。あるいはそこまで重要ではないのかもしれませんが。

個人的に気になったのはカミキが金田一と共に(おそらくアイの)葬式の場に居たこと。当時はカミキがアクルビの父親でかつアイ殺害の首謀者とは思いもしなかったでしょうから、周りが不自然に思わないのは当然かと思います。

しかし、どういう心境でカミキは式に参列していたのか。個人的には気になる所です。

まとめ

ということで、以上第147話の感想でした。

ちなみに今回のサブタイトルが「願い」となっていましたが、サブタイトルが「願い」となるのは原作80話以来2回目となります。このようなサブタイトルの被りは今回に限ったことではないので、探してみるのは如何でしょうか。

コメント

  1. 隣の芝生 より:

    >私から以前から、アイは【推しの子】の物語の大黒柱だから掘り下げをじっくりやるべきだと語ってきましたが、こうやって見返すと話が流石に長すぎる気がしますね。

    本読みの回だったかでルイズに「みんな大集合してて!今までの総決算!」みたいなことを言わせてたから、私も当然第九章には大いに期待してたんですよ。
    なのに終わってみたら、盛大な肩透かしを食った感が否めません。

    私は推しの子のクライマックスはおそらくアクアとカミキの対峙になると勝手に思っていて、ならば物語的に謎の解明や伏線の回収をそこまでにほぼ済ませておくだろうし、それはこの映画編でなされるだろうと予想もしていました。

    推しの子という物語の最重要人物である星野アイ──悪く言えば彼女は無自覚に多くの人を狂わせて死んでしまった箒星──とは何者だったのか? 彼女とカミキヒカルの間にどんな過去があったのか?
    私もご多分に漏れずアイの強烈極まるパーソナリティーに大いに魅かれ、映画編は彼女の真実の姿がかなりのところまで明かされるだろうと楽しみにしてました。
    事実、「旧B小町のドキュメント」だとか「双子に宛てたディスク」といった情報が出てきたときはおおいよいよかとワクワクしてました。

    だから、こういう形で撮影終了してしまったのはかなり拍子抜けです。
    私だけかもしれませんが大して盛り上がらない話ばかりに尺が取られ、肝心要の情報はほとんど何も語られないままに終わってしまった。
    謎の究明には絶好のタイミングであったろうここですら伏せられたままなら、過去のあれこれは逆にとんでもなくショボい話なんじゃないかと思えてきましたよ。

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      ここに関しては私も同じ感想を抱きましたが、よく考えてみると今回の映画は「本物のアイをカメラに収める」ことより、「カミキに社会的制裁を加えること」「アクルビ兄妹なりの復讐を果たすこと」の方が目的として大きかったように思います。
      なぜなら過去の感想記事でも書いた通り、映画編で描写されたアイは、小説「一番星のスピカ」で描写されたアイとは異なっている(と少なくとも私は思う)からです。
      そこがこれから展開されるかは分からない・・・というかあまり期待できませんが、とにかく見守るしかないと思います。

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