近鉄鉄軌道路線全線を1日で全線走破できる?実際に乗ってきた!後編

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旅行

本記事は近鉄鉄軌道路線1日全線走破旅の後編です。

スタート地点である賢島を出発しておよそ13時間。ケーブルカーによる生駒山越えを無事完了し、その後は近鉄奈良から尺土まで近鉄特急を4連続で乗車しました。

特急列車で存分に体力を回復させ、尺土から一般列車での夜の近鉄線攻略が開始されます。

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これまでの旅の様子はこちらのリンクから!

前編

近鉄鉄軌道路線全線を1日で全線走破できる?実際に乗ってきた!前編
近鉄鉄軌道路線全線走破旅!名鉄に引き続き近鉄も1日で走破できるかチャレンジして参ります!本記事では、2021年10月22日に実施した旅の模様について紹介していきます。

中編

近鉄鉄軌道路線全線を1日で全線走破できる?実際に乗ってきた!中編
本記事は近鉄鉄軌道路線1日全線走破旅の中編です。スタート地点である賢島を出発しておよそ7時間が経過しました。近鉄名古屋から大阪難波までひのとりを全区間・存分に堪能し、旅の疲れを車内で癒しました。終点の大阪難波から再び本格的な全線走破旅が再開されます。

近鉄1日全線制覇チャレンジの様子(後編)

現在の制覇状況です。後編は尺土からスタートし、残りの青線部分を乗車していきます。

次の列車は、階段を上り下りして1番線から発車します。

22本目:尺土 18:26 普通 近鉄御所行き

尺土で特急の乗車を打ち切って次に攻略するのは、御所線です。特急列車から普通列車へ一気に格下げして近鉄御所まで往復します。

御所線は短い路線なので、あっという間に到着です。今回はロープウェイには乗らないので、乗って来た列車で折り返します。

現在の制覇状況です。南大阪線攻略のために尺土に戻ります。

23本目:近鉄御所 18:39 普通 尺土行き

列車の方向幕は「普通ワンマン尺土−御所」となっていました。幕回しをしなくて良いので、効率的な表示ですね。

逆方向の列車は乗客が近鉄御所方に固まり、先頭列車は自分以外誰もいませんでした。

そして尺土に到着。乗って来た列車は引き上げ線に引き上げるようです。

列車が引き上げていきます。折り返しは1番線から発車すると思うので、利用者に優しい運用ですね。

24本目:尺土 18:56 準急 大阪阿部野橋行き

次は準急に乗車します。御所線往復の復路で乗ってきた列車と同じ4番線に到着しました。

4番線の退避線に停車した理由は、後続の特急の追い越し待ちをするためです。特急に乗りたいところですが、尺土を出ると大阪阿部野橋までノンストップなので、残念ながら諦めます。

準急は駅を各駅に停車していきます。列車は1分程度遅れていました。

次の乗り換えは所定だと3分しかありません。乗り換えできるか!?

列車は長野線との分岐駅、古市に到着。準急はなんと定時まで回復させてくれましたが、時間がない分、心配なので急いで発車ホームに向かいます。

階段を上り下りして2番線に行くと、まだ目的の列車が到着していませんでした。古市での乗換成功です。

25本目:古市 19:17 急行 河内長野行き

古市から攻略するのは、もちろん長野線です。急行の河内長野行きに乗車します。

この列車は大阪阿部野橋から古市まで7両編成で運転していましたが、古市で後ろ2両を分割して5両で運転されます。

無事目的の列車に乗れてひと安心。扉が閉まります。

長野線は富田林から単線のため途中の駅で行き違いが発生します。上の画像は滝谷不動で行き違いをしたときの様子です。

電車は無事河内長野に到着です。終点の駅ですが1面1線という単純かつ非常に小規模な構造となっています。

じゃあ隣にあるホームは何かというと南海高野線のホームです。この駅には南海の列車も乗り入れ、乗換が出来るようになっています。

これで長野線制覇です。残りの狭軌区間を攻略するために来た道を戻ります。

乗ってきた列車は、降りて前面の方向幕を確認すると、すでに折り返しの列車の種別・行先が表示されていました。

行先案内表示器にも既に次の列車の案内がされていました。

26本目:河内長野 19:44 準急 大阪阿部野橋行き

急行の折り返しは準急になります。19時44分発となります。

往路の急行が混雑していたので撮影できなかった貴志~富田林間の立体交差化工事の様子の撮影を試みます。が、撮影できず・・・。

さて古市に戻ってきました。さっさとホームに滑り込みたいところですが、ここで列車は駅手前で一旦停止。

一旦停止とは何事じゃ!と思っていたら、今度は赤信号のまま出発。おいおいなにやってんだ!

うわうわ!前に列車が居るぞ!アブなーい!

いえ、ご安心ください。ただの連結作業です。

増結車両の一歩手前で列車が停車し扉が開きました。

連結する瞬間が撮れると思い、自分も下車しますが、連結面を見ると既に列車は連結済み。近鉄さん連結作業速すぎぃ!

連結作業が完了したら、今度は特急の通過待ちをします。連結と通過待ちを両方するなんて、古市は実はネタ要素の多い面白い駅なのかもしれません。

特急の追い越しが終わったら、列車は古市を発車しました。長野線の往復を終えて、ここからは南大阪線の未乗区間の攻略に入ります。

列車は連結と追い越し待ちで6分停車していました。

古市より1つ隣の道明寺に到着しました。ここで南大阪線を降りて別の線に乗ります。

現在の制覇状況です。河内長野から27分乗車していましたが、わずか2.0kmだけ攻略しました。

道明寺からは狭軌の別の線が分岐しています。

27本目:道明寺 20:18 普通 柏原行き

道明寺から攻略するのは、もちろん道明寺線です。わずか2.2kmの路線ですが、しっかり攻略します。

道明寺線は、単線路線で途中に行き違いできる箇所はありません。2両編成が行ったり来たりします。

電車はあっという間に終点の柏原に到着です。これで道明寺線はクリアです。

これで道明寺線が攻略済み路線として赤く塗ることができました。

終点の柏原にも面白い要素があります。それは近鉄とJRが同じホームで対面乗換可能である点です。

近鉄電車が停車しているホームと同じ目線の高さでJRの列車が見えます。ちょうど快速が普通列車を追い抜いていました。

28本目:柏原 20:27 普通 道明寺行き

さて道明寺線で来た道を戻ります。当たり前ですが、往路と同じ列車です。

さあ、あっさりと道明寺線の往復が完了。南大阪線の攻略に戻ります。

階段を上り下りして3番線に戻ってきました。次の列車は通過のようです。

急行や特急が上下バンバン通過していきます。速度が出ていますが、頼む乗せてくれ!

29本目:道明寺 20:41 準急 大阪阿部野橋行き

まあ通過する電車に乗るなんて無理ですが・・・。さて10分待って目的の準急大阪阿部野橋行きがやって来ました。

南大阪線は大阪市内を高架で走行します。特に高架橋が高くなるのがJR阪和線との交差部分で、ご覧の通り下に阪和線の高架橋を見つつ、大阪の住宅街を望むことができる絶景です。

JR阪和線を越えたら、すぐに終点の大阪阿部野橋に到着です。ロープ式のホームドアが出迎えてくれます。

近鉄のビッグターミナル、大阪阿部野橋。実は近鉄で一番利用者の多い駅となっています。

現在の制覇状況です。大阪阿部野橋は近鉄単独の駅で乗換はできませんが、これからどうするのか!?

あ、いや駅名として単独なだけで、徒歩圏内に別の駅が存在します。大阪阿部野橋からその駅まで移動します。

徒歩圏内にJRの駅があります。JRの、いや大阪の南のビッグターミナル駅である天王寺です。

天王寺からは大阪環状線に乗車します。ホームに下り立つとちょうど電車が発車するところでした。

30本目:天王寺 21:09 普通 内回り

おいおい見逃してしまって大丈夫?と思うかもしれませんが、問題ありません。21:09発の内回り電車に乗車します。

21時なので人が沢山乗っているかと思いましたが、ガラガラでした。撮影はしやすいのでありがたいですが。

人生初の323系乗車。座席は阪急電車にも似た深緑色です。

天王寺から3駅、鶴橋に到着です。鶴橋に訪れるのは今日3回目です。

JRの鶴橋はホームドアが既に稼働中です。近鉄の方に付くのは何時になるでしょうか。

階段を降りて1番線に到着。電光掲示板に次に乗る電車が表示されていますが、どれに乗るでしょうか。

先発でやって来た普通列車の混雑状況です。普通列車といえど、中々の混雑です。

31本目:鶴橋 21:21 アーバンライナー 近鉄奈良行き

じゃあ自分もこの混雑に巻き込まれるかというと、そんなことはありません。アーバンライナーで混雑を回避して快適に移動します。

普通列車であれだけ混んでいたので、特急もそれなりに乗っているかと思いましたが、そんなことはありませんでした。皆さんケチなのか、それとも特急列車に乗るほどの余裕がないのか、価値を見出だせないのか分かりませんけども。

座席はレギュラーシートを予約しました。乗車時間が短いので、これでも問題ないでしょう。

特急で布施を通過します。ここからが奈良線の未乗区間になります。

進行方向右手にお世話になった大阪線が分岐していきました。

瓢箪山駅を通過すると列車は生駒山を登り始めます。鉄道は上り坂に弱いため、一旦進路を北に向けますが、それによって進行方向左側に大阪市街地の夜景が見えます。

ダイヤモンドが散りばめられているので、とても美しいです。この1つ1つが人の命の光と言っても差し支えないでしょう。

とても綺麗なので存分に楽しみたいですが、所々建物に遮られてしまいます。この夜景のために是非とも東花園~石切間を高架化してもらえませんか?近鉄さん!

生駒トンネルを越えると、すぐに生駒に到着です。ここで次の路線に乗り換えます。

現在の制覇状況です。これで奈良線を全線制覇しました。

次はけいはんな線を攻略します。けいはんな線へは途中の中間改札を通る必要があります。

生駒からは長田方面、学研奈良登美ヶ丘方面の両方向あります。どちらを先に攻略するでしょうか。

まあどちらに乗車しても問題ないのですが。向かいのホームには先ほど石切で追い抜いた準急が到着しようとしていました。

先に長田方面を攻略します。次の電車は21:41発のようです。

向かいは21:40発です。向かいの学研奈良登美ヶ丘方面の方が先に発車します。

32本目:生駒 21:41 普通 コスモスクエア行き

さあコスモスクエア行きがやって来ました。やって来たのは近鉄の車両、近鉄の旅にふさわしい車両が来てくれました。

列車は新生駒トンネルを高速で駆けていきます。これで3回目の生駒山越えです。

列車は程なくして長田に到着。線路はここから先も続いていますが、長田から先は大阪メトロ中央線になるので、ここで折り返します。

現在の制覇状況です。もう残りどう回るのか大体想像ついているのではないでしょうか。

次の列車は、長田到着から4分後にやって来ます。

33本目:長田 21:56 普通 学研奈良登美ヶ丘行き

電車は予定通りにやって来ました。またしても近鉄の車両です。

けいはんな線の車両に掲示されている路線図です。長田~生駒間を攻略したので、今度は生駒より東を攻略します。

さあ生駒に戻ってきました。最終的に計4回生駒山を越えた訳ですが、1回目の山越えが激烈に大変だったのに対し、2回目以降のトンネルでの山越えは超楽勝でした。

つくづく生駒トンネル、新生駒トンネルの偉大さを感じます。先人に感謝。万歳。

さあ電車は生駒からそれほど経たないうちに終点学研奈良登美ヶ丘に到着しました。ここがけいはんな線の終点になります。

現在の制覇状況です。これでけいはんな線をクリアしました。

学研奈良登美ヶ丘では乗換路線はありませんので、先発する向かいの列車に乗り換えます。わずか1分しか乗換時間がないので、急ぎます。

34本目:学研奈良登美ヶ丘 22:20 普通 コスモスクエア行き

無事乗換に成功しました。大阪メトロ車両で運転される列車に乗車します。

車内は誰もいないガラガラの状態でした。

列車は複線断面のトンネルを高速で駆け抜けていきます。第三軌条路線とは思えないほど高速です。

無事生駒に戻ってきました。けいはんな線の往復が完了しました。

次の路線に向けてけいはんな線の中間改札を通過します。きっぷが破損して使えなくなると大幅にタイムロスするので、慎重に入れます。

次に乗る電車が、電光掲示板に既に表示されています。乗換時間6分なので、余裕を持って乗換可能です。

35本目:生駒 22:36 普通 王寺行き

未乗区間も少なくなってきました。次に攻略するのは生駒線です。

生駒線は途中に単線区間はあるものの、東山まで大方複線になっています。東山までは利用者も多く、列車本数も多いです。

列車は東山に到着。複線の駅に見えますが、左側の線が生駒方への折り返しのみ可能な構造となっており、右側の線は生駒方面、王寺方面両方の列車が発着します。

東山を出てしばらくすると、列車は終点の王寺に到着しました。これで生駒線制覇です。

終点王寺は同名の乗換路線がJR線しかありません。これからどう移動する?

しかし近鉄の路線を見ると、王寺付近からなにやら伸びる路線が。次はこの路線に乗車します。

その路線を利用するには一旦改札を抜けなければなりません。ここできっぷの痛み具合が改札をスムーズに通過できるかを左右するっ!

問題なく改札を抜けられました。駅前は複数路線が乗り入れる駅とは思えないほど静かです。

近鉄の王寺駅から徒歩圏内にあるのがこちらの新王寺駅になります。改札を抜けて少し歩かないといけないのが少し面倒ですね。

次に攻略するのは田原本線です。ここでの乗換時間は27分とかなり待たされます。

36本目:新王寺 23:28 普通 西田原本行き

20分ほど待ち続けてようやく列車がやって来ました。田原本線西田原本行き最終列車に乗車します。

西田原本行きの列車の扉が閉まります。完走まで後少し!

新王寺を出るとしばらくの間JR線と並走します。JR線の方では大和路線と和歌山線が分岐しています。

JR大和路線をオーバーパスします。JR和歌山線はオーバーパスせず引き続き並走します。

列車は最初の列車交換駅、大輪田に到着です。ラッシュ時であれば常に列車同士の交換が行われる当駅も深夜最終電車ともなると対向の列車はありません。

近鉄全線走破旅をするに当たり、スマホで頻繁に運行情報を確認していましたが、まだ一度も遅れていません。広大な路線網を持ち、他社線とも直通しているにもかかわらず、これは本当にスゴいです。

さて列車は箸尾に到着です。ここで列車の交換が行われました。

橿原線走行時に見た田原本線と橿原線を繋ぐ回送線が合流してきました。もうすぐ終点に到着です。

頭端式行き止まりの駅に来ました。終点の西田原本です。

無事西田原本に到着。これで田原本線攻略完了です。

田原本線制覇をもって残る路線はあと1路線となりました。最後の路線はもちろん何か分かりますよね?

乗換に時間があるので、乗ってきた電車を撮影します。ありがとう!

さて西田原本では田原本線以外に路線が乗り入れていないので、一旦改札を出ます。きっぷを破損させないように慎重に扱いましょう。

さて、改札を出て徒歩圏内に近鉄の別の駅があります。橿原線の田原本です。

田原本入場につき、またしても改札を通過。ここに来て怒濤の改札連続通過なので、フリーきっぷ使用時は注意しましょう。

無事に改札を通過できました。電車はまだ来ていません。

2番のりば、大和西大寺方面に乗車します。

37本目:田原本 23:56 普通 新田辺行き

電車が来ました。橿原線大和西大寺方面の最終電車です。

田原本を発車。最後の路線の起点まで移動します。

移動中に近鉄の路線図を発見。この図の太線をほぼすべて1日で回ってきました。

田原本から4駅で平端に到着しました。前述の通り、最後の路線はここから分岐しています。

平端では地下通路でそれぞれの路線の乗換が可能です。地下通路を通り最後の列車が発車する発着線・ホームに移動します。

最後に攻略するのは天理線です。天理線は1番線から発車します。

38本目:平端 0:16 普通 天理行き

最後の列車がやって来ました。この列車はなんと天理線の最終列車ではありません。

さあ扉が閉まりました。最後の路線、天理線の攻略開始です。

天理線は複線の路線です。臨時列車が多いため、複線分の設備が必要になっています。

さあもうまもなく終点の天理に到着です。天理は頭端式ターミナルの行き止まり駅です。

ゆっくりとホームに入線していきます。そして、ゴールの天理に無事到着しました!

天理到着をもって全ての鉄軌道路線すべてを完乗しました!やったぁ!

到着した電車はすぐさま幕を真っ白の何も書かれていない部分に幕回しされました。

最後の改札通過。明日の3日目も、帰宅の際に使用するので大切にバッグの中に保管します。

というわけで改札の外に出て駅名看板をパシャリ。最後の天理線は、先述の通り終電に乗った訳ではないので、シャッターがしまることはありません。

以上近鉄全線制覇旅でした!最後に総括をさせて頂きます。

総括

というわけで、無事1回のチャレンジで近鉄鉄軌道路線1日全線制覇を達成しました!最終的な行程は以下のようになります。

発車時刻 乗車駅 種別 下車時刻 下車駅 乗車路線
1 5:09 賢島 普通 6:06 伊勢市 志摩線・鳥羽線
・山田線
2 6:10 伊勢市 急行 7:11 伊勢若松 山田線・名古屋線
3 7:25 伊勢若松 普通 7:36 平田町 鈴鹿線
4 7:43 平田町 普通 7:54 伊勢若松 鈴鹿線
5 7:57 伊勢若松 急行 8:11 近鉄四日市 名古屋線
6 8:13 近鉄四日市 普通 8:41 湯の山温泉 湯の山線
7 8:44 湯の山温泉 普通 9:10 近鉄四日市 常滑線
8 9:21 近鉄四日市 アーバン
ライナー
9:52 近鉄名古屋 名古屋線
9 10:00 近鉄名古屋 ひのとり
60列車
12:08 大阪難波 名古屋線・大阪線
・難波線
10 12:12 大阪難波 急行 12:17 鶴橋 難波線・大阪線
11 12:18 鶴橋 区間準急 12:28 河内山本 大阪線
12 12:32 河内山本 普通 12:37 信貴山口 信貴線
13 13:05 信貴山口 普通 13:12 高安山 西信貴ケーブル
14 高安山 タクシー 生駒山上 信貴生駒スカイライン
15 13:49 生駒山上 普通 13:56 宝山寺 生駒ケーブル
16 14:00 宝山寺 普通 14:05 鳥居前 生駒ケーブル
17 14:15 生駒 急行 14:30 近鉄奈良 奈良線
18 14:40 近鉄奈良 特急 15:15 京都 奈良線・京都線
19 15:40 京都 特急 16:36 橿原神宮前 京都線・橿原線
20 16:47 橿原神宮前 特急 17:26 吉野 吉野線
21 17:34 吉野 特急 18:22 尺土 吉野線・南大阪線
22 18:26 尺土 普通 18:34 近鉄御所 御所線
23 18:39 近鉄御所 普通 18:48 尺土 御所線
24 18:56 尺土 準急 19:14 古市 南大阪線
25 19:17 古市 急行 19:39 河内長野 長野線
26 19:44 河内長野 準急 20:11 道明寺 長野線・南大阪線
27 20:18 道明寺 普通 20:22 柏原 道明寺線
28 20:27 柏原 普通 20:31 道明寺 道明寺線
29 20:41 道明寺 準急 21:00 大阪阿部野橋 南大阪線
30 21:09 天王寺 普通 21:14 鶴橋 JR大阪環状線
31 21:21 鶴橋 アーバン
ライナー
21:34 生駒 奈良線
32 21:41 生駒 普通 21:52 長田 けいはんな線
33 21:56 長田 普通 22:19 学研奈良登美ヶ丘 けいはんな線
34 22:20 学研奈良
登美ヶ丘
普通 22:30 生駒 けいはんな線
35 22:36 生駒 普通 23:01 王寺 生駒線
36 23:28 新王寺 普通 23:46 西田原本 田原本線
37 23:56 田原本 普通 0:04 平端 橿原線
38 0:16 平端 普通 0:22 天理 天理線

名鉄とは違い、電車に乗っている限りは特に遅れることもなく乗り継ぎができました。近鉄は500km近い鉄軌道路線を有しており、かつ他社路線と直通運転している中で1日回りきることができたのは本当に奇跡です。

今回の旅で一番トラブルになったのは高安山でのタクシー乗車でしょうか。あの時は本当に焦りました。

結局西信貴ケーブルは平常心で楽しめなかったです。まあ無事乗り継ぐことができましたから、終わり良ければ全て良しと言ったところでしょうか。

ちなみに、なぜ近鉄は名鉄よりも50km以上長いにも関わらず1日で回り切ることができたかというと、理由は2つあります。

1つ目は「特急が広く多くの路線で走っているから」です。

今回の旅では特急に7回乗車しました。そのため多くの路線を素早く攻略することができました。

2つ目は「重複して乗車した区間が少ないから」です。

名鉄では名鉄名古屋を中心に樹状に伸びる路線網のため、主要駅から分岐する枝線を往復するパターンが多かったです。しかし、近鉄では路線を重複して乗車する区間が短かったため、総乗車距離が名鉄と比較して大きく伸びませんでした。

名鉄と近鉄の1日旅の比較は以下のようになります。

名鉄 近鉄
総延長距離 444.2km 499.7km
総乗車距離 667.1km 743.6km
総乗車本数 42本 38本
総所要時間 18時間58分 19時間13分

最後に、近鉄の1日全線走破旅をするに当たってはロープウェイを対象路線に加えずに実施しました。おそらくこの路線を含めて1日で走破することは、かなりの労力を要すると考えられます。

なぜなら「ロープウェイは近鉄路線網からは飛び地になっていて、往復するのに時間がかかるから」です。

今回の旅では高安山から生駒山上まで移動しましたが、このロープウェイを往復する時間を捻出するために、逆に生駒山上から高安山へ移動する必要があります。

逆方向で移動した場合、生駒山上から高安山まで29分で移動する必要があり、これはタクシー会社によると、タクシーでの移動では間に合わないとのことです。必然的に自家用車での移動が必要であり、関西で車の運転をお願いできるような友達のいないぼっちな私には不可能でした。

という訳でロープウェイを含めて1日で走破するためには、他のどこかの路線が廃線ないし分離しないと、余裕を持って攻略することができないでしょう。

まあこれ以上近鉄に廃線・分離するような路線があるとは思えませんが・・・むしろロープウェイ自身が経営分離されそうな気がします。

というわけで近鉄鉄軌道路線全線走破の旅でした。

近鉄1日全線走破チャレンジの動画版(youtube)

当方では、近鉄鉄軌道路線1日全線走破チャレンジ旅の様子を動画でもまとめています。是非ご覧ください!

参考文献(画像出典元含む)

国土交通省国土地理院
https://www.gsi.go.jp/top.html

コメント

  1. Discotheque より:

    いやー、近鉄の橿原線や天理線が深夜まで運行しているのに驚きました。特に天理線・・・関西人の自分からするとど田舎の印象があるもので・・・本当にすごい旅程で感動しました。可能なんだ、こんなことが。どうもありがとうございました。

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