【推しの子】第132話感想!
まさかの旧B小町のメンバーが撮影現場来訪でした!感想と考察をしていきます。
旧B小町メンバーの今
第132話では、かつてアイと共にB小町のメンバーを務めた高峯とニノが登場しました。曲がりなりにも8年間同じメンバーとして活動を続けてきたわけですから、旧B小町メンバーに裏はないと思っていましたが、そんなことはなかったですね。
高峯
高峯はアイドルだった当時、未成年ながらめいめいと共にセレクトショップの喫煙所で喫煙を行い、憎々しげに自身の嫉妬心をさらけ出して罵倒し、アイを泣かせたり、アイのお気に入りのサマーパーカーを引き裂いたりしていました。
アイの異常性どうこう以前に、めいめいと高峯は人間として最低だったことが判明しています。
とはいえ、アイへの嫌がらせは壱護にバレてしまいました。それにより、後日謝罪をしています。
そのため、件の一件以降、アイへの嫌がらせを止めたと個人的には考えています。アイの実力を認め、8年間ずっとB小町としてアイと一緒に活動し続けていたと考えられます。
そして、アイの死から14年後の映画撮影時には、結婚して子供も儲けていました。アイへの嫉妬心はないとは言わないものの、ニノ程ではなかったと考えられます。
ニノ
問題はこっちですね。小説「一番星のスピカ」のようなエピソードがない分、アイへの嫉妬が留まる事無く膨らんでいったと考えられます。
プライドも高かったと思います。だから、新人のアイが突然センターを掻っ攫ったことによる嫉妬心の膨らみ方は他の人より大きかった。
そして、ニノはアイに対して直接「死んでくれ」と攻撃的な言葉を投げつけていました。そして本当にアイは殺されてしまいました。
私は、ニノはこれらによって病んでしまったと考えています。アイに攻撃的な言葉を投げつけた負い目でアイを神聖視するようになり、さらに彼女が亡くなることで、あらぬアイ像を抱くようになったと考えられます。
そして、ニノはそんな弱った心を付け込まれたのか、カミキヒカルと内通していました。おそらくアイのファンを装ってニノに接触して来たのだと予想します。
今回の話でニノは誰よりも人間らしいと思ったので、是非アイから解脱して救われてほしいと感じました。
小説「一番星のスピカ」の一件以降のアイ
今回公開されたアイとニノのやり取りは、おそらく高峯とめいめいがアイを罵倒し、壱護にそれがバレて謝罪した後の話と考えられます。小説「一番星のスピカ」ではアイは高峯とめいめいとのやり取り以降、「日本中を推したい」という考えもって活動するようになりました。
その根源は、おそらく「愛するとは何か、推すとは何か知りたい」という欲求だと思います。実際、小説「一番星のスピカ」では自分を推してくれるファンのことを羨ましいと思っていました。
「日本中を推したい」と思い活動をすることで、アイはアイドルとしてさらに輝きを増し、周りからの協力も手伝ってどんどん神格化していったと思います。ニノはその姿に嫉妬し、前述の様に攻撃的な言葉を投げつけました。
今回、ルビーとニノでアイに対する解釈違いが明らかになりましたが、どちらが正しいかというのは、個人的には正直分かりません。小説「一番星のスピカ」のエピソードの直後であればルビーの解釈の方が正しいと思いますが、そこから時間が経過してワークショップで男と出会う前後であれば、ニノの解釈の方が正しい可能性があります。
どちらにせよ、ニノの攻撃的な言葉を受けてアイは普通に傷ついていたと思います。しかしそれ以上に、アイはニノがどうしてこんなにも自分のことを嫉妬するのか知りたくて、寄り添おうとしていたと思います。
まるで宗教上の女神様のように。ニノがどんなに嫉妬に狂っていても、そんなニノを愛そうとしていたのではないでしょうか。
そしてカミキのような反社会性人格障害者(いわゆるサイコキラー)もリョースケのような自分を殺したファンも愛そうとしていたのではないかと個人的には予想します。
まとめ
それぞれの思いが渦巻き、本作の黒幕であるカミキヒカルも物語に絡んでくるようになりました。映画の撮影はどうなるのか、今後の展開に注目ですね。
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