JR西日本が管轄するJR紀勢本線・JR桜井線・JR和歌山線の夜間留置まとめ!2024年8月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!
運行系統ごとの運用状況
本記事では新在家所属の車両を中心に記載します。
新在家(2023年)
新宮2本、串本2本、紀伊田辺2本、和歌山1本、新在家7+4本、粉河2本、橋本2本、五条7本、高田1本、王寺3本、奈良1本
所感
新在家派出所については、ダイヤ改正の前後の夜間留置設定に変更はありませんでした。今後しばらく変更はないと考えられます。
相変わらず227系の製造数が少ない印象は変わりません。紀勢本線の普通運用は全て227系2両に統一し、日根野車の乗り入れは廃止して良かったと思います。
今後網干にAシート車両連結の225系が導入されたり、なにわ筋線開業に合わせて何かしらの変化があるでしょうか。今後も動向を注視していこうと思います。
駅ごとの夜間留置状況
本記事ではJR紀勢本線・JR桜井線・JR和歌山線の留置状況を記載します。
紀勢本線
新宮(車庫収容力:121両、合計留置両数:2両4本+6両3本=26両)
名古屋HC85系2両2本
新在家227系2両2本
日根野287系6両2本
京都289系6両1本
引き上げ線:105m5両1本
85m4両2本
125m6両1本
145m7両1本
165m8両1本
185m9両2本
205m10両1本
225m11両2本
245m12両1本
265m13両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
新宮 | 1番 | 225m11両 |
2番 | 205m10両 | |
3番 | 205m10両 | |
三輪崎 | 1番 | 65m3両 |
2番 | 65m3両 | |
紀伊佐野 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 | |
宇久井 | 1番 | 65m3両 |
2番 | 65m3両 | |
那智 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
紀伊天満 | (番号無し) | 85m4両 |
紀伊勝浦
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
紀伊勝浦 | 1番 | 145m7両 |
2番 | 205m10両 | |
3番 | 205m10両 | |
湯川 | 2番 | 285m14両 |
1番 | 285m14両 | |
太地 | (番号無し) | 165m8両 |
下里 | 1番 | 105m5両 |
2番 | 85m4両 | |
紀伊浦神 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 |
紀伊田原
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
紀伊田原 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 | |
3番 | 85m4両 | |
古座 | 1番 | 285m14両 |
2番 | 285m14両 | |
紀伊姫 | (番号無し) | 85m4両 |
串本(合計留置両数:2両2本=4両)
新在家227系2両2本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
串本 | 1番 | 165m8両 |
2番 | 205m10両 | |
3番 | 205m10両 | |
紀伊有田 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 | |
田並 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 | |
田子 | (番号無し) | 125m6両 |
和深 | 2番 | 85m4両 |
1番 | 85m4両 | |
江住 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 | |
見老津 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 |
周参見
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
周参見 | 1番 | 185m9両 |
3番 | 165m8両 | |
紀伊日置 | 2番 | 85m4両 |
1番 | 85m4両 | |
椿 | 1番 | 165m8両 |
2番 | 165m8両 | |
紀伊富田 | 2番 | 85m4両 |
1番 | 85m4両 |
白浜(合計留置両数:6両2本=12両)
日根野287系6両1本
京都289系6両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
白浜 | 0番 | 145m7両 |
1番 | 245m12両 | |
2番 | 245m12両 | |
3番 | 245m12両 | |
朝来 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 | |
紀伊新庄 | 1番 | 85m4両 |
2番 | 85m4両 |
紀伊田辺(車庫収容力:74両、合計留置両数:2両2本+4両4本+6両2本=32両)
日根野223系4両・225系4両4本
新在家227系2両2本
日根野283系6両1本
京都289系6両1本
引き上げ線:105m5両1本
側線:125m6両2本、205m10両2本、225m11両2本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
紀伊田辺 | 1番 | 205m10両 |
2番 | 205m10両 | |
3番 | 205m10両 | |
芳養 | 1番 | 105m5両 |
2番 | 105m5両 |
南部
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
南部 | 1番 | 225m11両 |
2番 | 205m10両 | |
3番 | 205m10両 | |
岩代 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 | |
切目 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 |
印南
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
印南 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
3番 | 125m6両 | |
稲原 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 |
和佐
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
和佐 | 3番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
1番 | 145m7両 | |
道成寺 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 |
御坊(合計留置両数:4両4本=16両)
日根野223系4両・225系4両4本
引き上げ線:125m6両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
御坊 | 1番 | 205m10両 |
2番 | 185m9両 | |
3番 | 205m10両 | |
紀伊内原 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 |
紀伊由良
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
紀伊由良 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
3番 | 125m6両 | |
広川ビーチ | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 |
湯浅
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
湯浅 | 1番 | 225m11両 |
2番 | 165m8両 | |
3番 | 185m9両 | |
藤並 | 1番 | 185m9両 |
2番 | 185m9両 | |
紀伊宮原 | 1番 | 145m7両 |
3番 | 125m6両 |
箕島
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
箕島 | 1番 | 225m11両 |
2番 | 165m8両 | |
3番 | 225m11両 | |
初島 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 | |
下津 | 1番 | 205m10両 |
2番 | 205m10両 |
加茂郷
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
加茂郷 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
3番 | 125m6両 | |
冷水浦 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 |
海南
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
海南 | 1番 | 185m9両 |
2番 | 185m9両 | |
3番 | 185m9両 | |
4番 | 185m9両 | |
黒江 | 1番 | 105m5両 |
2番 | 85m4両 | |
紀三井寺 | 2番 | 145m7両 |
1番 | 145m7両 | |
宮前 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 |
和歌山(車庫収容力:31両、合計留置両数:2両1本+4両5本+6両2本=34両)
日根野223系4両・225系4両5本
日根野225系6両2本
新在家227系2両1本
引き上げ線:45m2両1本、145m7両2本、185m9両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
和歌山 | 1番 | 265m13両 |
2番 | 165m8両 | |
3番 | 165m8両 | |
4番 | 265m13両 | |
5番 | 265m13両 | |
7番 | 165m8両 | |
8番 | 165m8両 | |
9番 | 45m2両 | |
紀和 | (番号無し) | 45m2両 |
JR西日本車の夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
和歌山市 | 1番 | 85m4両 |
所感
紀勢本線は、特急列車が新宮~白浜間で8両まで、白浜~和歌山間は9両までと思われます。普通列車は紀伊勝浦~和歌山間が4両まで、それ以外の区間は2両まででしょう。
とはいえ、紀勢本線は利用者数が少ないですから、特急列車は白浜以南で7両以上の運転は必要ないでしょうし、普通列車も紀伊田辺以南で3両以上の運転は必要ないと思います。設備改良が必要な箇所も阪和線と紀勢本線で普通運用を分断するために和歌山駅の配線を変更する程度でしょうか。
和歌山駅では上下本線が1番線と4番線となっており、その間に阪和線折り返し用の2番線と3番線があります。海南方面の列車と日根野方面の列車を同一ホームで接続できるように2番線または3番線を海南方面に折り返し可能な構造するというのが和歌山駅の改良案です。
とはいえ、現行の和歌山駅は階段を使った乗換がデフォルトになっていますから、わざわざ改良する必要も無いとも言えます。利便性向上のためだけにコストをかけるほどの余裕がJR西日本にあるかどうかと言われれば怪しい所です。
和歌山線
和歌山(車庫収容力:31両、合計留置両数:2両1本+4両5本+6両2本=34両)
日根野223系4両・225系4両5本
日根野225系6両2本
新在家227系2両1本
引き上げ線:45m2両1本、145m7両2本、185m9両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
和歌山 | 1番 | 265m13両 |
2番 | 165m8両 | |
3番 | 165m8両 | |
4番 | 265m13両 | |
5番 | 265m13両 | |
7番 | 165m8両 | |
8番 | 165m8両 | |
9番 | 45m2両 |
新在家(車庫収容力:留置線141両+検査線18両、合計留置両数:2両11本+4両7本+6両1本=56両)
日根野223系4両・225系4両9本
日根野225系6両1本
新在家227系2両7+4本
45m2両1本
65m3両2本
85m4両1本
125m6両1本
185m9両1本
205m10両1本
225m11両2本
265m13両4本
285m14両1本
325m16両1本
入出庫待機線245m12両2本
検査線125m6両(建屋50m2両分)
検査線245m12両(建屋120m5両分)
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
田井ノ瀬 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
千旦 | (番号無し) | 125m6両 |
布施屋 | 2番 | 145m7両 |
1番 | 125m6両 | |
紀伊小倉 | (番号無し) | 125m6両 |
船戸 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
岩出 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 145m7両 | |
下井阪 | (番号無し) | 125m6両 |
打田 | 2番 | 145m7両 |
1番 | 145m7両 | |
紀伊長田 | (番号無し) | 125m6両 |
粉河(合計留置両数:2両2本=4両)
新在家227系2両2本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
粉河 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
3番 | 125m6両 | |
名手 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
西笠田 | (番号無し) | 125m6両 |
笠田 | 1番 | 145m7両 |
2番 | 125m6両 | |
大谷 | (番号無し) | 125m6両 |
妙寺 | 1番 | 145m7両 |
2番 | 125m6両 | |
中飯降 | (番号無し) | 125m6両 |
高野口 | 1番 | 165m8両 |
2番 | 145m7両 | |
紀伊山田 | (番号無し) | 125m6両 |
橋本(合計留置両数:2両2本=4両)
新在家227系2両2本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
橋本 | 3番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
1番 | 145m7両 | |
下兵庫 | (番号無し) | 125m6両 |
隅田 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 | |
大和二見 | (番号無し) | 125m6両 |
五条(車庫収容力:22両、合計留置両数:2両7本+4両3本=26両)
奈良221系4両3本
新在家227系2両7本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
五条 | 3番 | 165m8両 |
2番 | 165m8両 | |
1番 | 165m8両 | |
北宇智 | (番号無し) | 125m6両 |
吉野口
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
吉野口 | 5番 | 185m9両 |
4番 | 185m9両 | |
3番 | 165m8両 | |
掖上 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 | |
玉手 | (番号無し) | 125m6両 |
御所 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 | |
大和新庄 | (番号無し) | 125m6両 |
高田(合計留置両数:2両1本=2両)
新在家227系2両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
高田 | 1番 | 185m9両 |
2番 | 165m8両 | |
3番 | 145m7両 | |
JR五位堂 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
香芝 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
3番 | 125m6両 | |
志都美 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 145m7両 | |
畠田 | (番号無し) | 125m6両 |
王寺(車庫収容力:161両、合計留置両数:2両3本+4両3本+6両12本+8両1本=98両)
奈良201系ND6両2本
奈良221系NA4両3本
奈良221系NC6両10本
奈良221系NB8両1本
新在家227系2両3本
引き上げ線:185m9両1本、105m5両+185m9両1本(途中に踏切がある)
85m4両2本
125m6両6本
145m7両1本
165m8両1本
185m9両1本
265m13両1本
285m14両2本
345m17両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
王寺 | 5番 | 125m6両 |
4番 | 125m6両 | |
3番 | 165m8両 | |
2番 | 165m8両 | |
1番 | 165m8両 |
所感
和歌山線は日根野車と奈良車でそれぞれ変更があったため、それに伴う夜間留置設定の変更があります。新在家所属の227系については変更はありません。
本年度より各駅のホーム有効長を記載しましたが、上記の通り各駅とも6両まで入線可能であることが分かります。とはいえ、線内の需要がそれほど大きくありませんから、送り込み運用以外は高田以南で5両以上を運転する必要は無いでしょう。
桜井線
奈良(車庫収容力:23両、合計留置両数:2両1本+4両1本+6両2本=18両)
奈良205系NE4両1本
奈良221系NC6両2本
新在家227系2両1本
難波側引き上げ線:225m11両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
奈良 | 1番 | 205m10両 |
2番 | 205m10両 | |
3番 | 205m10両 | |
4番 | 205m10両 | |
5番 | 205m10両 | |
京終 | 駅舎側 | 125m6両 |
反対側 | 125m6両 | |
帯解 | 駅舎側 | 125m6両 |
反対側 | 125m6両 | |
櫟本 | 駅舎側 | 125m6両 |
反対側 | 125m6両 |
天理(車庫収容力:電化124両+非電化40両、合計留置両数:4両7本+6両1本+8両2本=50両)
奈良205系NE4両1本
奈良221系NA4両6本
奈良221系NC6両1本
奈良221系NB8両2本
電化285m14両2本
電化325m16両6本
非電化265m13両2本
非電化285m14両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
天理 | 4番 | 265m13両 |
3番 | 265m13両 | |
2番 | 265m13両 | |
1番 | 265m13両 | |
長柄 | (番号無し) | 125m6両 |
柳本 | 駅舎側 | 125m6両 |
反対側 | 125m6両 | |
巻向 | (番号無し) | 125m6両 |
三輪 | 2番 | 125m6両 |
1番 | 125m6両 |
桜井
夜間留置設定なし
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
桜井 | 1番 | 125m6両 |
2番 | 125m6両 | |
3番 | 125m6両 | |
香久山 | (番号無し) | 125m6両 |
畝傍 | 2番 | 205m10両 |
1番 | 125m6両 | |
金橋 | (番号無し) | 125m6両 |
高田(合計留置両数:2両1本=2両)
新在家227系2両1本
駅名 | 番線 | ホーム有効長 |
高田 | 1番 | 185m9両 |
2番 | 165m8両 | |
3番 | 145m7両 |
所感
桜井線も和歌山線と同様に、奈良車の夜間留置設定の変更だけ行われています。天理駅で留置両数が6両増加しました。
天理駅の北側には留置線が存在します。容量一杯に夜間留置されていないため、残った容量分は学研都市線や奈良線が全線複線化する際に活用できるかもしれません。
学研都市線や奈良線の列車を増発する場合、車庫容量が逼迫している奈良エリアでは、車庫の拡張が必須です。新たに留置線を確保するために用地買収をするにしても手間がかかりますので、それをする位なら天理駅の留置線を活用した方が良いと思います。
とはいえ、現行以上に留置両数が増加すると、天理駅から奈良駅までの送り込みでダイヤが過密になってしまいます。学研都市線や奈良線を複線化するのと同時に、桜井線も複線化工事が必要かもしれません。
まとめ
ということで、JR紀勢本線・JR桜井線・JR和歌山線の夜間留置状況まとめでした。
3線の運用を賄うために、奈良車や日根野車がフォローする状況は続くでしょう。個人的には運用線区をはっきりと分け、直通運転する範囲を限定した方が、座席指定車両を運行する際に有利だと思います。
将来どういう運用になるでしょうか。
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