JR京葉線・武蔵野線の2024年度夜間留置状況まとめ!所感語る!

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JR東日本

JR京葉線・JR武蔵野線の夜間留置まとめ!2024年6月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います!

夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントください!(なお±○本と記載があるのは運用予備分の夜間留置場所の推測です)

JR京葉線とJR武蔵野線は普通車に使用される車両がそれぞれ10両と8両で異なりますが、共に京葉車両センターで管理されています。他に京葉線には特急わかしお特急さざなみが走行しますが、こちらは幕張車両センターに所属する車両が使用されます。

両線は共に戦後に構想・建設され、既存路線のバイパスとして機能しました。京葉線は総武本線に並行するように建設されて同線の混雑緩和に役立ち、武蔵野線は山手貨物線を始めとするさまざまな貨物線のバイパス線となったことで、既存の貨物線を旅客線に転用するのに役立ちました。

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前年の夜間留置状況

JR京葉線・武蔵野線の2023年度夜間留置状況まとめ!所感語る!
JR京葉線・JR武蔵野線の夜間留置まとめ!2024年1月時点のデータをまとめましたので、これを基に考察をしていきたいと思います! 夜間留置設定については間違っている可能性があるので、当方責任は負いかねます。間違いがある場合は是非コメントくだ...

ダイヤ改正プレスリリース

運行系統ごとの夜間留置状況

本記事では京葉車両センターに所属する京葉線武蔵野線で運用する分を主に記載します。

京葉線運用分(2024年)

京葉209系10両1本・E233系10両20本(18運用
東京(京葉線)2本、新習志野9+3本、蘇我2本、上総一ノ宮2本、木更津1本、君津2本
京葉E233系6両4本(2運用
新習志野1+2本、勝浦1本
2024年ダイヤ改正により新習志野1本
京葉E233系4両4本(2運用
新習志野1+2本、大網1本
2024年ダイヤ改正により新習志野1本

所感

日本全国で行われた2024年のダイヤ改正で最も注目を浴びたであろう京葉線。通勤快速の廃止を始めとする様々な改革が賛否両論を呼びましたが、夜間留置設定に関しては運用数の減少以外の変化はありませんでした。

具体的には、京葉線の分割編成の運用数が1本ずつ減少したのみとなっています。これにより分割編成の予備が2本に増えました

貫通編成と合わせると、予備は合計5本となります。2022年のダイヤ改正までは予備が合計2本でしたから、コロナによる利用動向の変化によって予備が3本増えたことになります。

まだ2023年度の混雑率の発表がありませんが、少なくともコロナによる利用者数減によって、京葉線の朝ラッシュピーク1時間当たりの運転本数も24本⇒21本へ3本減少しました。それでも2022年度の混雑率は102%と低いままです。

2023年度はコロナ禍から脱出して利用者が増えていると思いますが、再増発が必要か言われるとかなり怪しいと思います。コロナ前の東京圏以外の地方の基準で言えば、混雑率が140%を越えるようであれば増発が必要ということになりますが、果たして・・・

JR東日本は5月30日に「京葉線を9月1日にダイヤ変更する」という発表をしました。内容としては、「一部の各駅停車を快速に変更する」とのことです。

各駅停車を快速にするだけで全体の列車の本数は増えず、おそらく全体の運用数も変化しませんし、夜間留置設定にも変更はないでしょう。個人的には、これほど話がこじれてしまった以上、(たとえ房総特急の寿命が短くなってしまったとしても)快速を純増させるしかないと思っていました。

こうなった背景には、京葉線のダイヤを運用する人員の問題があったと考えられます。世間の反応を受けた急な対応によって現場がさらに混乱するのを避けるため、このような対応になったのだろうと考えられます。

またダイヤ変更内容によると、ラッシュのピークに設定された快速は上総一ノ宮始発で新木場に7時48分に到着する便のみです。やはり、たとえ世間からの批判があったとしても混雑の平準化や特急への誘導をしたいという考えでしょうか。

鉄道会社の使命は旅客を目的地へ素早く移動させることではなく、安全に目的地まで運ぶことです。無料優等列車である快速列車はこの使命に反することですから、特段の理由が無い限り、「快速を縮小させて各駅停車を増便する」というのは理にかなっています

あるいは、あえて快速列車を拡大させる方向でしょうか。特急運用を縮小させる代わりに東京~房総半島各地へ速達する「特別快速」なる種別を用意しても良いかもしれません。

現在のグリーン車もトイレも無い京葉車では特急運用の代替は不可能だと思いますが、例えば小山や国府津に新型車両を投入し、余剰となったE233系で特別快速の運用に就かせれば、アクアラインの影響で競争力が増した高速バスに十分対抗できるでしょう。

房総方面に使用しているE257系5両を車両が不足しがちな他地区に転用することもできるので、より効率の良い運用ができると思います。

単純な輸送力の増強であれば、複々線化15両化という方法もあります。個人的には京葉線の場合、武蔵野線など多様な運行系統が1つの路線に乗り入れているため、15両化よりも複々線の方が有効だと思います。

とまあ、個人の勝手な妄想はここまでとして、とりあえず現在のリソースですぐにでも出来ることは、パターンダイヤの強化快速列車の増発でしょう。朝ラッシュの増発は難しいかもしれませんが、夕ラッシュのダイヤは下記の様にするのが良いかなと思います。

東京~蘇我方面各停:毎時6本(10分間隔)
東京~西船橋方面各停:毎時6本(10分間隔)
東京~蘇我方面快速:毎時2~3本(20~30分間隔)
東京~房総方面特急:毎時2~3本(20~30分間隔)

まず個人で電車の混雑調査をしている有志からの情報によると、海浜幕張行きの各駅停車は他の列車と比べて混雑率が低いらしいです。これを西船橋方面に振り向けると以上のような本数案になります。

JR東日本に求められることは、この本数案を元に運転間隔を均一にすることです。快速を残すとホーム上の混雑の問題は解決しないでしょうが、ここまで話が大きくなってしまった現在では仕方ないでしょう。

武蔵野線運用分(2024年)

京葉209系M8両11本・E231系MU8両34本(43運用
東京(京葉線)1本、南船橋1本、新習志野16+2本、西船橋(京葉線・武蔵野線)1本、南越谷2本、東所沢19本、府中本町2本、豊田1本

所感

武蔵野線については、夜間留置設定に一切変更はありません。3月のダイヤ改正でも変更はありませんでした。

武蔵野線といえば、2022年度実績で混雑率が148%と、JR東日本の路線では2番目に高い数値です。前年度の夜間留置の記事でも書きましたが、2022年のダイヤ改正で京葉線側の運用数を削減した段階で、一部の京葉線の車両を武蔵野線向けに改造し、朝ラッシュの増発をして欲しかったです。

もし武蔵野線側の増発が行われていたら、今ほど千葉県が騒ぐことはなかったでしょう。少なくとも船橋市や市川市の利便性が増すわけですからね。

武蔵野線の混雑緩和は何時になったら実現するのでしょうか。線路容量にはまだ余裕がありますので、稼働数を増やせば混雑は緩和するのですが・・・。

駅ごとの夜間留置状況

本記事では京葉線と武蔵野線の留置状況を記載します。

京葉線

東京(京葉線)
京葉209系M8両・E231系MU8両1本
京葉209系10両・E233系10両2本

駅名 番線 ホーム有効長
東京(京葉線) 1番 10両
2番 10両
3番 10両
4番 10両
八丁堀 1番 10両
2番 10両
越中島 1番 10両
2番 10両
潮見 1番 205m10両
2番 205m10両

新木場
川越E233系10両1本

駅名 番線 ホーム有効長
新木場 京葉1番 205m10両
京葉2番 205m10両
りんかい1番 10両
りんかい2番 10両

葛西臨海公園
夜間留置設定なし

駅名 番線 ホーム有効長
葛西臨海公園 1番 205m10両
2番 205m10両
舞浜 1番 205m10両
2番 205m10両

新浦安
夜間留置設定なし

駅名 番線 ホーム有効長
新浦安 1番 205m10両
2番 205m10両
3番 205m10両
4番 205m10両
市川塩浜 1番 205m10両
2番 205m10両
二俣新町 1番 205m10両
2番 205m10両

南船橋
京葉209系M8両・E231系MU8両1本

駅名 番線 ホーム有効長
南船橋 1番 205m10両
2番 205m10両
3番 205m10両
4番 205m10両

新習志野(車庫収容力:8両26本+10両13本、合計留置両数:4両3本+6両3本+8両18本+10両12本=294両
京葉209系M8両・E231系MU8両16+2本
京葉209系10両・E233系10両9+3本
京葉E233系6両1+2本
京葉E233系F4両1+2本

車庫(留置線377両+検査線32両+転削線10両)
205m10両9本
225m11両3本
245m12両1本
305m15両1本
345m17両11本
405m20両2本
検査線205m10両2本
検査線445m22両1本(建屋は85m4両分)
転削線225m11両1本
駅名 番線 ホーム有効長
新習志野 1番 205m10両
2番 205m10両
3番 205m10両
4番 205m10両
幕張豊砂 1番 205m10両
2番 205m10両

海浜幕張
夜間留置設定なし

駅名 番線 ホーム有効長
海浜幕張 1番 205m10両
2番 205m10両
3番 205m10両
4番 205m10両
検見川浜 1番 205m10両
2番 205m10両
稲毛海岸 1番 205m10両
2番 205m10両

新港
夜間留置設定なし

待避線:825m1本

千葉みなと
夜間留置設定なし

駅名 番線 ホーム有効長
千葉みなと 1番 205m10両
2番 205m10両
3番 205m10両

蘇我
京葉209系10両・E233系10両2本

京葉車以外の夜間留置状況は不明。情報が入り次第追記予定。
側線:245m12両2本、385m19両1本、445m22両1本、605m30両1本
機関車車庫
35m2本
55m1本
65m1本
検査線85m1本(建屋は25m分)
駅名 番線 ホーム有効長
蘇我 6番 305m15両
5番 305m15両
4番 205m10両
3番 205m10両
2番 305m15両
1番 305m15両

所感

京葉線内では駅ごとの夜間留置状況にほぼ変化はありません新習志野から分割編成の出庫が1本減っただけです。

京葉線や武蔵野線の車両の本拠地である京葉車両センターにはまだ車両を留置する場所を拡張する余地があります。この余地を活かせば武蔵野線の車両を増備することも可能でしょう。

武蔵野線

西船橋
京葉209系M8両・E231系MU8両1本
メトロ車2本(6番,7番)
三鷹E231系地上10両1本

引き上げ線:10両2本(東西線・東葉高速線側とJR総武線側で1本ずつ)
駅名 番線 ホーム有効長
西船橋 9番 205m10両
10番 205m10両
11番 165m8両
12番 165m8両
船橋法典 1番 205m10両
2番 205m10両

市川大野
夜間留置設定なし

中線:600m30両1本
駅名 番線 ホーム有効長
市川大野 1番 165m8両
2番 165m8両
東松戸 1番 165m8両
2番 165m8両
新八柱 1番 8両
2番 8両
新松戸(武蔵野線) 3番 165m8両
4番 165m8両

南流山
夜間留置設定なし

中線:765m38両1本
駅名 番線 ホーム有効長
南流山 1番 165m8両
2番 165m8両
三郷 1番 165m8両
2番 165m8両
新三郷 1番 165m8両
2番 165m8両

吉川美南
夜間留置設定なし

駅名 番線 ホーム有効長
吉川美南 1番 165m8両
2番 165m8両
3番 165m8両
吉川 1番 165m8両
2番 165m8両
越谷レイクタウン 1番 165m8両
2番 165m8両

越谷貨物タ
京葉209系M8両・E231系MU8両2本

上下営業線の間にある引き上げ線:165m8両2本
その他貨物ヤードあり。
駅名 番線 ホーム有効長
南越谷 1番 165m8両
2番 165m8両
東川口 1番 165m8両
2番 165m8両

東浦和
夜間留置設定なし

中線:645m32両1本
駅名 番線 ホーム有効長
東浦和 1番 165m8両
2番 165m8両
南浦和(武蔵野線) 5番 165m8両
6番 165m8両
武蔵浦和(武蔵野線) 2番 165m8両
1番 165m8両
西浦和 2番 165m8両
3番 165m8両
北朝霞 1番 165m8両
2番 165m8両

新座
夜間留置設定なし

駅名 番線 ホーム有効長
新座 1番 165m8両
2番 165m8両

東所沢
京葉209系M8両・E231系MU8両19本

車庫
205m10両19本
洗浄入替線265m13両1本(洗浄出来るのは185m9両分)
駅名 番線 ホーム有効長
東所沢 1番 165m8両
2番 165m8両
3番 165m8両
4番 165m8両

新秋津
夜間留置設定なし

中線:645m32両1本
待避線:565m28両1本
駅名 番線 ホーム有効長
新秋津 1番 165m8両
2番 165m8両
新小平 1番 8両
2番 8両

西国分寺
夜間留置設定なし

中線:605m30両1本
駅名 番線 ホーム有効長
西国分寺 1番 12両
2番 12両
3番 165m8両
4番 165m8両

北府中
夜間留置設定なし

引き上げ線:345m17両1本
側線:545m27両1本
駅名 番線 ホーム有効長
北府中 1番 165m8両
2番 165m8両

府中本町
京葉209系M8両・E231系MU8両2本

引き上げ線:165m8両2本
駅名 番線 ホーム有効長
府中本町 1番 6両(ホームドア4ドア6両分)
2番 165m8両
3番 165m8両
4番 6両(ホームドア4ドア6両分)

所感

武蔵野線内も駅ごとの夜間留置状況に変化はありません

前年度の夜間留置の記事でも書いた通り、東所沢の車庫には留置線の本数を増やす余地があるように見えます。もし京葉車両センター内だけで車庫容量が収まらない場合は、東所沢に留置線を増やす工事が必要になるでしょう。

まとめ

ということで京葉線武蔵野線の夜間留置状況でした。

賛否両論あった京葉線のダイヤ改正ですが、本格的な改正は来年3月ということかと思います。果たしてどのようなダイヤ改正になるのか、次回ダイヤ改正内容の発表まで待ちましょう

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