神無き世界のカミサマ活動の最大の特徴である信者システム。本記事ではこれを主観込みで纏めてみました。
- 2024年5月時点で推測されるルール
- ①アルコーンとミタマは神の力を神から貰い、行使できる。
- ②自然回復する力の最大量や力が自然回復するスピードは、信者の数や信仰力・結束力など、信者がその神をどれくらい崇めているかの総合力で決まる。
- ③信者の数や信仰力が落ちた場合、自然回復するMPの最大量も落ちる。
- ⑤アルコーンは、全力を出すと容姿が変わる場合がある。
- ④信者数のカウントは、SNSで特定の人物をフォローをしたり、社員名簿に自分の名前を書く程度の非常にフランクな物。
- ⑥信者数をカウントするに当たり、信仰の対象は必ずしもアルコーンやミタマを直接対象としていなくても良い。
- ⑦一度溜めたMPを他者に譲渡することが出来ると考えられる。
- ⑧一度溜めたMPを他の物に貯蔵することができると考えられる。
- まとめ
2024年5月時点で推測されるルール
まず大前提として、作中で神の力の行使に関する様々な描写が為されていますが、明確なルールは示されていません。おそらく物語の展開優先で、神の力に関するルールがしっかり定められておらず、ある程度幅があると考えられます。
その上で、これまでの描写を踏まえた上でどういうルールがありそうか考察していきます。
①アルコーンとミタマは神の力を神から貰い、行使できる。
原作19話で明確に示されていることですが、アルコーン(とおそらくミタマ)は本物の神から神の力を貰い、その力を行使できます。原作22話によると、この神の力はゲームで言えばMPのようなものだそうです。
そして、原則としてこの力は時間経過と共に自動回復すると考えられます。ミタマは力を行使することで何度も真っ白に力が尽きますが、しばらくすると元に戻り、再び力が使えるようになっています。
②自然回復する力の最大量や力が自然回復するスピードは、信者の数や信仰力・結束力など、信者がその神をどれくらい崇めているかの総合力で決まる。
この点については原作22話辺りから言及され始め、特にガイア編では、信者が5人しかいないガイアがテュポーンという巨大生物兵器を召喚させています。作中、外部の人間から分かる情報は信者数だけであり、総合的な神の力の総量は神の力を操る本人しか実感として分かりません。
神の力の大きさを決める要素としては、信者の数の他に信仰力や結束力が挙げられ、その他の要素もあると考えられます。原作3話では、アルラルとシルリルがミタマの信者になった時、他の人が信者になった時よりミタマの力が大きく向上していました。
③信者の数や信仰力が落ちた場合、自然回復するMPの最大量も落ちる。
信者の数や信仰力が落ちた場合、自然回復するMPの最大量も落ちると考えられます。しかし、落ちる前に溜め込んでいたMPは自動消費されずにそのまま残ると考えられます。
これはミタマが初めて登場した際、信者0にもかかわらずベルトランを屠ったことがあることから分かります。おそらく神地崇教が信仰していた時に溜めていた力を使用したのでしょう。
この後、ミタマは信者数0であることから神の力を行使できなくなり、以降信者集めに邁進することになります。
⑤アルコーンは、全力を出すと容姿が変わる場合がある。
これはこれまでの描写で明らかですね。現在確認されているのは、アータル・ダキニ・ガイアです。
他のアルコーンやミタマが全力形態を持っているかは不明です。
④信者数のカウントは、SNSで特定の人物をフォローをしたり、社員名簿に自分の名前を書く程度の非常にフランクな物。
アルコーンやミタマの信者数のカウントは、SNSで特定の人物をフォローをしたり、社員名簿に自分の名前を書く程度の非常にフランクな物と考えられます。また、誰がどの神の信者になるかを信者側が任意で決めることができると考えられます。
決して他者を愛する、神聖視するなどの信仰の度合いがある程度の閾値を超えることによって信者となる訳ではありません。これは、原作11話では、ユキトが救世御霊教を二神制にした時、ミタマとアータルの信者が半分に分けられていたことから分かります。
⑥信者数をカウントするに当たり、信仰の対象は必ずしもアルコーンやミタマを直接対象としていなくても良い。
これは原作20話で明らかにされている内容です。例えばダキニ性愛会のメンバーがミタマではなくリシュを信仰していても、そのリシュがミタマを信仰していればダキニ性愛会のメンバーをミタマの信者という扱いにできます。
この法則が連鎖的に連なれば、会社組織のように教団・信者の樹形図を書き記すことが出来るでしょう。樹形図の上位の人間ほど信者であることの重要度が上がると考えられ、何らかの理由で上位の人間が信者でなくなると、一気にその神の信者数を落とすことになると考えられます。
ただガイア編では、カイがシアンのことを好きなことは変わっていないにも関わらず、テュポーン撃破後にガイアの信者数が2人から1人に減っていました。そのため、このルールは描写的にあまり徹底されていないように思います。
⑦一度溜めたMPを他者に譲渡することが出来ると考えられる。
一度溜めたMPを他者に譲渡することが出来ると考えられます。作中ではカイやシアンが外獣を操ったり、スムマヌスを縄で縛る描写があります。
特にスムマヌスを縛るシーンではミタマの縄で縛らないと感電するのではないでしょうか。とはいえスムマヌスの場合、当のスムマヌスがポンコツなのか、それとも優しい性格をしているのか、縄で縛られても電撃攻撃で脱出しようとしていないので、明確なことは分かりません。
⑧一度溜めたMPを他の物に貯蔵することができると考えられる。
作中ではアルコーンではないベルトランやユードラが、武器を介して神の力を行使する描写があります。またガイアが信者数2にも関わらず、全力形態に変化したり様々な攻撃が出来たのは、テュポーンにMPを貯蔵し、バッテリー代わりにしていたからではないでしょうか。
これについても明確に言及されていませんので、間違っている可能性は大いにあります。
まとめ
以上8つです。間違ってたらすみません。
これらを踏まえると、話の展開として面白くなる要素が沢山あると思います。特に信仰力の増減で簡単に神の力も増減するのが面白いですね。
筋トレすればビルドアップできるけど、続けないとすぐに中肉中背になるみたいでリアルです。普通のバトル漫画やゲームだと、修行や特訓をすれば単純に強くなって、その後も強いままが当たり前ですからね。
とはいえカミカツはバトル漫画ではなく、あくまで宗教漫画なので、宗教を主軸のテーマとして物語を描き切って欲しいというのが個人的な願いです。今後の展開に期待ですね。
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