【推しの子】第146話「役柄」の感想を語る!

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【推しの子】

【推しの子】第146話感想!

映画の撮影が進んでいきます!感想考察をしていきます!

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カミキヒカルの壮絶な過去

まず最初のシーンはカミキが愛梨よりもアイを選んだことを愛梨に伝えるシーンでした。今回「カット」のカット数の情報が多数登場しましたので、ここでこれまでの撮影シーンをまとめます。(抜け漏れがあった場合は是非コメントください)

原作話数カット番号
撮影内容
129話カット34
アイが快活に事務所に入るシーン
129話カット35付近
旧B小町アイドル活動序盤
136話カット57
アイとニノの決別
139話カット66
ワークショップへの勧誘
139話カット70少年Aと邂逅
139話カット74
ワークショップ後
140話
アイとカミキの会話シーン
141話シーン8姫川愛梨の糾弾
144話カット118病院にて
145話カット127駄々をこねる娘
145話カット130
親子によるダンス練習
145話カット136やけに賢い息子
146話カット139すれちがい
146話カット141裏切りの発覚
146話カット147清十郎の激高
146話カット150姫川夫妻心中
146話カット156命の重み
146話カット162アイの拒絶
146話カット170その方法しか知らない
146話カット202たった1つの願いすら

以前当サイトでは、【推しの子】の作中で起きた出来事を時系列順でまとめたことがあります。詳しいことは下記記事で確認して頂きたい所ですが、これとシーンカットの番号を照らし合わせると、このカットの番号は、十中八九ほぼ作中の時系列順と捉えて良いと考えます。

【推しの子】作中の出来事はいつ起きた?時系列順にまとめてみた!
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カット74からカット118まで少し間が空いているのですが、アイとカミキが邂逅したのが上原大輝生誕後ということも、姫川夫妻の心中はアクルビが生まれた後ということもこれまでの情報で分かる時系列順と合致します。今回の話も概ね時系列通りに起こったものと解釈すべきというのが、個人的な考えです。

そう考えると、カミキと愛梨が別れたのも、その直後にカミキがアイに会いに行ったのもアクルビが生まれた後と解釈することができます。そして、ゴロー死去はカミキが狂う前であり、アイがカミキを拒絶したのは姫川夫妻が心中した後と考えられます。

さらにアイがカミキを拒絶したのがアイ殺害より約1年半前と、それほど前ではないことになります。したがって、アイに拒絶されたことでアイ殺害を決意した可能性は高いかなと。

そして逆にゴローが何故殺害されたのか分からなくなりました。もしかしたら、ゴロー殺害にカミキは無関係で、リョースケによる単独犯行かもしれません。カミキも偶々アイのことが心配になって高千穂の病院に来ただけで、リョースケとグルということはなかったかもしれません。

まあ、アクアの推理ミスということもあり得ますが。アクルビ側はカミキが今でも殺人を犯していることは知らないでしょうし、アイがDVDで語った証言から確定の情報が幾らかあるとはいえ、最後まで動向を見守らないと最終的には確定しないでしょう。

ちなみに話が変わりますが、映画の撮影が始まったのが原作127話で、かつその公開日が2023年10月5日です。我々読者側の時系列では丁度半年が経過したことになり、既に原作20話分、アニメでは6~7話分に相当します。

私から以前から、アイは【推しの子】の物語の大黒柱だから掘り下げをじっくりやるべきだと語ってきましたが、こうやって見返すと話が流石に長すぎる気がしますね。原作で既に相当ダレているのはもちろんのこと、アニメ化する際もこの長さはネックになると予想します。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

さらに「深堀れ☆ワンチャン」のネットTVでルビーが大立ち回りをしてから半年、つまり2025年2月中旬頃が原作94話に相当しますので、既に原作50話分が作中時系列では半年分となります。

この半年で、有馬かなのスキャンダル、アイの子供の存在の暴露、片寄ゆら殺害、個人間オーディション、アクルビ同士の前世バレ、映画の撮影が行われていました。アクルビの高校入学からJIFまでの期間よりもさらに濃密ですね。

この密度の高さ、延いては作中の時系列関係を原作者の赤坂アカ先生がきちんと踏まえられているのかというのは非常に疑問です。原作135話のアクアの有馬かなに対する「もう結構立派」発言などからも、それが良く分かります。

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押せ!押しが足りないぞ!

カミキ関連の撮影の後は、アクアとかなとの会話になりました。カミキ役を演じるが故にアクアの左目の星が再び黒くなります。

アクアの情緒がコロコロ変わりますね。前回自身のことを「天才児」と自信過剰な様子を見せたと思ったら、今回は「そんな資格は無い」発言です。

正直今回の話をするのであれば、前話145話でアクアの口から「天才児」だの「聡明」だのというワードを出すべきではなかったと思います。アクアは転生前から無力感に苛まれて自己肯定感が低いキャラとして一貫していたのに、最近はキャラがブレている気がします。

一方かな側に不自然な所はなかったかな。あえて言うならアニメ3話で糖質抜いていたのに「すしのこ×ピザポテト」とかいう明らかに不健康そうな組み合わせを食べていること位でしょうか。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

明らかに企業案件狙いですね。そのために言動が矛盾していようが関係ないという所でしょうか。まあ、時系列がかなり離れているので考えが変わった可能性はありますけど。

ここの描写は、おそらくフード理論に基づいた描写がしたかったのでしょうね。差し出された「すしのこ×ピザポテト」をアクアが美味しそうに食べたので、「アクア=善人」となり、「かな=悪人ではない、アクアに対して親近感を持ち、信頼を寄せている」ことを表したかったのだろうと。

この関係性自体は前々から何度も描かれてきたことなので、特に違和感はありません。会話劇もアクかならしいと思います。

一番の問題は相変わらず肝心な所でもう一押しが足りない点。アクアが「有馬と居ると、つい楽しくなってしまう」と言いそのまま部屋を出る・・・

いやそこで終わるな!有馬かな!!

お前そういうとこやぞ」って思いました。「私もアンタが傍に居ると楽しくなっちゃう」なら、それをアクアに直接面と向かって言い返しなさい。この積極性の無さがあかねやルビーと比較して個人的に好感度が低い所ですね。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

精神が弱っているアクアに対してフォローをしたり食事を振る舞ったりは、すでにあかねが2.5次元舞台編で行っていることです。さらにあかねやルビーは自分の「好き」という気持ちをアクアに積極的に告白していますから、かなはヒロインレースとしてはまだまだ遅れていると思います。

それにしてもアクアに弱音を吐かせたり弱さを見せさせると、ヒロインに見せ場を作れるので便利ですね。そのせいで復讐劇に対する推進力が無くなっている感は否めないですけど。

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相変わらず引きに使われる男

最後はルビーとカミキが、雨の中神社で出会う所で締めでした。原作109話・132話・138話に続き、またしても大人カミキは引きとしての登場です。

今回で遂にカミキがアクア側のメインキャラクターと直接接触しましたから、今度こそ冒頭から大人カミキのシーンが入ることを信じたいです。入りますよね?また時系列シャッフルしないですよね?

また焦らしそうで怖い。しかも次回は2週間後ですからもどかしいですね。

ともかく今回の描写の個人的な印象を話しましょうか。SNS上ではルビーの身の危険を案じるコメントを多数見かけますが、私はあまり不安視はしていません

なぜなら、メタ的に見てルビーが危害を加えられる可能性は低いから。もし襲われても致命的な傷を負うことはないでしょう。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

ルビーには、復讐劇を決着させた後にドーム公演を成功させるという役割があります。原作125話でそれを示唆していると思いますし、20歳までにそれを果たすとなると余計何かしら傷を負う訳にはいきません

過去ルビーが闇落ちして戦略的にアイドル活動をするようになったことで、方々に「亀裂を生んだ」というモノローグがありましたが、未だに直接的なしっぺ返しを受けてないのが何よりの証拠です。

まさに神に守られているといった所でしょうか。そういう意味では、たとえ襲われても「ハイハイ、無事なんでしょ」で作劇として面白くありません。

というより、カミキ自身直接手を下すタイプではないと思いますので、次回はただ会話するだけに終始すると思います。次回の注目点は「カミキが何を話すのか」という内面部分だと個人的に予想します。

まとめ

ということで、以上第146話の感想でした。次回は2週間後。まあ、あっさり2週間経つでしょう。

この間におそらく「神無き世界のカミサマ活動」の最新話が更新されます。楽しみ。皆さんも興味があれば読んでみてください。

神無き世界のカミサマ活動アニメ公式サイト:https://kamikatsu-anime.jp/

神無き世界のカミサマ活動の漫画掲載サイト(コミプレ・わいるどヒーローズ):https://viewer.heros-web.com/episode/10834108156652407792

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コメント

  1. TGLLC#★! より:

    ルビーは無事だという方向で…後カミキヒカルと鏑木の関係は何謎や…15巻(141話〜150話)以内には明らかになるよね?

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      分からないです。今後の展開次第では描かないかも。

  2. 通りすがり より:

    通りすがりで失礼します。
    糖質抜いてた頃は「今日アマ」の撮影中で、
    主人公は缶詰しか食べれない設定だったので、
    役作りとしてダイエットしてたのではないですかね。
    ラーメン食べてた回もありましたし、
    普通にジャンクなものも好きなのではないでしょうか。
    今回のポテチにしろ肉やラーメンが好き、
    ピーマンが嫌いなことから、
    アクアと有馬かなは食の好みが合ってるという描写の一つでもあるかなと
    感じました。

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      確かに、それはあるかもしれませんね。

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