【推しの子】第155話感想!
長かったルビーの復讐がようやく完結しました!感想と考察をしていきます!
ルビーの復讐はこれにて完結。
冒頭は自身の復讐が完結したとされたルビーとその周りの様子が描かれました。個人的には片寄ゆらの件やリョースケへの住所暴露の件のせいでカミキを100%許すことが出来ないのですが、ルビー的には「カミキを許す」ということで結論が出ました。
個人的にはこの展開に納得しています。ルビーはあまり頭が良い方ではありませんし、事件の全容を知ればまた宮崎旅行のラストの様に復讐鬼に目覚めてしまうかもしれないので、これで全て消化し切ったということにして良いと思います。
復讐が完結したルビーに対して、ミヤコは温かく迎えました。そしてミヤコはルビーだけでなくアクアも抱きしめると。
ミヤコの母親らしい優しさが爆発していましたね。ルビーやアクアが真っ当に育ったのは、間違いなくミヤコのおかげでしょう。ミヤコというキャラクターに対しても救いがあって良かったです。
壱護の方は完全にルビーをトップアイドルに押し上げるためのフォローに回るようです。人を殺してる暇はないし、来週からはB小町のライブツアーが始まるので、その調整で手一杯とのことです。
アクアはカミキと対話した後も殺してやりたいと思っているようですね。カミキにはアイを殺すつもりがなかったとはいえ、悪意をもってアイを傷つけようとしていたのは間違いないですし、アクアに強い復讐心があったからこそ映画より先にラブレターをカミキに見せなかったのでしょう。
とはいえ、同じ苦しみを受けたはずのルビーが許したからアクアもそれに準じると。これも納得できる所です。
カミキは今回で逮捕されず、「アイの為に自分なりに出来ることをする」とのことです。正直片寄ゆらを助けずに遺棄したように見えるので、逮捕した方が良いと思いますけど。
短くしてしまわれた(泣)
さて、今回の話で一番重要な部分に言及する前に、これについて語っておきましょう。あかねが髪を短くした点ですね。
あかねが髪を長くしたのは、やはりアイに容姿を似せるためでした。アクルビが一定の復讐を果たせたから髪を切って解脱しようということなのでしょうね。
しかしアクアの理想の女性像は(今ガチの頃から変わっていなければ)アイですから、髪は長いままの方が良かったと思うのですが・・・違いますかね?
なにより個人的にはロングのあかねが好きだったので、少しショックです。もし良ければまた髪を伸ばして欲しいのですが、ダメでしょうか。
まだ残っている謎をまとめよう。
さて問題はここからですね。カミキヒカルが全ての元凶とすると色々と辻褄が合わないので、黒幕が居ると。
そして、雨宮吾郎、片寄ゆら、そして菅野良介(おそらく映画は名前を変更していてこちらが正式名称と考えられる)の死に直接関わった人物として元B小町のニノこと「新野冬子」が元凶だと。時系列の矛盾が完全にノイズになっていますが、個人的には納得する内容です。
まず前回154話では、アイとカミキの決別シーンに時系列的な矛盾がありました。しかし、他にも矛盾が存在すると思いますので、個人的に矛盾があると思う部分を下にピックアップします。
矛盾点 | 誤 | 正 |
上原大輝生誕時、カミキは何歳? | 11歳 | 12歳 |
さりなとゴローが一緒に過ごした期間 | 1年以上 | 夏頃~1月までの半年ほど |
小説「視点B」の回想部分は旧B小町結成から何年? | 4年 | 2~3年 |
小説「45510」の話はアイが亡くなってから何年後? | 16年後 | 15年後 |
ドーム公演直前に旧B小町に加入した新メンバーはいたか? | 居た | 居なかった |
カミキとアイが決別したのはいつ? | アイ妊娠とアクルビ出産の間 | アクルビ出産とアイ死亡の間 |
今まで何度も細かく確認をして時系列をブログ記事にまとめた私からすると、【推しの子】の時系列の矛盾はこれまで幾つも散見されてきたことなので、今更驚かないです。今回の話でも、小説「45510」で語られていた「アイが亡くなってから16年後」というのは完全に矛盾していると思いました。
アイが亡くなったのは、アクルビが満3歳となり幼稚園の未就園児クラスに入った後の話です。今回の話はアクルビが18歳の時の話ですから、正しくは「アイが亡くなってから15年後」になるはずです。
漫画家さんは所詮人間であり神様ではありませんから、時系列の細かい所まで追い切れないのは仕方ないと思います。単行本やアニメになった時に修正してくれれば個人的には問題ないと考えます。
さて、【推しの子】の事件の謎を考察するには、どこに時系列の矛盾があるかを予め把握しておく必要があります。その上で、時系列の矛盾を正した後に、それでも残る謎が何かという流れで考察する必要があります。
ここからは時系列の矛盾点が修正されたと仮定して、それでもなお残っている謎を下にピックアップします。ここからは個人的な見解が多分に含まれるので、ご了承ください。
次回の展開が怖い。
次回の展開はアクあか派の自分としてはとても怖いです。個人的には次回場転する可能性は低いかなと思いますが、もし場転せずアクアとあかねの会話が続いたとして、一体どんな話をするのかというのが心配だからです。
あかねらしい会話となると、やはりあかねの方がアクアの上手を行く発言が出てくるかなと思いますが、どう上手を行くのかイマイチ予測できないです。事件のおさらいとアクあかの共闘宣言はまず行われるとして、恋愛関係の話もする可能性が考えられます。
あかねはアクアが幸せになることを何よりも願っている一方で、自分が幸せになることはまるで考慮に入れていないですよね。一方のアクアについては、脳内会議でゴローが「かなの方が好き」と発言しており、年相応の恋愛感情を抱いていたことも明らかになりました。
アクアとあかねはあれだけ盛大に破局したにも関わらず、その後も普通に二人は会話をしています。あかねの発言次第では、かなの方に傾いているアクアの心をあかねの方に引き戻すことも可能かと思います。
しかし、会話の展開次第ではアクアとかなが結ばれることを認め、自ら身を引いてしまう可能性もあります。そうなると、あかねはあれだけ星野家に貢献したにも関わらず、最終的に報われないことになってしまうのですが、果たしてどうなるでしょうか。
最終的な結論は当人の勝手なので、外野がどうこう言う話ではないです。しかし、個人的には原作78話のキスシーンがどうしても頭をよぎるので、ここをどう解決するのか気になります。
まとめ
ということで、以上第155話の感想でした。次回更新は来週。早い・・・。
アニメの方は個人的な予想より少し展開が遅いですね。プライベート編をやることはOPの映像から明らかですから、そこまで全部やり切るとなると、13話構成にするか1時間スペシャルが必要かと思います。
アニメ14話は原作49話の冒頭まで進みました。13話構成の場合、アニメ15話で原作52話の半分位まで進めないといけないと思うのですが、来週どういう展開になるでしょうか。
コメント
推しの子2期
12話…41話~44話(カット多数)
13話…41話・42話のカットした部分と45話~47話1.5割
14話…41話冒頭と47話途中~と49話冒頭
ここからは予想
15話…49話~51話
16話…52話~54話
17話…55話~57話
18話…58話~60話
19話…61話~63話
20話…64話~66話
21話…67話~69話
22話…70話~72話
23話…73話~75話
24話…76話~80話
ここで1hやるか否か
流石に3話半消化する回がある気がしますけどね。どうするんだろう。
本日の15話「感情演技」は49話~51話までを消費しました。個人的に59話のかなちゃんとあかねの最悪な出会いのシーンは一部カットされると思います。恋愛リアリティーショー編の6話「エゴサーチ」で一部出ているんです。原作では23話~25話と59話の一部が使われていました。なので、2回やる必要性ないよねってことでカットする可能性はあると思います。なので、自分が前に予想した18話は58話~61話の2割程度行くのかなと思います
>ミヤコの母親らしい優しさが爆発していましたね。ルビーやアクアが真っ当に育ったのは、間違いなくミヤコのおかげでしょう。ミヤコというキャラクターに対しても救いがあって良かったです。
正直言って、ミヤコさんというキャラクターは星野母子に一番迷惑(本人はそうとは自覚してないかもですが)をかけられた苦労人だと私は思ってます。
だからアクアとルビーは今回のようではなく、ちゃんと言葉で「ありがとう」と言って欲しかったかな。まあ、それは後の話に取ってあるのかもしれませんが。
今回の話でカミキへの復讐は終わっていないという事になりましたね。この話の「カミキへの復讐終わった」感は何だったんだろうか。