3月7日、神無き世界のカミサマ活動の第六十一説が公開されました!飢饉によって飢え死にする人々に対して、ミタマやナユはどうなるのか?
感想と考察を語っていきます!
小説との相違点。
今回の話は、前回の話から続いて旧ミタマとナユの過去話となりました。前回は前半が小説をなぞるエピソードで、後半が新たに追加されたエピソードでしたが、今回は22ページ目までの回想部分が概ね小説と同じ内容となっていました。
また、前回は小説の内容だけでなく新しいエピソードが追加されていましたが、今回は小説の内容から順序を入れ替え、多少改変した内容に推敲されていました。おそらく作画コストの削減や小説を書いた時と今とで設定が変更になった影響と考えられます。
小説と比較して改変がありましたが、大勢には影響はないと思います。ただ幾つか個人的に気になった部分を下に列挙していきます。
まず、小説では旧ミタマは契約に際してナユとナユの子孫を貰い受け、信者を集めるのはナユの子孫だけでなくナユ自身にも集めさせる対象となっていました。しかし漫画ではナユが含まれず、集めさせる対象はナユの子孫のみとなっていました。
この変更にどれだけの意味があるのかは、個人的には分かりません。ただこの変更によって、ナユと旧ミタマがより子孫に禍根を残した感が強くなった気がします。
カミカツは「宗教」をテーマにした作品ですから、当然「宗教二世問題」は避けては通れない重要な問題です。ユキトの知らぬ所で勝手に契約が成立し、その契約のせいでタイムスリップする前も後も振り回されていますから、ユキトからすれば迷惑この上ないでしょう。
この事実をユキトが知った所で、彼の葛藤・苦悩はさらに増すばかりかと思います。ナユの子孫、その中でも特に特別な存在にさせられたユキトが、先人がやったことの尻拭いをさせられる訳ですからね。
とはいえ、この契約があったからこそユキトが生まれてくることが出来たのも事実です。その意味では、何もかもがユキトにとって悪いことだったとは言えないでしょう。
また現在の旧ミタマは、国之常世御霊大御神の大元との繋がりが切れています。大元から旧ミタマが見放されたことで、ユキトからしてみれば今の旧ミタマはただの小娘でしかないと思います。
大元との繋がりが無いからこそ、今の旧ミタマをユキトは好意的に見ることが出来ると思います。母親と息子のような関係だったユキトと旧ミタマが、バディ的な対等な関係に前向きになれたら激アツではないでしょうか。
過去回想は22ページ目で終了となり、23ページ目からは現在に時系列が戻ります。まだ小説では消化されてない内容が一つだけ残っています。
それはナユが元気になった後、旧ミタマが現れなくなり、そしてしばらくして一度だけナユの夢の中にミタマが現れるという内容です。これは今後描写されるでしょうか。
改造する新ミタマと目覚める旧ミタマ。
新ミタマは捕らえたアル・シル・ロキに自身の悍ましい何かを注入し始めました。おそらく自身の下僕として使うための改造と考えられますが、これは個人的には一部予想外でした。
とはいえ、これは至極妥当な展開だと思います。私は当初アルとシルを皇都内にある設備でアルコーン化させると予想していましたが、それではロキが置き去りになってしまいますからね。
3人に何かが注入されたことで、3人がどのように変化し、どう行動するのかとても楽しみです。3人ともかなりの強敵かつ悍ましい姿になるのは間違いないでしょう。
一方旧ミタマの方は貫通した胸の穴が治り、目が覚めました。「自分が何をしようとしていたのか思い出した」と言っていますが、一体何を思い出したのでしょうか。
今後の展開が楽しみです。
最後に今回も半月板損傷先生の作画は最高でした。特に24ページ目の2コマ目の3人について、腹筋などの筋肉の部分まで細かく作画されているのは流石だと感じました。
私は半月板損傷先生の作画が大好きです。チャンピオンクロスの方で連載している「あと365日のディナー」も先生の作画目当てで毎回見ています。
まとめ
ということで神無き世界のカミサマ活動第六十一説の感想でした!次回は3月28日に更新のようです。
今回は感想記事の更新が少し遅れてしまいました。色々と他に優先してやらないといけない事がありましたので、感想記事を書くのを後回しにしていました。
今回当の漫画の方も遅れており、当初は2月28日に更新予定でしたが、結局1週間遅れの3月7日更新となりました。次回3月28日更新ということは、今回の遅れを取り戻そうということでしょうか。
原作の朱白あおい先生も作画の半月板損傷先生もカミカツ以外に他の漫画の制作をされていますので、両者ともかなり多忙と考えられます。無理のない範囲での更新をして頂ければと思います。
身体を壊してしまうと元も子もないので。今回の感想記事は以上です。
コメント