10月25日、神無き世界のカミサマ活動の第五十七説が公開されました!ロキに救われたユードラはどうなったのか!?
感想と考察を語っていきましょう!
ユードラの動向。
冒頭はユードラの動向でした。ロキがユードラに情が移っていたおかげで無事に皇都に居るミタマから逃れることが出来たユードラでしたが、当の本人はその情を感じ取ることが出来なかったようです。
まあ、ロキがユードラに対して行ってきた所業の数々を考えれば同情されなくても仕方ないと思います。完全にロキのおもちゃにされていましたからね。
前回の感想記事で私はユードラはユキト陣営に合流するのではないかと予想していましたが、その通りになりましたね。外獣に襲われている所をベルトランとアータルに助けられる形で合流しました。
ベルトランはもうバニーガールアーマースタイルがデフォルトなんですね(笑)。騎士らしいのか騎士らしくないのかよく分かりません。
で、そのベルトランに対してユードラは赤面すると。ユードラさん、貴方は憧れの存在があられもない衣装を着させられていることに何か言うこと無いのですか。
最終的にベルトランの胸の中に顔をうずめて鼻血を出し、そして気絶すると。ちょっと羨ましいので私と代わって頂けませんかね(ゲス顔)。
ユキトがミタマを信仰しない理由。
一方ユキト側では、ミタマが力を失ってしまったことに対して対応策を検討していました。色々語る前にまず言及させて欲しいのはロイですね。
キモい上に何より怖い。
何が怖いって目が怖いですよ。漫画を読んでいて目に恐怖感を覚えたのは初な気がします。
なぜこの目に恐怖感を感じるのか思い返してみると、この目は青鬼の目ですね。目のガンギマリ具合が恐怖心を誘っているのだろうと思います。
無事にぶちの召されて吊るされて良かったです。ずっと見る事なんて不可能ですから。
話は変わってユキトの話。ユキトが気にしていたのは、やはり教団の生活レベルが低下する問題でした。
ミタマが力を行使しなくても生活レベルを保てるように食料生産体制やインフラを整備して来たのは原作12話で既に語られていた内容ですね。しかし、インフラを構築するのにミタマの力を使って生み出したため、本来経るべき技術の発展を省略してしまっています。
故に、設備や機械そのものが壊れたり老朽化したりで使えなくなってしまうと水道や電気が使えなくなり、食料の安定供給も出来なくなってしまうと。今現在カクリ村にはミタマが生み出したものを維持管理するノウハウまでは備わっていないようですね。
一番簡単な解決策はミタマの力を復活させること。ユキトがミタマを信仰するようになれば力が戻るのではということで、ミタマを信仰するようにあの手この手が講じられました。
「ずもももも」と迫るアルとシルが滅茶苦茶可愛いですね。そして、我が教団の信用できない三人衆(ガイア・ダキニ・スムマヌス?)も参戦しました。
スムマヌスは何かユキトに信用されないようなことしましたっけ?割とすぐに信用できるぐらいポンコツだったような気がするのですが。
5人の力を合わせて実施されたユキト信者化作戦ですが、結果は失敗に終わりました。ミタマ=生ゴミの扱いなのは変わらず、むしろ変なブツブツが出たり、呼吸がおかしくなったりしたようです。
それもそのはずで、ユキトはタイムスリップする前に何度も意味不明なビデオを見させられており、端から嫌悪感しかありませんでした。今回ユキトがミタマを信仰しない理由がはっきりと明示された形になります。
個人的には非常に納得できる理由だったと思います。ミタマを信仰するには無理のあるロジックの繋がらない内容でしたからね。
ユキトが宗教を嫌いになるのも納得です。これはユキトからしたら間違いなく拷問でしょう。
そもそもユキトにミタマを信仰させたいのであれば、一番有効なのは神地崇教が生まれた発端「ミタマとナユと出会いの話」を重点的に伝えるべきですよね。ナユがミタマと契約したことで天保の大飢饉を乗り越え、そしてユキトの父が教祖をしていた教団「神地崇教」が生まれました。
ユキトからしたらミタマの呪いを受ける原因でもある訳ですが、それでもユキトに好感を持たせることのできる数少ないエピソードですから、そこが唯一の活路だったと思います。きっと歴史を積み重ねるうちにミタマへの信仰の仕方が歪んでしまったのでしょう。
やはり別人か。
最後はユキト陣営の所に襲撃してくる所で締めとなりました。描写を見るとユキト側に居るミタマとロキ側に居るミタマは別人と解釈して良さそうですね。
先週の感想記事でも書いた通り、なぜロキとユキトのやり取りをロキ側のミタマが知っているのか、なぜスムマヌス・ユピテル姉妹との顛末を知っているのかは不明のままです。次回の話でそこが明らかになるということでしょうか。
今回神地崇教のビデオでミタマの情報が幾つか明らかになっていました。ビデオの前半部分はミタマに関する情報と捉えて良いかと思いますので、それを箇条書きで下記に列挙します。
名前については原作3話で既に明らかになっていました。原初の神であることも八百万の頂点に立つ存在であることも原作8話の段階で既にミタマの口から出ていた内容であり、今回の話でミタマが自称していた事が事実であることが明らかになった形です。
新情報としては下の3つですね。ミタマはユキトはもちろん、原作者の朱白あおい先生からも邪神として扱われていましたが、その理由が明らかになりました。
確かに人を沢山殺してた神様なら邪神として扱っても良さそうですね。そして、神々がミタマの所業を問題視し、世界の狭間にミタマを閉じ込めたと。
原作46話で見られた目玉の化け物こそ、まさしく神々の手によって閉じ込められた存在なのでしょう。そして小説の内容を踏まえるのであれば、それこそがミタマの「本体」と解釈して良いと思います。
問題はこの本体と現段階で2体居ることが明らかになっている幼女姿のミタマとの関係です。何かしら理由があると思いますが、それが分からないと敵味方の判定やロキ側のミタマの強大さが分かりません。
次回でミタマの全容が分かると良いですね。話が面白くなってきているので次回に期待です。
まとめ
ということで神無き世界のカミサマ活動第五十七説の感想でした!次回は約1か月後の11月29日に更新のようです。
今回は一部の作画が乱れていました。ネーム・作画担当の半月板損傷先生の方が相当忙しいことが伺えます。
ちなみに半月板損傷先生はカミカツの他にチャンピオンズLEDの方でもう一つ作画を担当されています。作画だけとはいえ、2作品も抱えるのはスケジュール的にハードでしょう。
一読者としては、無理のない範囲で執筆活動を続けてもらえればと思います。体が壊れてしまっては元も子もありませんから。
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