【推しの子】第156話「MEMe」の感想を語る!

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【推しの子】

【推しの子】第156話感想!

MEMちょのあとに付いて来る週刊記者に対してどう対処するのか!?感想考察をしていきます!

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まさかの場転。

前回の話から打って変わってMEMちょメインの話になりました。前回の感想記事で「次回場転する可能性は低い」と書いたのですが、見事に全然違う話をしていて仰天しましたね。

今回ニノの話をせずに突然MEMちょの話をし出したことに驚いた人は多かったようで、「概ね良い話だけど今ここでする話か?」と疑問を呈するコメントが多数散見されました。私も同意見です。

この突然のMEMちょ回に加えて次週休載ですから、「作中の矛盾に対する対処や辻褄合わせに今奔走している」だの「時間稼ぎ」だの言われるのは無理もない話だと思います。それくらい作者に対する読者の信用・信頼が落ちているということでしょう。

MEMちょメインの回は原作130話以来となりますが、この時もアイの過去回想への引きに繋げるための尺稼ぎのように話が構成されていました。今回の話が後々の話に繋がるかは不明ですが、作者的には話の構成を考える上で便利な存在なのだろうと改めて感じました。

正直今の段階では、アニメ化の際に原作130話とセットにして1話にしても全く問題ないレベルでしょう。ここまでアニメ化されるかは不明ですが、纏まりが良くなるようにシャッフルした方が良いと思います。

一番安心して見れる存在。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

さて、本編の感想を書いていきましょうか。今回は今話題のB小町のメンバーであるMEMちょが週刊誌の記者にあとを付けられていることに対して、記者にすっぱ抜かれる前に自ら告白してしまおうという話でした。

この話単体で見ると凄く良い話ですね。そう思えるのはやはりMEMちょの人となりのおかげでしょうか。

MEMちょはアクアたちと交流が始まる前から苦労を強いられてきました。母が自分のために頑張った結果過労で倒れて入院したために、そのことを負い目に感じてアイドルを目指すのを止め、高校を休学して色んなバイトをすることになります。

そして、MEMちょはそれを乗り越えてきました。それだけに精神的には大分成長し成熟しています

加えて、かなやあかね等と違って作中でメインに取り上げられることが少なく、MEMちょの評価が下がる可能性が低いです。そのためB小町のメンバーでありながら比較的安心して見ていられるキャラ、それがMEMちょです。

出番が少ないからキャラの評価が下がりにくいとは何とも皮肉なもので、ミヤコ・フリル・大輝・メルト・みなみ辺りもこれに該当するかなと。メインキャラクターのアクア・ルビー・かな・あかねは皆人間的な欠落が描写されていますからね。

「MEMちょが最推しです!」と言っている人は、個人的には一番真っ当な感性をしていると最近思います。私みたいにアクア・ルビー・かな・あかねの誰か一人に一度でも脳を焼かれてしまうと、【推しの子】の最新話を読むたびに感情が乱高下しますし。

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今週のツッコミ所

今回はMEMちょメインの話で、これで「良い話でした!」で終われば良いのですが、そうはいかないのはこの漫画ならではですね。前後の話を踏まえると、やはり突っ込み所があります。

脇の甘さが拭えない二人

まず最初のMEMちょに週刊記者が追っかけてきている点。MEMちょ自身に問題はないのですが、MEMちょクラスの人間で週刊記者に追っかけられるとすれば、かなに対しても追っかけが居てもおかしくないですよね。

最近の週刊記者は数そのものが増えたことで、プロ意識も無く平然と私有地に入ることもあるとのこと。だとすれば、学生が通う学校にも平然と入ってくる可能性があるということですよね。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

アクアはかなと学校でキャッチボールなんてして良かったのでしょうか。

学校に週刊記者が侵入すれば問題行動になると言っても、それで男女関係が世間に漏れれば、記者の問題行動とは関係なくファン界隈が荒れることは間違いないです。それによって過激なファンがかなを襲う危険性は無くはないはずです。

普通に考えれば、アイが過激なファンに殺害された過去があるアクアは、学校はもちろん、プライベートが厳重に確保されたスポーツ施設内ですら男女関係を匂わすような行動は避けると思います。

宮崎旅行の後はあんなに過剰に反応してかなを避けていたのに、今は公然とかなと外でキャッチボールをしていますから、あかねから指摘されても反省が足りないことになります。あの時アクアとかなの関係が記者にすっぱ抜かれてない辺り、やはり物語の都合を感じざるを得ない印象です。

おまいう案件

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

そして、もう一つ違和感があるのが、MEMちょが炎上を避けるために自ら年齢詐称をしていたことを世間に自白した後にかなの評価が出たことですね。上から目線で年上のMEMちょに「言うこと無い」とか言えた口かと。

かなといえば、かつて起こったスキャンダルがどうしても頭をよぎります。あの時は自身の脇の甘さをミヤコに謝罪したものの、これがきっかけで他人の炎上にどうこう言える立場ではなくなったはずですから、ここでかなを出すとノイズになると思います。

無理にB小町メンバーで話をまとめず、ミヤコに評価する役をやらせても良かったと思いますから、ここはツッコミ所だなと感じました。

まとめ

ということで、以上第156話の感想でした。

余談ですが、アニメの方は原作51話まで進みましたね。原作3話ずつ消化していく場合、間違いなく2期はアニメ13話分で収まらない状態になっています。

どこかで1時間スペシャルとかの拡大版をやらないと、原作80話まで原作の内容をカットせずに消化できないと思うのですが、どうするのでしょうか。

個人的には東京ブレイドの舞台本番を一気に消化するのが丁度良いかと思いますが、それでもシリーズ構成に違和感は残る訳で、今後どう話の構成を作るのか予想が出来ません。

出典:推しの子/赤坂アカ/横槍メンゴ/集英社

それと、今回あかねがアクアの内情を推理して真実に辿り着く場面が描かれましたが、原作の「アイは14年前に亡くなったアイドル」発言がアニメでも修正されていませんでした。あかねが間違えたということで言い訳できますが、正しくは「13年前」の出来事です。

アイが亡くなったのは、アクルビが満3歳を迎えて幼稚園に通い始めてから暫く経った冬頃の話です。現在アクアが東京ブレイドの舞台の時点で16歳かつ現在冬頃であることは周知の事実ですから、差し引きすると13年前しかあり得ません。

現在原作の方で【推しの子】の物語の時系列の矛盾点が多方から指摘されていますが、今回アニメでも間違いが修正されないとすると、原作者の赤坂先生だけでなくアニメ開発スタッフもしっかりと時系列を把握しているのか怪しくなってきました

東京ブレイドの中身をしっかりと詰めてセリフを追加するなど評価できる所は多数あるのですが、肝心のミステリーの部分は結局ガバガバなのかなと思います。アニメ1話であれだけミステリー要素を煽っておきながらこれは如何な物かと思いますが、原作の方もあまり期待しないで見るのがベストなのかなと。

正直もう今後の展開を真面目に予想したり考察するのは無意味かなと思い始めています。ニノが黒幕であるという展開も、カミキ黒幕展開より無理が「少ない」というだけで、未だ不明点が多いのは間違いないでしょう。

【推しの子】については、もう出てきた話に対して場当たり的に評価して、ツッコミ所には適宜指摘していくと。そのくらいがこの作品に対する正しい距離感なのだろうと思います。

コメント

  1. TGLLC#★! より:

    後実はEDテロップの雨宮吾郎の漢字も間違っていたんですよ!流しで見た時は気づかなかったけど、じっくり見た時は気づいちゃいました

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      ホントだ!確かに間違えてますね。コメントありがとうございます。

  2. TGLLC#★! より:

    https://youtu.be/_y5FT8Ms3ng?si=n_6g2VpVIp52NO_c
    こちら第16話「開幕」予告になります!絵的に原作4話分進むんじゃないかと思います

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      そうらしいですね。4話分となると、原作を一部カットするかな?

  3. TGLLC#★! より:

    155話…神木輝以外に黒幕がもう一人…それは新野冬子だ
    156話…一方その頃、MEMちょは…

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      意味不明ですよね。普通そのまま事の顛末を読者に公開すると思いますが・・・。

  4. TGLLC#★! より:

    アニメ推しの子16話「開幕」は原作52話~55話で4話分使われました。特に目立った原作カットなく丁寧に描いてくれてよかったと思います。
    17話…56話~58話
    18話…59話~61話
    19話…62話~64話
    20話…65話~67話
    21話…68話~70話
    22話…71話~73話
    23話…74話~76話
    24話…77話~80話
    実はもう1回4話分消費しないと80話(中堅編手前)まで収まらない

    • ダイヤを見ながら渡る旅 ダイヤを見ながら渡る旅 より:

      話の区切りの良さを考えたら18話で59~62話でしょうね。

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