【推しの子】第158話「宝石」の感想を語る!

スポンサーリンク
【推しの子】

【推しの子】第158話感想!

B小町のライブツアーが進み、ついにクリスマスの東京公演の日になりました!感想考察をしていきます!

スポンサーリンク

いつの間にか

今週は最後が一番話題に挙げるべきだと思いますが、色々ツッコミ所があるので順を追って書いていきましょう。あくまでニノの評価になりますが、今回の話でルビーはいつの間にか「アイを超えるアイドル」になっていました。

また必要な描写を飛ばしていますね。前話の感想でも書きましたが、ルビーの扱いが相変わらず悪いです。

直近でも「芸能界でアイに並ぶほど売れる描写が無い」「映画撮影をする中でルビーがカミキを許すようになった思考の変化が細かく描かれない」「いつの間にかアイを超えるアイドルになっている」といった具合で描写不足が乱立しています。

ルビーはこの物語のダブル主人公の一人ではないのですか?ルビーが芸能界をのし上がる描写をもっと丁寧にできないものかと残念な気持ちになります。

アニメ化の際は絶対にここを修正して欲しいです。2.5次元編でアニオリを追加して丁寧に展開している訳ですから、まさか原作の内容をそのままアニメ化するなんてことは無いですよね

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

もう一つ「いつの間にか」な展開は、ライブツアーの東京公演が国立競技場になっている点ですね。国立競技場でライブをするのはドームでライブするより難易度が高いです。

東京ドームは今まで何組もライブしているグループが居ますが、国立競技場は過去を遡ってもSMAP・ドリカム・嵐・ラルク・ももいろクローバーZ・AKB48・矢沢永吉・Ado8組しか居ません。いつの間にB小町は国立競技場でライブ出来るようなグループになったのでしょうか。

作中で暗に示されていたB小町の最終目標は「ドーム公演」だったはずです。ライブ場所がドームではなく国立競技場というのは飛躍し過ぎでリアリティがありません。

国立競技場でライブをするという事がどれくらいの規模になるのか、作者はきちんと考えていないでしょうね。国立競技場でライブするほどのトップアイドルグループになっているのに、当の有馬かなはアイドルに向いていないとか言って辞めようとしていますからね。

スポンサーリンク

一番でないといけないのか?

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

B小町のライブツアーは、苺プロにとって所縁のある宮崎でも公演が行われていました。そして東京からかなり遠い宮崎にあかねがわざわざ来ていて、そしてあかねによる有馬かな評が展開されました。

かなはアイドルの世界では一番になれず、ルビーの影に隠れていたと。そのことをかな自身は理解していて抗っていたと。

そして、アイドルに対する推しの形は様々あるが、時にはルビーやアイのような存在を疎ましく思い、それを砕こうとする者もいると。

このあかねのモノローグにもツッコミ所がありますね。ツッコミ・・・というか、もはや【推しの子】の今までの展開に対する怒りのようなものですが。

まず1点目として、ルビーの方がかなより輝いているなんて描写が明確にあったかという点です。いや、話の展開的には中堅編でかなとMEMがルビーの影に隠れるようになったという展開がありましたけど、作中描写で優遇されていたのはルビーより圧倒的にかなの方ですよね。

【推しの子】でB小町のライブ描写が丁寧に描かれたのは、初ライブのJIFの時だけです。あの時はルビーよりもかなの方が話のメインで描かれ、最終的に「推しの子宣言」をしていました。

他のライブはどれもダイジェストで描かれています。これでルビーの方が輝いていたというのは説得力がないと言いますか・・・やるべき描写がきちんと為されていない印象です。

2点目は、アイドルとしての輝きについてルビーとかなで優劣を付けた点です。ルビーサイド、つまりアイドルグループB小町の展開のさせ方として、「ルビーが太陽の様に輝いている、かなも太陽の様に輝いている」で良かったのではないでしょうか。

もし仮に優劣が付くとしても、自分自身が納得が出来ていれば2番手でも3番手でも良かったはずです。MEMちょなんかは特にその傾向が顕著であり、たとえルビーが一番に輝いていたとしてもルビーに悪感情を抱くことはありませんでした

もちろんそれはMEMちょがアイドルになりたいという純粋な欲求があって、一時はアイドルになる夢を諦めていた所からの大逆転があったからこそではあります。とはいえ、かなも「ルビーより劣っている」なんて他者と比較せず、劣等感を抱くことが無ければこうはならなかったはずです。

原作151話の感想記事でも書きましたが、結局かながアイドルを続けられなかったのは「アイドルをやる動機に常にアクアがいたから」であって、かながルビーより輝けなかったからではありません

かながアイドルをやる楽しみを見出し、アイドルをやる動機にアクアがあるという状況から抜け出せていれば、今ほどかなの評価は下がらなかったのではないでしょうか。今回の話であかねに「アイドルをやっているかなは解釈不一致」なんて言わせることも無かったはずです。

3点目はこのモノローグの話の展開のさせ方がロジカルに繋がっていない点です。最初はかなのアイドル活動の話が主になっていましたが、途中から「推しの形」へと話がすり替わっています

そして、この話の展開お途中に「ルビーの才能に抗うかなを見て推そうと思う人も大勢いる」という文言がありますが、そもそもそんな推し方をする人が居るでしょうか

ファンからすれば、誰かを推す際はその対象を世界で一番だと思って推すでしょうし、そもそも推し活において、他者との優劣・序列を作った上で推すことは基本ないはずです。推し方なんて人の数だけあった方が良いとは思いますが、その推し方が健全かどうかというのはあるでしょう。

そして、最後に一番ツッコミたいのは、このモノローグをかなではなくあかねにさせたことですね。個人的には滅茶苦茶頭にきました

このモノローグをかなに言わせたら確実にヘイトが溜まるからあかねに言わせましたよね。作者がかなを悪者にしたくないという意志が透けて見えました。

あかねに関して言えば、個人的には149話の時から解釈不一致です。ニノを逮捕する所くらいは頑張って欲しいですが、それ以外はもはやあかねの精神が歪んでいて好きではないです。

あかねには、もう一度アクアのヒロインレースに復帰する位、自分を大切にして欲しいですが、もう駄目なんですかね。このまま都合よく身を引いて、物語を展開させるための都合の良い女で終わってしまうのでしょうか。

ルビーの件もそうですが、かな以外のキャラに愛が無さすぎるのをここ最近ずっと感じますね。

そもそも前述の通り、他人との比較・相対評価をするという事自体が良い思考回路とは言えません。アイドル業にしても役者業にしても、もっと言えばどんな分野でも絶対評価を以て「Aさんは凄い!Bさんも凄い!」と両者ともに尊重するというのがあるべき思考回路です。

作品全体から滲み出る醜悪さがホントに気持ち悪い。その気持ち悪さをあかねにモノローグで語らせたのですから、あかね派の自分としては怒りを禁じえなかったです。

スポンサーリンク

小物臭がどんどん増すカミキ。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

物語開始当初から一連の事件の黒幕とされていたカミキヒカル。原作147話で最後に何かすると匂わせておきながらアクアにインタビューだけやってあっけなく退場し、さらにその後も何かするかと思いましたが、結局何も無く自首していました。

もちろんニノに嘘を吐いている可能性はあります。とはいえ、私はこれほどラスボス感だしておいて結局ラスボスですらなく小物に収まった悪役を見たことがありません

作者は本当に連載開始当初からカミキをこんな小物に収めるつもりだったのでしょうか。個人的にはそうは見えないです。

アクアはアイを死なせた黒幕が誰か絞る時、旧B小町のメンバーは「アイと仲が良くなかった」として除外していました。しかし実際は旧B小町のメンバーであるニノは黒幕でした。

もし連載開始前からニノが黒幕だと決めていたのなら、アクアに旧B小町のメンバーを黒幕候補から外させないでしょう。それにそもそもニノ程度であれば警察が身辺調査をしてリョースケ・カミキとニノの関係に気づいていたはずです。

連載をしている途中で、カミキのキャラを変更することになり、その辻褄合わせのためにニノを悪役として仕立て上げたような気がしてならないです。もしそうでなくても、ここ最近のミステリーのガバガバ具合を考えたら最初から事の顛末をしっかりと考えていたかは疑わしいレベルです。

スポンサーリンク

これで死んだら逆に凄い。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

さあ、ネット上でも大変議論になっている最後のシーンについて。今後の展開として色々な予想が為されていますが、まず個人的に思うことは、おそらく今回の展開でルビーが死ぬことはないだろうという事です。

というより、これでルビーが死ぬようなことがあれば、逆にスタンディングオベーションで作者を賞賛しますよ。それ位ルビーが死ぬ展開は考えにくいと思います。

私は原作138話の段階で「ルビーが襲われても面白くならない」と語ってきました。それはルビーは【推しの子】のメインキャラクターであり、既に物語のラストを「ルビーのドーム公演」で締めることを示唆する描写が何度か出ているからです。

ここで唐突にルビーが亡くなってしまうと、今までの積み重ねが何だったのかという話になります。もうすでに最終章まで来ている訳ですから、メタ的な視点で見てここでルビーほどのメインキャラクターが死ぬとは考えにくいです。

とはいえ、ここで仮にルビーが死ぬようなことが無かったとしても、今回の話で既にルビーないしルビーに扮した誰かがナイフで刺突された事実は確定しています。それを踏まえて、どのようにルビーが生存するルートに持っていくのかという話になりますね。

まず考えられるのが、刺された側がルビー本人であり、アイ同様に流血沙汰になるが、応急処置によって生き残るパターンです。これは個人的には無いと思います。

もし本当に刺されたとするとアクア・あかね・ミヤコ・壱護は、ニノを要警戒人物としていたにも関わらず、ルビーを守れなかったことになります。延いては彼らは無能という評価が決定的になってしまう訳で、そんな展開にはならないだろうと考えます。

次に刺されたのがルビーまたはルビーに変装した誰かであり、ニノをおびき出すための罠であるパターン。これが個人的には一番有り得るかなと思いますが、100%腑に落ちる展開ではありません

なぜなら、誰が囮役をするとしても、刺突された側には一歩間違えれば腹ではなく首などの他に致命傷となる箇所に刺されて絶命する可能性を孕んでいるからです。自分が変装したならともかく、他の人にそんな危険な役回りをさせたら、アクアを「凄い!有能」なんて言えるでしょうか

刺突された側が誰であるにしろ、囮役に任命した相手を大切に扱っていないことが決定的になります。仮に囮役を本人が買って出たとしても、命を賭して囮役をやり切ったことに対して、アクアは義理を通すべきでしょう。

最後にナイフで刺した側がニノではなく別の人で、かつナイフが本物ではなく玩具だったパターンですが、これは流石に止めて欲しい展開ですね。ニセコイにおけるキムチ事件と同様にあれだけ盛大な引きをしたのに肩透かしということになりますので、読者に対して不誠実な展開と言えます。

そもそも冗談でもルビーに対してナイフを突きつけることが不謹慎と言わざるを得ません。刺突した側の評価が地に落ちるばかりか、作者の赤坂アカ先生の評価も地に落ちるので、有り得ない展開だと信じたいです。

まとめ

ということで、以上第158話の感想でした。

どんどん話の展開が気持ち悪くなってきましたね。とりあえず、原作はラストまで見届けようと思いますが、最後までこの低評価を覆せるかは微妙です。

果たして人として良識のある終わらせ方になるでしょうか。あまり期待は持てないですけど。

コメント

  1. TGLLC#★! より:

    150話よりもこっちの方が酷い気がする
    もう自分は苺プロもアクアも信用できなくなりました。何でたった1人の妹も守ってやらねぇのか?吾郎だった頃にさりなちゃんを救えなかった罪悪感は何処に行った?アイが亡くなって何を感じた?後月曜日辺でTikTokの早バレ見て最後のルビーの刺されたシーンがあかねだという方もいるけどだとしても酷い。苺プロと全く関係ないあかねが何故こんな危険な目に遭わないといけないのか…
    もうアクアは二度と兄貴ヅラしないでいただきたい。シスコンかますのも辞めていただきたい。どうせ復讐もただの自己満足だったんでしょう。第2話のルビーのインタビューの「おにいちゃん」が姫川大輝だったとしてももう驚きません
    まぁここはアクアなんだろうけど…

    だけどアニメの方はかなちゃん輝いていて良かったのでそこは加点かな。今回も原作3話分消費

    後赤坂アカは推しの子完結したら月刊連載に切り替えたほうが良いと思ってます。最近4勤1休出来てないし、しかも今回ヤンジャン1回休み入っていたのにまた休載してるし…

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      いいえ、原作150話を超える酷い回は無いですよ。今回はまだアクアがルビーの変装をして身代わりになったという展開であればまだフォローが出来ますからね。
      150話は「アクアがかなの事をずっと好きだったと言うならなぜ宮崎旅行の時にあかねに口づけを交わしたのか」という疑問が残ります。今後の展開でどう言い訳するかは不明ですが、どう言い訳しようとも「アクアはクズである」という事実は変わりません。
      そんなクズとかながくっついてアクかなファンは嬉しいのか?という問題はずっとついて回ります。

      アニメの方は原作65話がアニメ単話のラストに描かれなかったのが残念ですね。かなパートに尺使い過ぎて今後の話が詰まり気味ならないか心配です。

  2. 名無し より:

    初コメ失礼します。
    刺されたルビーの正体はカミキヒカルだと思います。
    個人的にアクアがルビーに変装しているという線はないと思うんですよ。
    ルビーが刺される一つ前のページの、ルビーが振り返るシーンなんですけど左目に星があるんですよね。

    アクアの目の星は右側なので、作画担当のガバじゃなければアクアが変装している可能性は低いかなぁと。
    だとすればあかねが有力になりますが、危険な囮役をあかねにさせるのは流石にアクアがガチクズ無能すぎるので無いと信じたい。

    そうなると他に左目に星がある人物といえばカミキくらいなので、贖罪の意味も兼ねて囮役を買って出たのでは?と推察しました。
    つーか自首するだけで出番終わりって事は無いでしょう。無いよね?

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      返信が遅れて申し訳ありません。結局あかねがルビーに変装しているというオチでしたね。苺プロはそれで良いのかとは思いますけど。

  3. 隣の芝生 より:

    もうずっとそうですが、怒りを通り越して呆れ果ててるのが伝わってくるブログ主様の感想ですね。私もほとんど同じ気持ちです。ここまで落ちた原作の勢いはもう何をしても挽回は難しいでしょうし、最近はほぼ惰性で読み続けてます。

    個人的には突っ込みどころが多かろうとも話が面白ければ「そんなの関係な〜い」ってテンションになりますけど、今の『推しの子』は物語の佳境にあるはずなのに味もそっけもない気がします。ネットの反応とかも何か落ち着いちゃってるし…。
    その理由を考えてみますと、今までのお話で行きあたりばったりに思わせぶりな情報を振り撒き、読者を煙に巻き続けた上に肩透かしを食わせすぎたからでしょうね。だからようやくまとめのターンが来ても白けた気分になってしまう。
    そのうえ全体の構成も前後のつながりもあったものじゃないストーリーの流れ! 単発の話としちゃ悪くないけど今ここでやるネタじゃないだろってのをポンポン入れてくるから物語に勢いも生まれやしない。

    >また必要な描写を飛ばしていますね。前話の感想でも書きましたが、ルビーの扱いが相変わらず悪いです。

    私はルビーをどうにも好意的に見れない──大きな理由としてはメインヒロインの中で一人だけ、打算ぬきで(何なら自分の痛みを伴うような)利他的な行動をしてないように見えるから──のですが、物語上重要なシーンを端折るのはさすがにないと思います。
    「曲がりなりにも今までエピソードを積み重ねて来た結果がこれだけって、それはないでしょうよ!」

    >ルビーの件もそうですが、かな以外のキャラに愛が無さすぎるのをここ最近ずっと感じますね。

    アビ子先生はキャラの柱がブレてないなら大丈夫だって言ってましたけど、ストーリーの本筋と関係ないMEMちょくらいしかブレてないキャラがいませんよね。

    >連載をしている途中で、カミキのキャラを変更することになり、その辻褄合わせのためにニノを悪役として仕立て上げたような気がしてならないです。もしそうでなくても、ここ最近のミステリーのガバガバ具合を考えたら最初から事の顛末をしっかりと考えていたかは疑わしいレベルです。

    まあそもそもアイの死でさえ急遽決めたことらしいですからねえ。
    カミキをラスボスにしなかったのは…おませな小学生も『推しの子』を読んでると知って日和ったとか?(投げやり)。

    >なぜなら、誰が囮役をするとしても、刺突された側には一歩間違えれば腹ではなく首などの他に致命傷となる箇所に刺されて絶命する可能性を孕んでいるからです。

    そもそも顔に傷がついたら別の意味で死ぬでしょうに…(ハァ)。

    >2.5次元編でアニオリを追加して丁寧に展開している訳ですから、まさか原作の内容をそのままアニメ化するなんてことは無いですよね?

    ブログ主様はアニメ開発スタッフに少々不満──台詞の”修正”がなされてないとか──があるかもですが、私は舞台というダイナミックでわかりやすく盛り上がれるチャプターなので毎週楽しんでます。
    正直、今の原作の体たらくを見てると『推しの子』という作品のピークはここだったなとも思います。有馬かなも黒川あかねもこの頃は本当にイキイキしてたし、この次の宮崎編からは余計なネタがどんどん出てきて作品自体が迷走し始めちゃったし。
    昨今のアニメ化は原作に忠実にやらないと受けいれられないという風潮ですが、アニメの第三期以降は原作から離れた独自展開をやってもファンは許すだろうと思います。どう改変しても今の原作より酷くなることはそうないでしょうからね。

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      >今までのお話で行きあたりばったりに思わせぶりな情報を振り撒き、読者を煙に巻き続けた上に肩透かしを食わせすぎたから

      時系列とかをきちんと整理してみれば、推しの子のサスペンス部分のガバガバ具合は容易に分かります。ただ、時系列の整理を詳細に行っている読者というのは極少数に限られるため、今までその異常性に気づく人も極少数でした。それが原作153・154話辺りで時系列の矛盾が分かりやすく読者に伝わったことで、サスペンス部分はきちんと事前に組み立てられていないことが一般層に周知されたということかと思います。

      >私はルビーをどうにも好意的に見れない

      私はルビーを好意的に見ていますね。彼女の前世の不遇さ加減は今まで丁寧かつ納得いく描写が為されていますし、転生によってその不幸な運命から逆転することも、ある程度彼女にとって都合の良い展開になったとしても許せるキャラになっていると思います。逆に転生や神といった要素を持たない上に、兼ねてからの性格の悪さや誠意ある対応が無く、好感を持てないのが有馬かなですね。

      >ストーリーの本筋と関係ないMEMちょくらいしかブレてないキャラがいませんよね。

      推しの子は登場回数が少ないほどまともなキャラとして描写されています。MEMちょはもちろん、大輝やメルト、フリルに悪印象を持つ人は少ないですよね。

      >そもそも顔に傷がついたら別の意味で死ぬでしょうに…(ハァ)。

      最新話でルビーの正体があかねであることが判明した上に、苺プロの承知の上で囮作戦が行われたというツッコミ所満載の展開になっていましたね。

      >この次の宮崎編からは余計なネタがどんどん出てきて作品自体が迷走し始めちゃったし。

      私は宮崎での話は問題ないと感じています。アクアが有馬かなから黒川あかねに心変わりしていく過程も丁寧に描かれていましたので、アニメ2期の範囲までならそのままアニメかして良いと思います。
      問題は中堅編以降ですね。なぜ黒川あかねにナイフを持たせたのか、なぜ有馬かなをスキャンダルに遭わせたのかという点が未だ作劇上での意味を成していないですし、むしろマイナスになっていますから。
      ここはアニメ化の際に改変して欲しい所です。

当ブログを応援して下さる方は以下のバナーを1日1回クリックしていただけると嬉しいです。

当ブログを応援して下さる方は以下のバナーを1日1回クリックしていただけると嬉しいです。